ローソク足を使ったFX取引手法20選!初心者でも今すぐ使えるやり方を紹介!

ローソク足を使ったFX取引手法20選!初心者でも今すぐ使えるやり方を紹介!

FXでトレードするにあたって、ローソク足は無視できません。ローソク足を使わずにトレードするのは、目を瞑ったまま運転するほど危険です。ローソク足を使えば、相場の状況を把握できるので適切なエントリー&決済ができるようになります。仮にエントリーが失敗したとしても、素早く対処できるのでリスク管理も上手くなるでしょう。

今回は、FX初心者なら身につけたい、ローソク足トレードのエントリー&決済の仕方を紹介します。有名な酒田五法のチャートパターンや使い方なども紹介するので、参考にしてください。

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ローソク足とは

ローソク足とは、為替レートの値動きが分かるチャートの一種です。ローソク足からは、以下4つの情報が得られます。

・始値:期間内で最初の取引価格
・終値:期間内で最後の取引価格
・高値:期間内で最も高い取引価格
・安値:期間内で最も安い取引価格

始値から終値までの範囲を「実体部」、実体部から伸びている細い線を「ヒゲ」と言います。また、始値よりも終値の方が高い場合は「陽線」、反対に始値よりも終値の方が低い場合は「陰線」と言います。設定や利用するFX取引所にもよりますが、一般的に陽線は赤色で、陰線は青色で表されます。表示されているレートは売り注文用のBidレートです。買い注文用のAskレートではないので注意しましょう。

ローソク足の見方について詳しくはこちらをご参考ください。
>ローソク足の基本的な見方からシグナルのポイントまで徹底紹介

ローソク足を使ったFX取引手法15選

1本のローソク足からはさまざまな情報を得ることができます。そのため、ローソク足を使えば立派なトレードができます。すべて挙げるとキリがないので、ここではFX初心者におすすめの取引手法を15種類紹介します。エントリーから決済までの具体的な流れも紹介するので、ぜひ今日のトレードで使ってみてください。

「はらみ線」の出現でエントリーするやり方

「はらみ線」の出現でエントリーするやり方

はらみ線とは、1本目のローソク足の実体に2本目のローソク足がおさまっているチャートパターンです。相場に動きがなくなり、買い勢力と売り勢力が拮抗していることを表しています。他にも以下のようなサインがあります。

・トレンドの最中に出現:トレンドの勢いが弱まってきている
・天井付近で出現:チャートが下落する可能性が高い
・底値付近で出現:チャートが上昇する可能性が高い

はらみ線を使う場合、以下の手順でトレードしてみましょう。今回は、買いでエントリーすると仮定します。

① 1本目に大きな陰線が出現したのを確認する
② 2本目に、小さなローソク足(陽線・陰線問わない)が出現したのを確認する
③ 3本目のローソク足が1本目のローソク足の高値を更新したタイミングで「買い」エントリー
④ 大きな陽線が出現したのを確認する
⑤ 2本目に小さなローソク足が出現したのを確認する
⑥ 3本目のローソク足が大きな陽線の安値を更新したタイミングで決済する

「抱き線」の出現でエントリーするやり方

「抱き線」の出現でエントリーするやり方

抱き線とは、1本目のローソク足が2本目のローソク足の実態に収まっているチャートパターンです。トレンドの転換を示唆しており、つつみ線とも言われています。抱き線で重要と言われているのは、陽の抱き線と陰の抱き線です。

陽の抱き線は、売りのサインとして使われます。これは、2本目の陰線が陽線の高値を一時的に更新したが、最終的に大きく下がった場合に現れるからです。そのため、これから買い勢力が伸び続ける希望は少なく、近いうちに下落するだろうと予測できます。陰の抱き線はこれの逆です。抱き線を使う場合は、以下の手順でトレードしましょう。

① 抱き線の出現を確認する(今回は買いでエントリーすると仮定)
② 3本目のローソク足が2本目のローソク足の高値を更新したタイミングで、買いエントリー
③ 陽の抱き線が出現したのを確認する
④ 3本目のローソク足が2本目のローソク足の安値を更新した場合、決済してポジションを手放す

