「FX=ギャンブル」は間違い!?FXとギャンブルの違いを説明します

「FXはギャンブルだ」「FXは投資だ」ということは、いつの時代も言われます。今回は、その疑問を解消するためにFXとギャンブルの特徴を紹介しながら、それぞれの違いについて説明します。ギャンブル性が高いFXのやり方も紹介するので、失敗を防ぎたい人は参考にしてください。低リスクでFXをする方法も紹介します。

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実は奥が深い「ギャンブル」という言葉

ギャンブルという言葉は、今では当たり前のように使われます。しかし、いまいち意味を理解していない人もいるのではないでしょうか。FXとギャンブルの違いを知る前に、まずはギャンブルの意味について理解しましょう。その他に、ギャンブルと賭博の違いや法律的なギャンブルの定義などについても説明します。

日本で言う「ギャンブル」とはどんなもの?

日本で言うギャンブルは、公営それ以外の2種類に分けられます。公営ギャンブルと呼ばれているのは、以下の5つです。

・中央競馬
・地方競馬
・競輪
・競艇
・オートレース

それ以外のギャンブルとしては、以下のようなものが当てはまります。

・パチンコ・パチスロ
・宝くじ、ナンバーズ、サッカーくじ
・カジノ
・賭け麻雀・賭け将棋
・スポーツやカード関係の賭博

「賭博」と「ギャンブル」の違い

英語においてギャンブルは賭博という意味を持ちます。そのため、賭博とギャンブルは同じ意味です。しかし、日本では違法性のある賭けごとのことを賭博という傾向があります。例えば、野球賭博やバカラ賭博などが賭博行為に当てはまります。賭博を行うと賭博罪に問われ罰則を下される可能性があるので注意しましょう。

一方で日本では違法性のない賭けごとのことをギャンブルという傾向があります。例えば、競馬や競輪、オートレースなどです。

法律的な「ギャンブル」の定義

法律的なギャンブルの定義とは、公営競技やパチンコ屋に係る遊技その他の射幸行為のことを指します。これらにのめり込み日常生活、または社会生活に支障が生じるとギャンブル等依存症に認定されます。

ギャンブルの定義について詳しくはこちらをご参考ください
>ギャンブル等依存症対策基本法 第一章 総則 第二条

FXはギャンブルにはあたらない!?

法的に見ると、FXはギャンブルの一種として見なされる可能性があります。「その他の射幸行為のひとつ」に該当する可能性が高いからです。しかし、FXは投資としての側面も持ち合わせています。事実、FXを活用して上手く資産運用している人もいます。ここでは、FXがギャンブルとは異なる理由について説明するので、参考にしてください。

合理的根拠の有無

基本的にギャンブルは、運やタイミングなどを味方につけて勝っていきます。競馬で血統を根拠に順位を予想することもありますが、合理的な判断とは言えないでしょう。カジノでは判断材料がさらに乏しいので、まともに予測を立てるのは難しいと言えます。

一方で、FXには予測を立てる上での判断材料がたくさんあります。例えば、直近のニュースや過去のチャートパターンなどです。仮にA国が金利を上げると報道すれば、将来その国の通貨の需要は高まることが予想されます。そのため、今からA国の通貨ペアを購入して値上がりを期待しておくのは根拠に基づいて建てられた予測と言えるでしょう。

期待値にも違いがある

期待値とは、投じたお金に対してどのくらいのリターンが見込めるかという理論上の利益額のことです。基本的に多くのギャンブルは、期待値がマイナスになるように作られています。ギャンブルには必ず主催者が存在し、その主催者が一定の利益を得られるように仕組まれているからです。投じたお金の一部が主催者に流れるため、総額以上のリターンが生まれることは絶対にあり得ません。

一方で、FXでは投資先の価値が上がり続ける可能性があります。そのため、期待値の前提がマイナスになることはありません(厳密には期待値自体が存在しない)。ゼロから始まるゲームなので、比較的公平と言えるでしょう。

