海外FXのトレンド相場とは?レンジ相場との違いや海外FX初心者におすすめの理由について

FXの相場には、レンジ相場とトレンド相場の2種類の相場があります。大きな利益を得るためには、「トレンド相場」を攻略していくことが必要です。今回は・トレンド相場の知識や特徴、メリットとデメリットについて解説していきます。

トレンド相場の基礎知識

それでは、トレンド相場について解説していきます。

トレンド相場とは

トレンド相場とは、チャートが一方向に進んでいる相場のことです。そして、相場が上に進んでいる場合は「上昇トレンド」、相場が下に進んでいる場合は「下降トレンド」と言います。

レンジ相場との違いは「チャートの動き方」

トレンド相場とレンジ相場の違いは、チャートの動き方にあります。トレンド相場は上下のどちらか一方向に進んでいくのに対して、レンジ相場はほぼ真横に進んでいきます。

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FX投資の世界ではレンジ相場が7割と言われているため、基本的にレンジ相場の方が多く現れます。海外FX初心者なら、レンジ相場についても合わせてしっかり覚えておきましょう。

レンジ相場についてはこちらをご参考ください。
>海外FXトレーダーなら覚えておきたいFXのレンジ相場とは?

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トレンド相場の特徴

トレンド相場の特徴について解説していきます。

上昇トレンド相場の特徴

上昇トレンド相場の特徴は、押し目をつけながら上昇していくことです。押し目とは、チャートが上昇する途中に生まれる一時的な下降のことです。

上昇トレンド相場は「上昇→押し目→上昇→押し目→上昇」という順番で形成されていきます。上昇トレンド中にエントリーしていく場合は、基本的にこの「押し目」のタイミングでエントリーしていくと良いと言われています。

下降トレンド相場の特徴

下降トレンド相場の特徴は、戻り目をつけながら下降していくことです。戻り目とは、チャートが下降する途中に生まれる一時的な上昇のことです。

下降トレンド相場は「下降→戻り目→下降→戻り目→下降」という順番で進んでいきます。下降トレンド中にエントリーする場合は、基本的に「戻り目」が形成されたタイミングでエントリーしていくと良いと言われています。

トレンドは明確な材料が出るまで継続していく

基本的にトレンド相場は、明確な材料が出るまで継続していくものとされています。明確な材料とは、「主にテクニカル分析の結果」や「世の中の経済状況・景気」などが挙げられます。

また、各種SNSなどで「そろそろトレンドが終わる」と発言している海外FXトレーダーもいます。そういった意見はすぐに取り入れるのではなく、「なぜ終わると言っているのか」をしっかり考えて見極めるようにしましょう。

押し目と戻り目の特徴

トレンド相場は、押し目や戻り目を作りながら一方向に進んでいくと説明しましたが、押し目や戻り目には、同じようなポイントでつけていくという特徴があります。

押し目や戻り目がついたポイントと過去のチャートを見比べてみてください。おそらく、過去にも何度か同じタイミングで押し目や戻り目がついているはずです。そのため、過去の押し目や戻り目を分析して、次はどのタイミングで押し目や戻り目がつくのか予想していくことができます。

トレンド相場のメリット

トレンド相場のメリット・デメリットはあるのか。まずは、メリットについて解説していきます。

海外FX初心者でも利益を得やすい

1つ目のメリットは、「海外FX初心者でも利益を得やすい」ことです。トレンド相場を使ったFX取引は、基本的に同じ方向にエントリーをすれば、ある程度利益を得ることができます。

そのため、やるべきことは「現在、相場は上と下、どちらに進んでいるのか」見極めるだけです。シンプルですが、王道の取引手法なので海外FX初心者はトレードの参考にしてみてください。

上手く乗れれば大きな利益を得られる

2つ目のメリットは、「上手く乗れれば大きな利益を得られる」ことです。トレンド相場は、明確な材料が出ない限り継続していくと説明しました。つまりこれは、一度トレンドの波に乗れれば、明確な材料が出るまでは常に利益が増え続けていくとも言えます。そのため、トレンド相場を使えば少ない資金で大きな利益を得ることも可能です。

エントリーのタイミングが遅れても利益を得られやすい

3つ目のメリットは、「エントリーのタイミングが遅れても利益を得られやすい」ことです。基本的にトレンド相場は、波に乗れれば良いので、エントリーのタイミングをピンポイントで当てる必要はありません。例えば、日足で米ドル/円の相場を見ると、2015年の5月頃から2021年2月まで下降トレンドが続いています。

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つまり、2015年にエントリーしようが、2018年にエントリーしようが、下降トレンドが続いていくのであれば、大小の差はあったとしても高確率で利益を得られます。いつでもチャンスがあるのは、トレンド相場の強みと言えるかもしれません。