「三手大陰線」の出現でエントリーするやり方

「三手大陰線」の出現でエントリーするやり方

三手大陰線とは、下落相場が発生しているときに3本の大陰線が出現するチャートパターンです。三手大陰線が出現した場合は、買い目線でのエントリーを検討しましょう。主に以下のような根拠があるからです。

・売り注文が大量に入った証拠であるため
・終値は前日比マイナスだが、始値は前日比プラスなので、少しずつ買い注文が入っていることが分かるため

三手大陰線を使ってトレードする際は、以下の手順でエントリー&決済しましょう。

① 三手大陰線の出現を確認する
② 4本目のローソク足が3本目の高値を更新したタイミングで買いエントリー
③ 上昇相場で三手大陰線が形成されたタイミングで決済する

三手大陰線を使ってエントリーする際は、必ず「底値付近」で出現しているか確認してください。高値圏で出現した三手大陰線は、「近いうちに下落する可能性が高い」というサインです。チャンスと捉えてロットを増やすと痛い目を見る恐れがあるので、注意しましょう。

「かぶせ線」の出現でエントリーするやり方

「かぶせ線」の出現でエントリーするやり方

かぶせ線とは、トレンドの転換を知らせるチャートパターンです。主に上昇トレンドの天井付近で、大陽線の後に陽線が続く形で出現します。かぶせ線は高値を更新するほど上昇しますが、その流れは長く続かず、反落して1つ前のローソク足の中間より下に終値をつけるという特徴があります。陰の包み線と形が似ていますが、根拠の強さが異なります。

かぶせ線は、陰の包み線よりも陰線の終値が高いのが特徴です。そのため、エントリーの根拠はかぶせ線の方が高い傾向にあります。かぶせ線を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済しましょう。

1.上昇トレンドを見つけ、トレンドの勢いが弱まっていることを確認する
2.かぶせ線の出現を確認する
3.新しいローソク足が前回のローソク足の安値を下回ったタイミングで売りエントリーする
4.下落トレンドの終了サインを確認したタイミングで決済する(サインの種類は問わない)

「たくり線」の出現でエントリーするやり方

「たくり線」の出現でエントリーするやり方

たくり線とは、下落トレンド中に出現するチャートパターンです。窓を開けており、下ひげが長いのが特徴です。たくり線からは、前日に発生した下落の流れを引き継いでスタートしたが、状況が一転し、買いが入り急反発したという情報を得られます。その証拠に、チャートは大きく盛り返した形をしています。たくり線を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済しましょう。

1.下落トレンド中にたくり線が出現したのを確認する
2.次のローソク足が陽線の場合、買いでエントリーする
3.上昇トレンドの転換サインが出たタイミングで決済をする

一般的には、たくり線の下ヒゲや直前の陰線が長いほど、トレンド転換シグナルの信頼性は高くなると言われています。そのため、勝率を高めたい人は下ヒゲや直前の陰線が長いたくり線のみを狙いましょう。稀ではありますが、陽線のたくり線が出現する場合もあります。その場合は、反発力が高いと判断してトレードしましょう。

「大陽線・大陰線」の出現でエントリーするやり方

「大陽線・大陰線」の出現でエントリーするやり方

大陽線とは、過去のローソク足よりも実体が大きい陽線のことです。上昇する力が非常に強い場合に現れます。そのため、当分は上昇トレンドが継続すると考えられるでしょう。大陰線とは、過去のローソク足よりも実体が大きい陰線のことです。下落する力が非常に強い場合によく出現します。

大陰線が現れた場合は、当分下落トレンドが継続するだろうと判断してください。どちらも、「トレンドの継続」を示すチャートパターンです。そのため、逆張りではなく、順張りでエントリーしていきましょう。大陽線・大陰線を使ってトレードする方法は、以下の通りです。今回は、買いでエントリーすると仮定します。

1.上昇トレンドが発生していることを確認する
2.大陽線が出現したのを確認する
3.次のローソク足が大陽線の高値を更新したタイミングで買いエントリーする
4.上昇トレンドの転換サイン、または大陰線が出現したタイミングで決済をする