FXの利益を得る仕組みにギャンブル性はない

FXで利益を得る仕組みは、通貨ペアを安いタイミングで買って値上がりしたら売却するという非常にシンプルなものです。食材を売っているスーパーやコンサートの物販などをイメージすると分かりやすいでしょう。

購入時と売却時の差額で利益を得る投資方法なので、パチンコや競馬などのギャンブルとは根本的に仕組みが異なります。なお、FXでは先に売って安くなったタイミングで買い戻す「空売り」で利益を得ることもできます。

同じFXでも短期投資はギャンブル性が高い

FXの中にある取引手法は、大きく短期取引と長期取引の2種類に分けられます。長期取引は、世界情勢や各国の経済状況などを加味して戦略を立てるため投資としての側面が強いのですが、短期取引はギャンブルとしての側面が強いので注意しましょう。短期取引は運やタイミングなどの不確定要素が強く関わってくるからです。

一般的に、短期取引は投機と言われています。知らない状態で取引をするのは危険なので、ここの理解だけはしておきましょう。

FXがギャンブルと同一視されてしまう理由

FXとギャンブルは、よく同一視されてしまいます。確かに似ていますが、異なる部分が多いので間違わないようにしましょう。正しく理解しておくために、ここではFXがギャンブルと同一視されてしまう4つの理由について説明します。昔と現在では見え方が異なる部分もあるので、確認しておきましょう。

昔はギャンブルのように使われていたため

昔は、海外FXの法律がしっかり定まっていませんでした。そのため、海外FXが誕生して間もない時期は、かなり危ない使われ方をしていたと言われています。海外FXの抜け道を使って投資資産を全額投じるという人もいたようです。その時のイメージを持っている人は、恐らく今も「海外FX=ギャンブル」と思っているのでしょう。

参入障壁が低く負ける人が多いため

海外FXは簡単な条件を満たせば、誰でも始められます。審査もありますが、本人確認のような審査なので、基本的に誰でも通過します。これにより「本気で勝ちたいと思っていない人」も参入できているのが現状です。

そうなれば、当然負ける人の数も多くなり、「多くの人が負ける=ギャンブル」と考える人も出てきます。そのため、「海外FXはギャンブルだから危ない」と言われるようになっています。

レバレッジが間違って使われることが多いため

レバレッジとは、投資資産を担保にそれ以上のお金を動かせるシステムのことです。例えば、5万円の投資資産があるとしましょう。これに100倍のレバレッジをかけるとします。その場合、500万円あるとみなしてトレードができます。

しかし、レバレッジは投資資産のみならず、利益と損失にもかかります。つまり、レバレッジを100倍かけたら、利益も損失も通常の100倍になります。これを知らずに500倍、1,000倍とレバレッジをかけている人が多くいます。

ハイレバレッジ自体は悪いものではありませんし、ハイレバレッジでもリスクは低くできますが、間違った使い方をすると危険なものになります。間違った使い方をして大負けしている人が多いため、世の中からは「海外FX=ギャンブル」と言われるのでしょう。

為替を予測するのは難しいため

確実に予測して当てることはできないため、海外FXはギャンブルだと言われています。しかし、未来は簡単には読めません。自分でビジネスをする場合も、その会社が当たるとは限りません。何をするにしても未来を当てるのは難しいと思います。しかし、難しいからこそ当てたときのリターンは大きいはずです。

FXで正しく投資する方法

確かに、FXを間違った方法で使うとギャンブルのような危険なものになります。実際、かなりの数の人がFXで数百万円〜数千万円の損失を負っています。しかし、投資という側面もあるため、しっかりと知識をつけて正しく扱えば比較的安全に資産を運用できます。これからFXを始める人は正しいやり方で資産の増加を目指しましょう。

少額から始める

正しく投資をしたい場合は、「少額から始める」ようにしましょう。海外FXは、簡単な投資ではありません。当然、初心者のうちは失敗することの方が多いでしょう。少額から始める意味はここにあります。

それは、失敗したときのリスクを極限まで小さくできることです。数百円〜数千円の損失であれば、あまり痛いダメージにはならないかと思います。こうして失敗を繰り返しながら経験を積んでいくと、いずれ勝ち筋が見えてくるので、そのようになったら投じるお金を増やしていきましょう。

