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順張りを味方に付けよう!FXの押し目買い・戻り売りについて解説!

順張りでトレードしていく方が利益を得やすいため、FX初心者は順張りでのトレードを勧められた経験がある方も多いのはないでしょうか。しかし、「チャートが上がっているから買いでエントリーする」「下がっているから売りでエントリーする」というだけでは、FXで勝ち続けていくことは難しいかもしれません。

そこで、順張りに加えて活用してみたいのが「押し目買い戻り売り」という手法です。

今回は、押し目買い・戻り売りについて「FXトレーダーとしてスキルアップしたい」「順張りで利益を得ていきたい」という方向けに解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

押し目買いと戻り売りとは

ここでは、押し目買いと戻り売りの概要を具体的に説明していきます。

押し目買いとは

押し目買いとは、上昇トレンド中にチャートが一時的に下がったところを狙って購入する方法です。上昇トレンドが続くと予想した場合に活用します。

戻り売りとは

戻り売りとは、下降トレンド中にチャートが一時的に上がったところを狙って購入する方法です。下降トレンドが続くと予想した場合に活用します。

押し目買い・戻り売りは基本的に「順張り」で使う

押し目買い・戻り売りは、基本的に順張り(チャートの流れに沿ってエントリーすること)で使います。チャートが一時的に逆に動いたタイミングを見計らって購入するため、「逆張りなのではないか」と考える方もいるかと思いますが、押し目買い・戻り売りはあくまでもトレンドに沿った取引を行う場合に使うため、逆張りではありません。

つまり、「この辺でトレンドが転換していくだろう」という考えのときに使う手法ではなく、「おそらくトレンドは継続するだろう」という考えのときに使う手法です。スキャルピングであれば、逆張りとして活用しても良いかもしれませんが、デイトレードやスイングトレードで押し目買い・戻り売りをする場合は、基本的に順張りで活用しましょう。

デイトレードやスイングトレードについては、こちらの記事も参考ください。
▼デイトレードについてはこちら
FXのデイトレードは初心者にもおすすめ!短期のスキャルピングとの違いとは
▼スイングトレードについてはこちら
スイングトレードは初心者向け?デイトレードとの違いや基礎、やり方のポイントは

押し目買い・戻り売りのメリット

押し目買い・戻り売りのメリットは、利益を伸ばしやすいことです。トレンドが発生すると、トレンドが終了する材料がない限り、基本的には一方向に進んでいきます。例えば、上昇トレンドが発生している場合は上昇し続け、下降トレンドが発生している場合は下降し続けるということです。

そのまま一方向に進んでいくことが多いため、押し目買い・戻り売りでエントリーすると、基本的には利益が増え続けていきます。長期トレードになればなるほど大きな利益が狙えるため、一度の取引で数十万円~数百万円の利益を得ることも不可能ではありません。

押し目買い・戻り売りのデメリット

押し目買い・戻り売りのデメリットはタイミングを間違えると損失に苦しむことです。押し目買い・戻り売りは、「このままトレンドが継続していくだろう」という予想のもと、チャートが一時的に上がった・下がったところを狙ってエントリーしていきます。しかし、状況によっては、トレンドがそこで終了してしまう場合があります。

例えば、上昇トレンドが継続すると考えて押し目を狙ったものの、チャートが上がることなくそのまま下降していったという感じです。その場合、トレンドは転換したと考えられるため、購入した通貨を保有し続けていると、損失が増えていきます。そのため、押し目買い・戻り売りする場合は、しっかりとタイミングを見極めることが大事です。

押し目買い・戻り売りのデメリットの対策方法

エントリーのタイミングを間違えると損失に苦しんでしまいますが、その場合は調整トレンドの転換を確認した後にエントリーして対策してみましょう。根本的に、押し目買い・戻り売りを失敗してしまう理由は、調整トレンド転換前にエントリーしているからです。

つまり、「このままトレンドが続くのかどうか分からない」というタイミングでエントリーしていることになります。今後の流れが読めない状態でエントリーしていることにより失敗しているのであれば、今後の流れが読めるようになってからエントリーすれば良いということになります。

そのタイミングが「調整トレンドの転換を確認した後」です。このように今後の見通しが立った状態でエントリーしていくことで、押し目買い・戻り売りで失敗することは少なくなるでしょう。

押し目買い・戻り売りの注意点

ここでは、押し目買い・戻り売りの注意点を具体的に説明していきます。

100%勝てるトレード手法ではない

押し目買い・戻り売りを活用したとしても、トレードで100%勝てる訳ではないので注意しましょう。根本的に、「この手法を使えばFXで100%勝てる」というものはありません。「100%勝てる」と謳っている業者がいた場合は十分注意しましょう。