損切りのタイミングが分かりやすい

4つ目のメリットは、「損切りのタイミングが分かりやすい」ことです。損切りのタイミングは、トレンド転換の明確な材料が出たときです。損切りのタイミングがこれほど分かりやすい手法はないと言えるので、海外FX初心者でも比較的安心して取引していけるのではないでしょうか。

トレンド相場のデメリット

トレンド相場のメリット・デメリットはあるのか。今度は、デメリットについて解説していきます。

トレンド相場のデメリットは、「失敗すると大きな損失を負う」ことです。トレンド相場は明確な材料が出るまで基本的には終わりません。そのため、トレンドの方向を間違えると損失が膨らんでいきます。

そのまま放置しておくと投資資金をすべて失う恐れもあるので、トレンドの方向をしっかり見極めることが重要です。

デメリットの対策方法

トレンド相場のデメリットに対してはどのように対策すればよいかを解説します。

慣れるまでは小さい金額でエントリー

1つ目の対策方法は、慣れるまでは少ない金額でエントリーすることです。海外FX初心者が初めからトレンドを見極ることは困難です。失敗することを前提に、少ない金額で練習していきましょう。

初めは、FX取引所が用意している最小ロットでトレードすることをおすすめします。たとえ失敗しても大きな損失にならないようにするためです。経験を積んで慣れてくれば、ようやく取引金額を上げていくようにしましょう。

ゴールデンクロスとデッドクロスを参考に決済

2つ目の対策方法は、ゴールデンクロスとデッドクロスを参考に決済することです。トレンド相場は利益確定のタイミングが分かりにくいと言われています。なぜなら、どこまで伸びるか分からないからです。

そこで、ゴールデンクロスとデッドクロスを使ってみてください。ゴールデンクロスとは長期移動平均線を短期移動平均線が下から上に突き抜けるときです。デッドクロスゴールデンクロスの反対の意味合いになります。

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一般的にゴールデンクロスは上昇トレンドの始まり、デッドクロスは下降トレンドの始まりと言われています。そのため、買いでエントリーしたらデッドクロスで利益確定、売りでエントリーしたらゴールデンクロスで利益確定していきましょう。

トレンド相場か否かを見極める方法

ここでは、トレンド相場か否かを見極める方法を具体的に説明していきます。

ステップ1 取引する時間軸を選ぶ

まずは、取引する時間軸を選定しましょう。スキャルピングであれば1~5分足、デイトレードであれば15~30分足、スイングトレードであれば1時間足以上をおすすめします。

ステップ2 高値・安値同士を1本の線で結ぶ

次は、直近の高値・安値同士を1本の線で結ぶようにしてみてください。これに関しては、高値と安値、どちらか一方を結ぶだけでも構いません。このとき、線の角度が分かれば良いので、綺麗に引く必要はありません。

ステップ3 傾きを見てトレンドを把握する

高値・安値同士を1本の線で結んだ場合、最後はその線の角度を確認しましょう。その線の角度が上向きであれば「上昇トレンド」、下向きであれば「下降トレンド」、横向きであれば「レンジ相場」となります。

トレンド相場の見極めに役立つテクニカル指標

トレンド相場の見極めに役立つテクニカル指標について解説します。

移動平均線

1つ目は、「移動平均線」です。移動平均線とは、一定期間の終値の平均値を1本の線にまとめたものです。見方は非常に簡単で、移動平均線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断していきます。シンプルで使いやすいので海外FX初心者は移動平均線を使うことをおすすめします。

MACD

2つ目は、「MACD」です。MACDとは、移動平均線を発展させたテクニカル分析です。MACDを使うと、水平に引かれている線と上下に動いている2本の線がチャートの画面に表示されます。

この2本の線が水平に引かれている線よりも上にあるか下にあるかでそのときのトレンドを把握していきます。例えば、2本の線が水平に引かれた線よりも上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドです。

ボリンジャーバンド

3つ目は、「ボリンジャーバンド」です。ボリンジャーバンドとは、7つの線で構成されているテクニカル指標です。ボリンジャーバンドを使ってトレンドを見ていく場合は、真ん中の線を使っていきます。

その線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドです。ボリンジャーバンドは、チャートがどこまで動くのかも把握できます。そのため、短期トレードを行う方はボリンジャーバンドをおすすめします。

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トレンド相場は海外FX初心者におすすめ

今回は、海外FXのトレンド相場について解説しました。トレンド相場とは、チャートが上か下、どちらか一方向に進んでいる相場のことです。チャートが横向きに進んでいる場合は、トレンド相場ではなく「レンジ相場」なので注意しましょう。

トレンド相場にうまく乗ることができれば、大きな利益を得られます。少ない資金で大きな利益を得られる可能性もあるので、海外FX初心者はぜひトレンド相場を使ったトレードを試してみてください。