「相場が歴史的暴落」「主婦がFXで100万円の損失」このようなネガティブワードが使われた投資関係のニュースは定期的に配信されます。あなたも記憶に残っている記事がいくつかあるのではないでしょうか。このイメージから「海外FXは怖いもの」として定着している傾向がありますが、決して怖いものではありません。
今回は、その理由をいくつか紹介します。怖いと感じている人向けに、低リスクで利益を狙う方法も紹介するので参考にしてください。
「海外FXは怖い」と感じる理由
海外FXは怖いと感じる理由はさまざまあるかと思いますが、恐らく「知らないから」というのが一番大きいと思います。例えば、何回か車を運転したことがある人であれば、車を運転するのを怖いとは感じないでしょう。しかし、車を運転した経験が少ない人は、車を運転するのが怖いと感じるのではないでしょうか。
旅行でも同じです。初めて行く場所は不安が付きまといますが、何回か訪れている場所であれば不安を感じることは少ないと思います。これらの特徴から、海外FXについてもある程度知識をつければ「怖い」という感情を抱くことは少なくなるでしょう。
FXでは6割の人が勝っているデータもある
海外FXを怖いと思っている人の中には、「勝てるイメージができないから怖い」と感じている人もいるでしょう。しかし、とある企業が行った調査結果によると、FXで利益を得ている人は約6割います。つまり、半分以上の人がFXで勝っています。
FXは決して勝率の低い投資ではありません。正しく運用すれば、あなたもFXで勝っていくことは十分に可能です。
海外FXは怖くないと言い切れる理由
海外FXは怖くないと言い切れる理由は、「自分でリスクをコントロールできるため」です。「資産を守ってくれる制度があるため」「借金を負わない制度があるため」という理由もあります。ここではそのような、海外FXは怖くないと言い切れる複数の理由を紹介します。
自分でリスクをコントロールできるため
「自分でリスクをコントロールできる」ということがイメージしにくい人は、「車」を想像してください。車には、アクセルとブレーキがあります。スピードが出て少し危ないなと感じたらブレーキを踏むでしょう。そのようにすれば、事故に遭遇するリスクを下げられます。
それと同じで、海外FXもブレーキをかけることができます。具体的には「損切り」や「資金管理」などが、海外FXでのブレーキに当たります。もちろん、リスクを取れる場所ではアクセルを踏んで強気で攻めることも可能です。
資産を守ってくれる制度があるため
海外FXには、「ロスカット」という機能が備わっています。ロスカットとは、一定の割合まで損失を負うと取引所が自動で取引を終了してくれる機能です。例えば、ロスカットの執行率が50%だとしましょう。投資資産は20万円あります。50%なので、10万円の損失を負うと取引強制終了機能（ロスカット）が起動します。
ロスカットのおかげでトレーダーは投資資産を全て失わずに済みます。例外もありますが、基本的にロスカットが搭載されているFX取引所を使えば、資産を全て溶かすことはありません。
借金を負わない制度があるため
海外FX取引所は、「ゼロカットシステム」という制度を取り入れています。ゼロカットシステムとは、投資資産以上の損失はFX取引所が負担するという制度です。例えば、投資資産10万円のトレーダーがいたとしましょう。運悪く100万円の損失を負ってしまいました。国内FX取引所であれば、不足している90万円分を取引所に支払わなければいけません。
しかし、ゼロカットシステムを導入している海外FX取引所であれば、90万円分は取引所が負担してくれます。つまり、トレーダーが負う損失は投資資産のみ（今回の場合は10万円だけ）です。投資資産以上の損失が出ても、それを支払う義務は発生しません。どれだけ損失を負っても借金を負わないという安心感があるのは、海外FXならではの強みです。
世の中の景気に左右されにくいため
株や仮想通貨など、現在はさまざまな投資商品があります。その中で、株や仮想通貨は世の中の景気に左右されやすいというデメリットがあります。しかし、海外FXは世の中の景気にあまり左右されません。なぜなら、扱っている商品が「法定通貨」だからです。
例えば、「景気が悪くなったから現在の100円が50円の価値になった」「景気がよくなったから現在の100円が500円の価値になった」このようなことは基本起こりません。もちろん多少の影響は受けますが、大きく影響を受けることはありません。いつでも比較的相場が安定しており、どのような景気でも利益を得ていきやすいのは海外FXならではの強みです。
たくさんの情報が出回っているため