「上影陽線・上影陰線」の出現でエントリーするやり方

「上影陽線・上影陰線」の出現でエントリーするやり方

上影陽線とは、上ヒゲが長い陽線 のことです。高値が終値よりも高い位置にあるのが特徴です。上影陽線は、始値から大きく上昇した後に下落したが、最終的な力は買い勢力の方が強かったことを意味します。高値圏での出現は下落のサイン、安値圏での出現は上昇のサインと言われています。

上影陰線とは、上ヒゲが長い陰線のことです。こちらも、高値が始値よりも高い位置にあるのが特徴です。しかし、上影陽線とは意味が異なります。上影陰線は、最終的な力は売り勢力の方が強かったことを意味します。上昇・下落のサインは、上影陽線と変わりません。上影陽線・上影陰線を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済しましょう。

1.上影陽線・上影陰線の出現を確認する
2.安値圏で出現した場合は次のローソク足が上影陽線・上影陰線の安値を下回ったタイミングで売りエントリーする(買いエントリーは逆)
3.トレンドの転換サインが出たタイミングで決済をする

「丸坊主」の出現でエントリーするやり方

「丸坊主」の出現でエントリーするやり方

丸坊主は、さらに3種類に分けられます。特徴やチャートから分かる情報を以下の表にまとめました。

特徴 チャートから分かる情報
丸坊主 ・始値と終値がフラット
・始値と終値は高値と安値と同じ価格
ひとつの相場が終了するまで、特定の方向に進み続けた
始値丸坊主 始値がフラット 初めは特定の方向に進み続けたが、最終的には反対の勢力が強くなった
終値丸坊主 終値がフラット 特定の方向に進み続ける前に逆の方向にチャートが動いた

丸坊主を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済しましょう。

1.丸坊主、始値丸坊主、終値丸坊主のいずれかの出現を確認する(今回は始値丸坊主が出現したと仮定)
2.強気と弱気、どちらの始値丸坊主が出現したのか確認する(今回は強気の始値丸坊主が出現したと仮定)
3.次のローソク足が始値丸坊主の高値を更新したタイミングで買いエントリーする
4.上昇トレンドの終了サイン、または弱気の丸坊主が出現したタイミングで決済する

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「トンボ・トウバ」の出現でエントリーするやり方

「トンボ・トウバ」の出現でエントリーするやり方

トンボとは、「T」の形をしたチャートパターンです。下ヒゲが長く、上ヒゲがないのが特徴です。トンボからは「買い勢力が強く、簡単には下がらない相場」という情報を得られます。そのため、「買い目線」で戦略を立てていきましょう。

トウバとは、「⊥」の形をしたチャートパターンです。上ヒゲが長く、下ヒゲがないのが特徴です。トウバからは、「売り勢力が強く、簡単には上昇しない相場」という情報を得られます。「売り目線」で戦略を立てていきましょう。トンボ・トウバを使ったトレード手法は以下の通りです。今回は、トンボが出現したと仮定します。

1.相場でトンボの出現を確認する
2.次のローソク足が、トンボの高値を更新したタイミングで買いエントリー
3.下落トレンドの終了を知らせるサイン、またはトウバが出現したタイミングで決済する

トンボ・トウバが天井圏、底値圏で出現したときはトレンド転換の信頼性が高くなるので、チャンスがあれば狙ってみてください。

「窓」の出現でエントリーするやり方

「窓」の出現でエントリーするやり方

窓とは、ローソク足とローソク足の間にできる隙間のことです。例えば、ローソク足Aの終値が100円、ローソク足Bの始値が100.10円だとしましょう。この場合は、10銭の窓が開いたことになります。

確実ではありませんが、窓は埋まる傾向があります。今回の例であれば、100円の方向にチャートが進むということです。この特性を利用して利益を得ていきましょう。窓を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済してください。

1.窓が出現したことを確認する(今回は、終値が100円のローソク足A、始値が100.10円のローソク足Bが形成されていると仮定)
2.ローソク足Bが形成されたと同時に売りでエントリー
3.チャートが100円付近まで下落したタイミングで決済する