なぜ100%勝てる手法が存在しないのかというと、相場は不規則に動くからです。確かに、「上昇トレンドは押し目を作って上昇していく」というようなある程度の法則はあるのですが、それはあくまでもトレーダー達が個人的に作っている法則です。

「○○である場合△△になる」という絶対的な法則はなく、政治状況や世の中の景気、そして投資家の考えなどによってチャートは不規則に動きます。そのときの状況に応じてトレードスタイルや手法を柔軟に変えていかなければいけないため、この手法を使えばFXで100%勝てるというものは存在しません。

完璧なタイミングを見極める必要はない

押し目買い・戻り売りをする場合、完璧なタイミングを見極める必要はありません。初心者の方で、よく100点のタイミングで押し目買い・戻り売りしようとしている方がいますが、基本的に100点のタイミングで通貨を購入できることはまずありません。

なぜなら、先ほども説明したとおり、相場は不規則に動くからです。どこのタイミングで入れば100点だったのかは、チャートが形成されてからしか分かりません。チャートが形成される前にベストなタイミングを予測するのは不可能であるため、「大体このラインを狙おう」とおおまかなタイミングでエントリーしましょう。

時間足別に見た押し目の特徴

ここでは、時間足別に見た押し目の特徴を具体的に説明していきます。

短い時間足は騙しが多い

1分足や5分足など、短い時間足は騙しが多いという特徴があります。騙しとは、一見、その方向に動いたと思いきや、すぐに反転してしまう現象のことです。例えば、調整トレンドが転換して直近の高値を超えた場合、多くのトレーダーは、上昇トレンドが継続すると考えます。

しかし、直近の高値を超えてすぐに、チャートが下落していくことがあります。これを「騙し」と言うのです。騙しが頻繁に起きると、どうしてもギャンブル的な取引が多くなります。そのため、短い時間足で押し目を狙う場合は、しっかりとタイミングを見極める必要があります。

長い時間足は騙しが少ない

1時間足や4時間足など、長い時間足は騙しが少ないという特徴があります。騙しが少ないと比較的予想通りの方向に進むことが多いため、取引しやすいと言えるでしょう。しかし、時間足が長くなればなるほど、エントリー回数は少なくなります。

4時間足以上ですと、1ヶ月間、一度もエントリーできなかったということも珍しくないので、頻繁にトレードしたい方は短い時間足で取引することをおすすめします。

押し目の判断方法

どこからどこを押し目というかは、トレーダーによっても多少異なるのですが、一般的にはトレンド中にチャートが逆方向に動いたタイミングを押し目と言います。例えば、上昇トレンド中はチャートが一時的に下降したタイミングが押し目ですし、下降トレンド中はチャートが一時的に上昇したタイミングが押し目です。

押し目の判断に迷う場合はテクニカル指標を活用しよう

「押し目を狙おう」といっても、押し目を見極めるのは難しいものです。そのため、ここでは押し目の判断に迷った場合に活用してみたいテクニカル指標(相場を予測するための指標)を紹介していきます。

ボリンジャーバンド

おすすめしたいテクニカル指標1つ目は、「ボリンジャーバンド」です。ボリンジャーバンドとは、「チャートはこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を活用したテクニカル指標です。

トレンドが発生している場合は、バンドの幅が広くなり、調整トレンドに入るとバンドの幅が狭くなる傾向があります。バンドの幅が狭くなってきたところを注目し、終値が±2σをはみ出した場合、トレンドを追ってエントリーしてみましょう。

移動平均線

おすすめしたいテクニカル指標2つ目は、「移動平均線」です。移動平均線とは、一定期間の終値と平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフで、値動きに敏感に反応するため、売買シグナルが早く出るという特徴があります。

短期移動平均線と長期移動平均線の2つがあるのですが、使い方はとても簡単です。基本的に短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けた場合は「買い」、反対に上から下に突き抜けた場合は「売り」です。

一目均衡表

おすすめしたいテクニカル指標3つ目は、「一目均衡表」です。一目均衡表とは、買いと売り、どちらが優勢なのか一目で分かるテクニカル指標です。基準線と転換線、2種類の線があるのですが、使い方は移動平均線と同じく非常に簡単です。

転換線が基準線を下から上に突き抜けた場合は「買い」、上から下に突き抜けた場合は「売り」のサインです。

押し目買い・戻り売りで大きなトレンドの波に乗ろう

今回は、押し目買いと戻り売りについて解説してきました。押し目買いと戻り売りは、大きなトレンドに乗るために使う戦略です。上手くエントリーできれば、一度の取引で大きな利益が得られる場合もあるでしょう。

しかし、エントリーするタイミングを間違えてしまうと、逆に大きな損失を負うことになります。そのため、押し目買い・戻り売りをする場合は、「エントリーするタイミング」が重要です。「どこでエントリーすれば良いのか分からない」という方は、今回紹介したテクニカル指標を活用し、適切なエントリーポイントを見つけてみましょう。