海外FXは多くの人がやっている投資です。取引テクニックや上達方法など、現在はいろいろな情報が出回っています。無料の情報だけで月数十万〜数百万円稼いでいる人もいます。現在は常に教科書がある状態です。その教科書を活用すれば、十分勝っていけると考えられるので、「海外FXは怖くない」と言えます。
海外FXが怖い人向け！利益を出していく方法
海外FXは怖くないという理由を理解したら、次は利益を出していく方法を理解しましょう。例えば、「短期取引を実践する」「少額から始める」などです。「ポジションを持ち越さない」のも有効でしょう。ここではそのような、海外FXで利益を出していく方法を紹介します。
短期取引を実践する
海外FXは、大きく分けると「長期取引」と「短期取引」の2つがあります。長期取引は一度の取引でかなり大きな利益を得られるので、手を出す人が多いのですが、高いリスクが伴います。反対に短期取引は大きな利益は得られない半面、大きな損失を負う可能性もほぼありません。つまり、短期取引はローリスクで始められます。
まずは短期取引から始めて知識・経験を積むようにしましょう。慣れてきたら長期取引にもチャレンジしてみることをおすすめします。
少額から始める
海外FXで失敗する人の多くは、初めから大金をつぎ込みます。しかし、知識や経験が浅いうちは、負ける確率の方が高いので注意してください。初めは少額から投資しましょう。1,000円や3,000円あれば十分です。
このくらいの金額であれば、たとえ失敗しても大きなダメージにはならないかと思います。少額から始め、慣れてきたら取引する金額を上げていきましょう。
余剰預金で始める
海外FXに絶対勝てる方法はありません。投資である以上、損失を負うこともあります。そのため、お金が増えることだけでなく、お金が減ることも考えなければいけません。そこで大切になってくるのが、「余剰預金で投資をする」という考えです。
余剰預金であれば、最悪失っても生活に困ることはありません。間違っても生活費や借金などを投資に回してはいけません。強いプレッシャーがかかると逆に勝てなくなるので、必ず余剰預金で投資しましょう。
ポジションを持ち越さない
ポジションの持ち越しとは、日をまたいでポジションを保有することです。寝ないで取引するのであればひとつの選択肢としてよいですが、寝るのであればかなり危険です。寝ている間に相場が急変したら、多額の損失を負う可能性があります。特に、金曜日から月曜日にかけての持ち越しは絶対に避けましょう。
土日は取引所が閉まっているので、一切操作ができません。この間に相場が急変して損失が膨らんでも、見届けることしかできません。海外FX初心者にとって金曜日のポジション持ち越しは、かなりリスキーです。特別な理由がない限り、必ず金曜日のうちにポジションを手放しておきましょう。
レバレッジは低くする
レバレッジとは、資産を担保に資産以上の取引ができる便利な機能です。レバレッジを100倍掛ければ資産が100倍になるだけでなく、利益も100倍になるので、少ない資金で大きな利益を狙えます。しかし、レバレッジは損失にもかかるので注意しなければいけません。まずはリスクを下げるために2〜3倍のレバレッジで取引することをおすすめします。
取引ロット数は小さくする
基本的に取引ロット数とリスクは比例します。リスクを低くしたい場合は、取引ロット数も小さくしましょう。目安は投資資産の20分の1以下です。投資資産が5万円であれば、取引ロット数は1万通貨までに抑えるというイメージです。
予め損切りの予約注文を入れる
予約注文を入れておけば、チャートに張り付く必要はありません。チャートが指定した価格に達したとき、自動で取引を止めてくれます。損切りの予約注文を入れるだけでリスクをかなり低くできるので、この方法は非常におすすめです。
メジャー通貨を使う
ドル円やユーロドルなどのメジャー通貨は、比較的相場が落ち着いています。反対に、ポンド円やトルコリラ円などのマイナー通貨は、相場が荒れています。当然、リスクが低いのは、比較的相場が落ち着いているメジャー通貨の方です。大きな損失を負いにくいので、まずはメジャー通貨を使って取引してみましょう。
デモトレードを使う
デモトレードとは、仮想のお金を使って本番さながらの取引ができる海外FXの練習場です。どれだけ損失を負っても支払いの義務は生まれないので、まずはデモトレードから始めるのもひとつの手です。実際、デモトレードで自信をつけてから、本番の取引に臨んだ人も多くいます。
まとめ
今回は、「海外FXは怖い」と感じている人向けに解決方法を提案させていただきました。怖いという感情は、「知らない」というのが引き出しているものでもあります。そのため、海外FXについて知れば、今よりは怖くなくなると思います。
それでも怖いという人もいるでしょう。その場合は、少額から始めたりデモトレードから始めたりと、リスクが低い方法で海外FXにチャレンジしてみてください。