窓が埋まると決済するトレーダーが増えます。一時的にチャートが反発するケースが多いので、余裕のある人はこの反発も狙いましょう。

「寄り付き坊主」の出現でエントリーするやり方

「寄り付き坊主」の出現でエントリーするやり方

寄り付き坊主とは、上ヒゲのみが出ている大陽線のことです。始値から上昇を続けたが、一時的に下落したことを表しています。寄り付き坊主は、上昇トレンドが形成されている際によく出現します。そのため、「買い目線」で戦略を立てるのが基本です。

しかし、チャートが急騰した際に出現した寄り付き坊主は、強いトレンドを表している場合もあれば、トレンドの転換を表している場合があります。どちらのサインなのかは、チャートがしっかり形成されるまで分かりません。そのため、相場が急騰したときに現れた寄り付き坊主をトレードの参考にする場合は、リスク管理を徹底しましょう。寄り付き坊主を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済してみてください。

1.寄り付き坊主の出現を確認する
2.次のローソク足が、寄り付き坊主の高値を更新したタイミングで買いエントリー
3.陽線の安値を割ったタイミングで決済をする

「大引け坊主」の出現でエントリーするやり方

「大引け坊主」の出現でエントリーするやり方

大引け坊主とは、下ヒゲのみが形成されている大陽線です。主に、底値圏で出現します。大引け坊主は、「買い勢力が非常に強い」ことを意味しています。この状況でポジティブな情報が出たりレジスタンスラインを突き抜けたりすると、チャートは大幅に上昇する可能性が高いでしょう。そのため、大引け坊主が出現した場合は、「買い目線」で戦略を立てていくことになります。

しかし、急激に売り勢力が強くなると、レンジ相場に突入する場合もあります。直近のチャートの動きを確認し、上昇する信頼性はどのくらい高いかを判断する作業は毎回怠らないようにしましょう。大引け坊主を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済してみてください。

1.大引け坊主の出現を確認する
2.次に出現したローソク足が、大引け坊主の高値を更新したタイミングで買いエントリー
3.形成されるローソク足が、安値を下回ったタイミングで決済をする

「寄せ線」の出現でエントリーするやり方

「寄せ線」の出現でエントリーするやり方

寄せ線とは、十字の形をしたローソク足です。始値と終値が同じであることを表しています。これは、「ポジションの移り変わり」によって起こります。例えば、買いポジションを保有している人が100人、売りポジションを保有している人が10人いるとしましょう。「そろそろ売りどきなのではないだろうか」と感じた人は決済をして買いポジションを手放します。買い勢力の一部が売り勢力に移行するため、勢力が均衡な状態ができ上がります。

この状況が続けば、いずれは下落トレンドが発生するでしょう。そのため、寄せ線が出現した場合は、トレンドの転換を意識して戦略を立てる必要があります。具体的な方法は以下の通りです。

1.寄せ線の出現を確認する(今回は売り目線と仮定)
2.次のローソク足が陰線であることを確認する
3.その次のローソク足が陰線の安値を下回ったタイミングで売りエントリー
4.下落トレンド終了のサインが出たタイミングで決済する

「毛抜き天井」の出現でエントリーするやり方

「毛抜き天井」の出現でエントリーするやり方

毛抜き天井とは、新しい高値が2本連続して出現するチャートパターンです。形成される高値は、全く同じ水準である必要はありません。ある程度、同じラインにあれば、毛抜き天井が形成されていると判断します。

基本的に、毛抜き天井はタイムフレームが短いほど出現する可能性が高まります。毛抜き天井を使ってトレードする場合は、移動平均線と組み合わせましょう。具体的なエントリー&決済手順は以下の通りです。

① 15分足でレートが移動平均線(21MA)の下に位置しているのを確認する
② 1分足も見て、ローソク足が移動平均線(21MA)の下に位置しているのを確認する
③ 新しい安値が形成されている、かつ、毛抜き天井が出現したタイミングで売りエントリー
④ 目標としている利幅が取れた時点で決済する

今回は、スキャルピングを例にしてトレードの手順を説明しました。そのため、利幅は5〜10pipsを目安にしましょう。

「毛抜き底」の出現でエントリーするやり方

「毛抜き底」の出現でエントリーするやり方

毛抜き底とは、新しい安値が2本連続して出現するチャートパターンです。毛抜き天井と同様に、2本の安値が全く同じ水準である必要はありません。同じ価格帯にあれば、毛抜き底が形成されていると判断しましょう。

