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スイングトレードは初心者向け?デイトレードとの違いや基礎、やり方のポイントは

比較的大きな値動きの幅を狙ってトレードを行う方法を、「スイングトレード」と言います。短期でトレードを行うスキャルピングやデイトレードと比較すると、少し長い期間ポジションを保有します。

中長期的な長さにはなるため、相場を見て損切りなどの判断ができる人におすすめのトレード方法です。スイングトレードのやり方や、他のトレードとの違いについてわかりやすく解説していきたいと思います。

スイングトレードとは

スイングトレードは、中長期的な保有期間で値動きの上下のスイングを狙い、大きな値幅のときにトレードを行うやり方です。一般的には、エントリーからエグジットまで平均して5日間程度に渡ってポジションを保有し続けます。

なかには1週間ポジションを持ち続けるトレーダーもいれば、数ヶ月単位のトレーダーもいますが、期間だけに関わらないため、ポジションを保有し始めた当日に値幅が取れれば、その日のうちに手仕舞いすることもあります。ただし、値幅が大きくなるのはそうそう起こることではないので、日をまたいで取引を行うのが一般的です。

値幅が大きくなるタイミングを狙ったトレードになるため、他のデイトレードなどと比較すると、相場を常にチェックし続ける必要はありません。毎日決まった時間に相場の違いを確認する程度でも十分なことから、FXを始めたいと思っているものの、時間が取れずに困っている人にとっては、スイングトレードは精神的な負担が少なくトレードを楽しめるかもしれません。

また、中長期的な取引を行うスイングトレードの場合は、他の短期的なデイトレードやスキャルピングとは違い、トレンドがつかみやすい特徴もあります。例えば、スキャルピングでは相場の動きの一瞬一瞬を狙わなくてはいけません。

スイングトレードは初心者向け?デイトレードとの違いや基礎、やり方のポイントは

FX業者が提供している時間足で、軸をいろいろと切り替えてみるとわかります。長い時間足でみると上昇トレンドに見える市場でも、短期の時間足に切り替えてみると下落と上昇を小刻みに繰り返しながら動いていることもあります。

短期トレードになればなるほど、市場に張り付いていないと相場の動きを把握するのが難しくなります。そのため、スキャルピングやデイトレードは、そのときのトレンドをつかみにくいこともあり、ベテランのトレーダーでも失敗することがあります。

トレンドが読みやすく、ある程度の利益を獲得できるスイングトレードは、短いトレードとは違って比較的安心感のある手法として知られています。相場の流れを読み慣れていない人でも、利益を出せる人がたくさんいます。

スイングトレードのメリット

スイングトレードにはどんなメリットがあるのか解説していきます。

時間が取れない人でも安心

スキャルピングやデイトレードとは違い、数日から数週間程度ポジションを保有したままになります。そのため、常にチャートの動向を確認し続ける必要はありません。

トレーダーのライフスタイルによっても変わりますが、1日のなかで数回程度チャートを確認するだけの簡単なスタイルで始められます。日中は時間がなくて確認できない人は、朝にチャートを見ておけば十分かもしれません。また、トレードをしてみたいけど毎日の確認が続かない、飽き性という人でも無理なく続けやすいのが特徴です。

タイミング次第ですぐに結果が出る

トレードの結果が数日以内でわかることが多く、好条件が重なると大きな値上がりも期待できます。銘柄の組み合わせによっても変わりますが、短期間で値動きが予測できる銘柄に絞ってトレードを行います。

トレンドにさえうまくのれば、短期売買を繰り返すよりも1回あたりの利益の幅が伸ばしやすくなります。日をまたぐトレードにはなるので、ポジションを保有し続けることがストレスになる人には向かないかもしれません。

企業分析の必要がない

値動きの幅が大きいスイングトレードでは、上昇局面で決済できれば大きな利益を得るチャンスがあります。そのため長期トレードのような企業分析を必要とせず、テクニカル分析などの方法を学んでおけばトレードが始められるのもメリットです。

テクニカル分析とは、過去に発生した値動きをチャートで表すことによって、トレンドやパターンを把握しながら将来の動きを予想・分析することです。相場の動きを取引上のツールで視覚的に把握できること、自分の分析力次第で予測の精度を高められるなどのメリットもあります。

資金効率の良いやり方

スイングトレードは保有する期間は長くても数週間程度になります。長期トレードと比べると資金の効率がよく、資産を効率よく増やしやすいメリットもあります。長期トレードの場合、ある程度資金に余裕がある人でないとできません。資金効率がいいからこそ安心感もありますし、初心者でもトレードがしやすくなります。

