トレーダーには2種類の人間がいます。それは、有り金を全て溶かす人とそうでない人です。同じトレーダーなのにも関わらず、一体何が違うのでしょうか。今回は、海外FXで有り金を全て溶かす人の特徴を紹介します。もちろん、資金を溶かさない方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「海外FXで有り金を溶かす」の意味
「海外FXで有り金を溶かす」の意味は、投資資金を全てなくすことです。例えば、投資資金として10万円あったとしましょう。何回か取引を繰り返して、投資資金は0円になりました。これが「有り金を溶かした」という状態です。「退場」や「ゲームオーバー」などと呼ばれることもあります。
海外FXで資金を溶かす人の特徴
海外FXで資金を溶かす人は、似たような特徴を持っています。例えば、「勘で取引をしている」「計画性のない取引をしている」などです。「リスク管理を考えていない」「適当に取引をしている」などの特徴もあります。ここではそのような、海外FXで資金を溶かす人の特徴を説明します。
勘で取引している
基本的に投資は戦略を組んで行うものです。しかし、勘で取引しているということは、ギャンブルをしているのと同じです。「当たるか外れるか分からないが投資してみる」という姿勢なので、これで勝ち続けるのは非常に難しいでしょう。実際、ギャンブルのような取引で勝ち、利益を出し続けている人は今のところいません。
計画性のない取引をしている
相場の状況や資金状況などお構いなしに、思いのまま取引している人は高い確率で有り金を溶かしています。結局、これもギャンブルのような取引になっているからです。FXに限らず、しっかり計画を立てて物事を進めなければ、上手くいくことはありません。
リスク管理を考えずに取引している
リスク管理とは、損切りや資金管理などが挙げられます。現在の相場状況を見てポジションを減らしたり撤退したりと、リスク管理をしていない人は高い確率で資金を溶かすでしょう。投資に絶対はありません。しっかりリスク管理をしてお金を賭け続ける必要があります。リスク管理をしない取引はブレーキのない車を運転しているのと同じなので、非常に危険です。
やみくもに取引している
よく、ポジションを常に持ち続けている人は「ポジポジ病」と呼ばれています。このポジポジ病に当てはまる人は、無駄なエントリーをしている可能性が高いので注意してください。無駄なエントリーが多ければ、当然有り金が溶ける確率は高まります。
プロのトレーダーはエントリー回数が少ない傾向にあります。ここぞというタイミングにのみ絞っているからです。やみくもに取引している人は、一旦自分の取引を見つめ直して、勝率の高い場所にのみお金を投じるようにしましょう。
大きな利益だけを狙って取引している
「一撃100万」「1ヶ月で1,000万円」このような華やかな実績を見たことがある人もいると思います。非常に憧れるかと思いますが、しっかりリスクも考慮しなければいけません。投資のリスクとリターンは基本的に比例します。つまり、一撃100万円の利益を得た人は、一撃で100万円の損失を負う可能性もあったということです。
月収1,000万円を得られる可能性は、同時に1ヶ月で1,000万円を失うリスクがあることになります。しっかりリスクとリターンを天秤にかけて、無理のない取引を心がけていきましょう。
意味なくレバレッジを高めて取引している
レバレッジは非常に便利な機能です。上手く扱えば、少ない資金で大きな利益を得られます。実際、レバレッジを上手く活用して、数十万円の元手を数千万円に増やしたトレーダーもいます。しかし、上手く使わないと、資産を溶かす確率を高める機能にもなり得るので注意してください。
とにかくたくさんの利益が欲しいからという理由で、常にハイレバレッジ取引をしていると高い確率で資産を溶かしてしまいます。まずは、2〜3倍のレバレッジから始めて、慣れてきたらレバレッジを高めていくようにしましょう。レバレッジを高める際、相場の状況も考慮してください。
知識がない状態で取引している
FXに限ったことではなく、知識がない状態で何かをすると高い確率で失敗します。知識なく車を運転すれば、高い確率で事故を起こしてしまいますし、知識なく料理をすれば高い確率で失敗するでしょう。それと同じく、勉強せずに取引すると高い確率で有り金を溶かしてしまいます。
現在は、Webサイトや動画配信サイトなどを使えば、無料で勉強できます。忙しい人が多いと思うので、少しずつでも構いません。正しい知識を身に付けていきましょう。
マイルールがない状態で取引している
軽視されがちですが、海外FXで勝っていくためには「マイルール」が必要です。プロのトレーダーを見ると分かりますが、必ずマイルールを決めています。なぜマイルールが必要なのか、それは無駄な取引を減らせるからです。例えば、ドル円でしか取引しないというマイルールを決めたとしましょう。こうすると、ドル円以外で負う損失を完全にゼロにできます。
たったこれだけでも、有り金を溶かす確率を下げることができます。何かひとつでよいので、マイルールを決めましょう。