毛抜き底は、短期の値動きやトレンドの転換点などをタイムリーに表す先行指標です。そのため、短期トレードと組み合わせて使っていくのが基本です。今回は、スキャルピングと毛抜き底を組み合わせた取引手法を紹介します。

① 15分足を見て、レートが移動平均線(21MA)の上に位置しているのを確認する
② 1分足もチェックし、ローソク足が移動平均線(21MA)の上に位置しているのを確認する
③ 新しい高値が形成されている、かつ、毛抜き底が出現したタイミングで買いエントリー
④ 相場の状況に関わらず、目標としている利幅(5〜10pipsがおすすめ)が取れたタイミングで決済をする

逆の手順でトレードを行えば、逆張りを仕掛けることもできます。

「酒田五法」を使った取引手法5選

酒田五法とは、日本古来の罫線の中でも最も古典的な相場分析方法です。「罫線分析の基本」として多くのトレーダーが利用しています。酒田五法は、以下5つのチャートパターンで構成されています。

・三山
・三川
・三空
・三兵
・三法

ここでは、それぞれのチャートパターンを使ってエントリー&決済する方法を紹介します。

「三山」でエントリーするやり方

「三山」でエントリーするやり方

三山(さんざん)とは、天井付近でチャートが上昇と下落を3回ずつ繰り返し、山のような形になっているチャートパターンのことです。三山からは、「高値の更新を3回試したが、全て失敗しているため、突破することはできないだろう」という情報を得られます。相場の反転を予測できるので、しっかり分析できれば、早い時点で新しいトレンドに乗れるでしょう。三山を使ってトレードする場合は、以下の手順でエントリー&決済してみてください。

1.相場を見て、三山が形成されているのを確認する
2.高値更新に挑戦した3回目のチャートが、下落に転じたタイミングで売りエントリーをする
3.下落トレンドが終了するサインが出現したタイミングで決済をする

リスクを抑えてトレードしたい場合は、チャートが下落に転じたタイミングではなく、ネックラインを割ったタイミングで売りエントリーしましょう。決済も1回目の反発で行うことをおすすめします。

「三川」でエントリーするやり方

「三川」でエントリーするやり方

三川(さんせん)とは、底値付近でチャートが上昇と下落を3回ずつ繰り返し、谷のような形になっているチャートパターンのことです。「3回安値の更新に挑戦したが、全て失敗しているため、突破するのは難しいだろう」という情報を得られます。

三川も三山と同じように、トレンドの転換を表すサインです。そのため、天井圏または底値圏で出現した場合は重要視しましょう。レンジ相場で出現した三川は信頼性が低いと言われているので、強く重要視する必要はありません。三川を使ったトレード手法は以下の通りです。

1.相場を見て、三川が形成されているのを確認する
2.安値の更新に挑戦した3回目のチャートが、上昇に転じたタイミング、またはネックラインを上抜けしたタイミングで買いエントリーをする
3.上昇トレンドが終了するサインが出現したタイミングで決済をする

エントリー根拠を強めたい人は、相場の過熱感を把握できるインジケーターと組み合わせて使いましょう。

「三空」でエントリーするやり方

「三空」でエントリーするやり方

三空とは、同じ方向に3つの窓が連続して出現するチャートパターンです。相場が反転する可能性が高い場合によく現れます。三空が形成されるにあたって、陽線と陰線が混ざっていたとしても問題はありません。注目すべきは、窓が開く方向です。FXで窓が3連続で開くことはほぼありません。そのため、三空が出現したときは、相場に強い方向性が生まれていると予測できます。

しかし、突発的な値動きであるケースが多いため、ほとんどの人は反発を狙って逆張りを仕掛ける傾向があります。このタイミングを狙って同じように逆張りを仕掛けましょう。上手く取引できれば、利益を得られます。具体的なエントリー&決済手順は以下の通りです。

① 三空の出現を確認する
② 窓が開いている方向を確認する(今回は、上に窓が開いていると仮定)
③ 3つ目のローソク足の安値を4つ目のローソク足が更新したタイミングで売りエントリーをする
④ すべての窓が埋まったタイミングで決済をする