スイングトレードのデメリット

スイングトレードにはどんなデメリットがあるのか解説していきます。

一時的なマイナスにどこまで耐えられるか

相場の大きな流れに乗ってトレードができたとしても、同じトレンドが続くとは限りません。自分が予測したトレンドと反対に動けば、含み損(=損失)を抱え続ける状態になってしまいます。

プラスに転じるまでポジションを維持し続けたくなりますが、そもそもプラスになるとは限りません。ある程度過剰金のなかでFXに挑戦しないと、マイナスが出たときに不安になってしまうこともあります。こういった不安にどこまで耐えられるのかも考えておきましょう。

レンジ相場との相性が悪い

FXでは一方方向に限らず、一定の価格をいったりきたりする相場のことを「レンジ相場」と言います。スイングトレードは、相場にある程度の方向性があり、流れに乗れないと利益に繋がりにくいデメリットもあります。

スイングトレードのメリット

レンジ相場はやり方が難しく、読み間違えてしまうと損失も大きくなってしまうため、初心者にはおすすめしません。また、レンジ相場が終わるときのタイミングで相場が大きく動く傾向があります。

それが上昇に転じるのか下降するのかを読めないと、後悔する結果になってしまうこともあります。相場との相性によっても利益のだしやすさが変わってしまいます。

スイングトレードの手法にはどんなものがあるの?

スイングトレードは短期のトレードではなく、ある程度ポジションを保有する中長期のトレード方法になります。では具体的にどんなトレードの手法があるのか、ご紹介していきたいと思います。

最小のポジションを常に保有する

スイングトレードの基本は、最小のポジションでも保有し続けておくことで利益に繋がることです。値幅の広いときにトレードを行うイメージのあるスイングトレードですが、利益のタイミングを逃してしまうと話になりません。

損切りが必要なときに最小限のリスクに留める方法でもあります。市場が上昇トレンドのときは「買いポジション」を保有して、下降トレンドのときは「売りポジション」を最小単位で保有します。スイングトレードでは、損切りの際はすべてのポジションを決済して残さないようにしましょう。

トレンドを読んだトレードを

スイングトレードに限った話ではありませんが、チャートのブレに左右されることなくそのときの相場の流れを見た売買ができるのが理想です。市場を見てトレンドのスタートはどこになるのか?また終わるタイミングはいつになるのかを見極めます。

十分なトレード経験がないと難しいかもしれませんが、「トレンドライン」を使ってある程度の傾向を読むこともできます。細かなブレで気持ちが左右されてしまうと、安定したトレードには繋がりません。トレンドを読むやり方を意識してみましょう。

時間足は中長期向けのものを

時間足の表示はトレーダーによっても好みがあると思います。スイングトレードはデイトレードのような短期で取引を行うものではないので、中長期的に適した時間足が使えるようにしておかなくてはいけません。

例えば、15分足などの短期で見ていると少しの変動でも大きな動きになってしまい、全体的なトレンドの動きが見えなくなってしまいます。初心者のうちは日足にして慣らしていくことをおすすめします。ある程度の大きな流れはもちろん、細かい流れも掴めるのは安心できます。

日足に慣れてきたら週足にして大きな値幅を狙ってみても良いかもしれません。時間足は好みやFXの経験の有無によっても違いますので、自身で調整していきましょう。

スイングトレードで利益を出すために注意してほしいこと

スイングトレードに挑戦して、どうやったら利益につながるのでしょうか。

まず「損切り」のタイミングを事前に決めておくことが必要です。トレンドを読み間違えてしまうと大きな損失が出る可能性もあります。

その損失が大きくなる前にポジションを決済し、損失を確定させます。どこまで含み損が出たら損切りをするのか、トレードをするまえに予め決めておきます。決断力がある人でもお金がかかっていると思うと、損切りができずに余計に損益を増やしてしまうこともあります。

スイングトレードで注意すること

他にもトレンドの動きが読めない相場は、あえて取引するのを控える勇気も必要です。反転のリスクがあるときは市場の様子を見て、大きな値動きにつながるのを待つことも忘れずに覚えておきましょう。

スイングトレードは過去の相場パターンを参考にすることもありますが、必ずしも合致するとは限りません。リスク管理をしっかりとできるのかどうかで、スイングトレードで利益を出せるかどうかが決まります。

まとめ

FXのスイングトレードは、短期のスキャルピングやデイトレードと比較しても安定したトレードができる方法です。1日1回の相場の確認でもできますし、FXを始めたいと思いつつも時間に縛られたくないと思っている人にも向いているトレード方法です。

スイングトレードを通して経験を積んでいくことで、確かな利益を出すことにも繋がります。FX初心者や、どんなトレード方法でやってみようかなと悩んでいる人は、スイングトレードも視野に入れつつ検討してみても良いのではないでしょうか。