海外FXに刺激を求めている
投資は、本来かなり地味なものです。1日や1ヶ月で数百万円〜数千万円増えるものではありません。しかし、派手な情報ばかり取り上げられているので、FX=派手な投資というイメージになっていることがあります。もちろん、これを実現させることもできますが、それには高いリスクが伴うので注意しなければいけません。
海外FXをひとつの娯楽として捉えるなら、刺激を求めてもよいと思います。しかし、継続的に勝ち続けたいのであれば、刺激は求めないようにしましょう。利益を地道にコツコツと積み上げている人が、結果的に多くの資産を築いています。
海外FXで資金を溶かさない方法
海外FXで資金を溶かしたくない人は、海外FXについて知るようにしましょう。いろいろな知識を取り入れたり相場の分析方法を学んだりするのも大切です。ここではそのような、海外FXで資金を溶かさない方法を紹介します。
海外FXについて知る
海外FXについて全く知らないのとそうではないのとでは、今後の勝率に影響してきます。当然ですが、少しでも海外FXのことを知っている人の方が勝てる確率は高まります。何から知ればよいのか分からない人は、まず基礎用語を覚えてみましょう。それが終わったら、次は海外FXで利益を得られる仕組みを調べてみてください。
いろいろな知識を取り入れる
知識を蓄えれば、その分失敗するリスクを下げられます。Webサイトや動画配信サイトなどを活用して、勉強しましょう。少しお金を出せるのであれば、書籍がおすすめです。書籍は、順序立てて分かりやすく情報がまとめられています。FX初心者でも理解しやすいので、1〜2冊買ってみてください。
相場の分析方法を知る
いろいろな分析方法がありますが、初心者は「テクニカル分析」をマスターしましょう。テクニカル分析は短期取引から長期取引まで、幅広く使える相場分析方法です。非常に万能型の相場分析方法なので、覚えておいて損することはありません。余裕があったら、「ファンダメンタルズ分析」についても調べてみましょう。
取引する際のマイルールを決める
少し前の段落でも説明しましたが、マイルールをひとつ決めるだけで有り金を溶かすリスクをグッと下げられます。「ドル円でしか取引しない」「無理な取引は絶対にしない」このように簡単なもので構わないので、何かひとつマイルールを作りましょう。
必ず損切りのタイミングを決める
これをすれば、有り金を溶かす心配はほぼなくなります。なぜなら、有り金を溶かさないように、負う可能性のある損失をコントロールできるからです。エントリーと同時に損切りの予約注文も入れましょう。
少額から始めて経験を積む
少額から始めれば、仮に失敗しても小さな損失に抑えられます。失敗してもすぐやり直せるので、たくさん経験を積むことができます。お金を1円もかけたくない人は、デモトレードを活用しましょう。デモトレードであれば、仮に損失を負ってもそれを支払う必要はありません。ノーリスクで経験を積めるので、非常におすすめです。
有り金を溶かしたくないなら「海外FX」がおすすめ!その理由は?
心配性な人は、どれだけ対策しても心配でしょう。その場合は、海外FXの利用をおすすめします。それは、借金を負わないシステムが確立しているためです。小さな金額で取引できたりロスカットの執行率が低かったりするのも、海外FXのメリットです。ここではそのような、海外FXをすすめる理由を紹介します。
借金を負わないため
国内FXの場合、有り金を溶かした挙句、借金も負うというケースがあります。なぜなら、国内FXは「追証」という仕組みが採用されているからです。しかし、海外FXに追証は採用されていません。「ゼロカットシステム」という仕組みが採用されています。
ゼロカットシステムとは、投資資金以上の損失を取引所が負担してくれるシステムです。これにより、多額の損失を負っても借金を負うことはありません。
小さな金額で取引できるため
そのときの状況にもよりますが、海外FXは数百円から投資を始められます。投じているお金が少額であれば、負う損失は数十円程度に抑えられます。これであれば、有り金を全て溶かすことはほぼありません。海外FXを使えば、安心して強気に攻められます。
ロスカットの執行率が低いため
国内FXでは、ロスカットの執行率が100%に近いこともあります。しかし、海外FXの場合、大抵は30%以下です。ロスカットの執行率が低ければ低いほど、ロスカットされにくいことを意味します。つまり、強制決済による損失を負いづらくなります。
損失を確定させなければ、いつか利益に変わる可能性があります。ロスカットによって有り金を全て溶かした人もいるので、ロスカットの執行率が低いのは非常にうれしいポイントです。
まとめ
今回は、「海外FXで有り金を全て溶かす人の特徴」を説明しました。いろいろな人がいますが、基本的に「ギャンブルのような投資」をしている人は高い確率で有り金を全て溶かす傾向にあります。
短期的に遊びたいのであればそれでもよいですが、長く勝ち続けられる本物のトレーダーを目指したいのであれば、地道に実力をつけていきましょう。結果的にそのような人が1億円以上の利益を得ています。