「三兵」でエントリーするやり方

「三兵」でエントリーするやり方

三兵とは、陽線や陰線が3本連続で並んだチャートパターンのことです。非常に強い方向性を持っているため、三空と似ていますが、条件が異なります。三兵は、窓が開いていなくても問題ありません。しかし、3本全てが同じローソク足である必要があります。そのため、陽線→陰線→陽線のような形では三兵とは言いません。

また、これまでの酒田五法はトレンドの転換を意味してきましたが、三兵はトレンドの継続を意味します。そのため、逆張りではなく順張りで戦略を立てる必要があります。三兵は珍しいチャートパターンではないので、他のサインよりも多く出現するでしょう。三兵を使ったトレード戦略の一例は以下の通りです。

① 三兵の出現を確認する(今回は、大陽線が連続していると仮定)
② 3本目の大陽線がつけた高値を4本目のローソク足が更新したタイミングで買いエントリーする
③ 上昇トレンドが弱まったサインが出たタイミングで決済をする

「三法」でエントリーするやり方

「三法」でエントリーするやり方

三法とは、「買うべし、売るべし、休むべし」という3つの意味が込められているものです。まずは、具体的な取引手法を紹介します。

① レンジ相場が形成されているのを確認する
② 大陽線または大陰線の出現と、その後に通常の陽線・陰線が3本出現したことを確認する(今回は、大陽線が出現したと仮定)
③ 3本の陽線・陰線が、大陽線を越えていないことを確認する
④ 次に形成される大陽線が1本目の終値を超えたタイミングで買いエントリーをする
⑤ 上昇トレンドが終了するサインが現れたタイミングで決済をする

レンジ相場は「休むべし」の状況を表しています。その後に形成されるローソク足を確認し、買い・売りどちらかでエントリーするのが「買うべし・売るべし」です。三法は、レンジブレイクの方向性を示してくれるチャートパターンです。上手くエントリーすればトレンドの初動を掴め、大きな利益を得られるので、じっくり観察するようにしましょう。

ローソク足を使って取引する場合の注意点

ローソク足は、取引を手助けしてくれる便利なチャートです。正しく使えば、勝率がアップするでしょう。仮に間違ったエントリーをしても、損失を最小限に抑えられます。そのため、積極的にローソク足を使って欲しいのですが、間違った使い方をすると失敗する確率が高まります。それを防ぐための注意点を紹介するので、参考にしてください。

ローソク足のサインを過信し過ぎない

ローソク足を使って取引する場合、ローソク足のサインを過信しないように注意しましょう。サインは絶対ではありません。例えば、下降トレンドに転じやすい三山が現れたとしても、上昇する場合があります。そのため、必ず失敗することも頭に入れて戦略を立てましょう。

資金管理を徹底する

ローソク足を使って取引する場合、資金管理を徹底しましょう。先ほども説明しましたが、今回紹介した手法を使っても外れる場合があります。勝率100%を狙うのは不可能なので、失敗しても少ないダメージで済ませられるように資金管理を徹底しましょう。FX初心者は、投資ロットを投資額の10分の1~20分の1にすることをおすすめします。

他の情報も参考にする

ローソク足を使って取引する場合、必ず他の情報も参考にしましょう。例えば、ドル円が上がりそうなニュースが出ているのにも関わらず、三山が出ているからという理由で売りエントリーすると、失敗する場合があります。テクニカル分析よりもファンダメンタルの方が強い傾向にあるので、ネットニュースや新聞などの外部の情報を積極的に取り入れるようにしましょう。

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まとめ

今回は、ローソク足を使った取引手法を複数紹介しました。はらみ線や抱き線など、現在はさまざまなチャートパターンがあります。いきなり全てを覚える必要はありません。挑戦しやすい手法から手をつけ、自分に合っているか試してみましょう。

失敗するのが怖い人は、少額・小ロットから挑戦してみましょう。失敗してもダメージを最小限に抑えられます。それでも怖い人は、デモトレードで手法を試してみましょう。デモトレードであれば、実際のお金を失わずにトレードできます。初期費用・月額費用がかからないので、気軽に使ってみてください。