勉強をする

勉強して知識を蓄えることで「根拠のあるトレード」ができるようになります。根拠を強くしていけば、ギャンブルのような取引にはなりません。多くの人は勉強をしないので、ギャンブル要素の強い取引をしてしまいます。最近はWebサイトや動画配信サイトなど、無料で勉強できる環境が整っています。活用してたくさん勉強しましょう。

目標を立てる

目標を立てないでトレードするのは、地図を持たないで冒険するようなものです。行き当たりばったりのトレードでは、勝っていけません。まずは「1ヶ月でいくら稼ぎたいのか」を明確にしましょう。

例えば、1ヶ月で5万円稼ぎたいという目標を立てたとします。海外FXは平日のみトレードできるので、取引できるのは22日です。この場合、1日あたり約2,273円を稼げば、目標金額を達成できます。

このように目標を明確にすると、今やるべきことが分かってきます。自分のトレード方法についても真剣に考えるようになるので、自然と根拠のあるトレードができるようになります。

戦略を立てる

戦略は目標を立てた後に考えましょう。先ほどの例で言えば1日2,273円稼ぐためには、どうしたらよいのか戦略を立てることが大切です。トレンドに乗って稼ぐのか、それとも相場の急変を狙って逆張りした方がよいのか、いろいろな戦略が考えられます。

ひとつの例として、1日2,273円を稼ぐのであればロンドン時間以降を狙ったデイトレードがおすすめです。1万通貨分のポジションを購入して20〜30pipsほど利益を取れば目標を達成できます。戦略を立てる際はなるべくリスクが低い方法で目標を達成できないか、考えるようにしましょう。

トレードルールを徹底する

トレードルールは、ブレを作らないために必要です。例えば、「自分はトレンド発生時のみしかトレードしない」と決めたとしましょう。こうすれば、それ以外の相場は無視できるので、勝率は自然と高くなります。なぜなら、無駄なエントリーが減るからです。

FX初心者には、資金管理関係のトレードルールもおすすめします。例えば、投資資産の3%の含み損が発生したら損切りをするというイメージです。資金管理を徹底できれば、負けにくいトレードが実現します。

根拠を持ってエントリーする

これは「勝率を高める」ために大切です。海外FX初心者ほど、根拠のない理由でエントリーすることが多い傾向にあります。なぜなら、根拠を見つけるのは難しいからです。しかし、大変なことを避けていれば、根拠がなくギャンブルになってしまうので、勝ち続けるのは難しいでしょう。

何も難しい根拠を作る必要はありません。簡単な根拠でもよいので、しっかりと運要素を排除してエントリーするようにしましょう。

勝率の高い場所でのみエントリーする

実は、海外FXで勝っている人ほど、エントリー回数は少ない傾向にあります。反対に海外FXで負けている人ほど、エントリー回数は多い傾向にあります。なぜなら、負けている人は「無駄なエントリーが多い」からです。

反対に、勝ち続けている人は勝率の高い場所でのみエントリーするので、エントリー回数は少ないものの、1回の取引で得る利益はかなり多いものになります。取引したい気持ちをグッと抑えて、ここぞというタイミングを狙うようにしましょう。

トレード結果を分析する

トレード結果を分析することでかなりレベルアップするので、時間を作ってできる限りやりましょう。トレード結果の分析をすると、自分の得意・不得意が分かってきます。そこまでくれば、後は得意な部分を伸ばすだけです。不得意の部分は「エントリーしない場所」と決めましょう。

まとめ

今回は、FXとギャンブルの違いについて説明しました。FXとギャンブルは、確かに似ています。しかし、合理的根拠の有無や期待値など詳細を確認すると異なる部分がたくさんあるので注意しましょう。

利益を得る仕組みもFXとギャンブルでは異なります。FXは、各国の経済状況や直近のチャートパターンなどを確認して、将来の値動きを予測する投資です。しっかり分析・取引をすればギャンブルよりもリターンを得られる可能性が高いので、資産を増やしていきたい人にはおすすめできます。ぜひチャレンジしてみてください。