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FXトレーダーなら覚えておきたい重要度が高い経済指標一覧!

経済指標は、FXの相場に大きな影響を与えます。経済指標の内容1つで、相場の状況が大きく変わることもあるため、FXトレーダーであれば経済指標は必ずチェックしておきたいところです。しかし、経済指標と言ってもその数は膨大にあります。膨大な経済指標を一つ一つ確認していては、きりがありません。

今回は、最低限確認しておきたい重要な経済指標を厳選してまとめました。「どの経済指標をチェックすれば良いのか分からない」という方は、ぜひご参考ください。

円に影響を及ぼす重要経済指標

円でのトレードを考えているならおさえておきたい重要な経済指標があります。国内FXだけでなく、海外FXをする上でももちろん大切な指標となる部分ですので、覚えておくことをおすすめします。

日銀短観

日銀短観とは、日本銀行が企業の経営者にアンケートを依頼し、その結果をもとに集計される指標です。毎年、4月、7月、10月、12月に発表され、市場では業況判断指数と呼ばれる「DI」が注目されています。

DIがプラスであれば「景気が良い」と判断されて通貨の価格が上がり、マイナスであれば「景気が悪い」と判断されて通貨の価格が下がります。また、今後の値動きを予想するために、「数値は前回と比べてどのように変化したのか」「先行きに対する見通しは合っていたか」も確認しておくと良いでしょう。

景気動向指数

「景気動向指数」は、経済の先行きを予測するために作成された指標です。基本的に毎月調査が行われ、2ヶ月後の月末に結果が発表されます。

景気動向指数に関しては、「CI一致指数」に注目してみましょう。基準年を100として、CI一致指数が100よりも上昇していれば「景気が良い」と判断され、100よりも下降していれば「景気が悪い」と判断されます。

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標

ここでは、米ドルに影響を及ぼす重要経済指標を具体的に説明していきます。

米国雇用統計

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標1つ目は、「米国雇用統計」です。雇用統計とは、毎月第1週目の金曜日に発表される米国の雇用状況に関する統計結果です。

米国雇用統計が発表される間は、チャートが非常に大きく動くため、トレーダーからは「お祭り」とも呼ばれています。また、米国雇用統計と同じ時間に米国の失業率も発表されます。こちらも非常に重要な経済指標なので、米国雇用統計と米国の失業率はセットで確認しましょう。

FOMC政策金利発表

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標2つ目は、「FOMC政策金利発表」です。FOMC政策金利発表とは、米国にある中央銀行の政策決定会合のことです。

この経済指標も相場を大きく動かす影響力を持つため、FX取引を行うのであれば、最低限「米国雇用統計とFOMC政策金利発表」は確認しておきましょう。会議は2日間行われ、最終日(日本の夏時間で午前3時、冬時間で午前4時)に会議の内容が発表されます。

FOMC議事録公表

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標3つ目は、「FOMC議事録公表」です。FOMC議事録公表とは、FOMCの議事録が発表されるタイミングのことで、年8回開かれています。

主に政策金利に関することや米国経済の先行きなどの議論結果が公表されます。米国の金融政策の方針を知ることができる経済指標なので、米ドルが絡む通貨をメインに取引しているトレーダーは必見です。

米国四半期GDP

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標4つ目は、「米国四半期GDP」です。米国四半期GDPとは、米国内で生産されたサービスの付加価値を集計した指数のことです。米国のGDPは7割以上が個人消費で構成されていると言われています。

そのため、米国四半期GDPの数字が悪いと、消費の先行きが曇ることを意味します。四半期ごとに速報値と確報値の両方が発表されますが、基本的にはどちらも確認しておきましょう。

ISM製造業景況指数

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標5つ目は、「ISM製造業景況指数」です。ISM製造業景況指数とは、様々な業界が今後の景気をどのように予想しているかを表した指数です。

景気の良し悪しは50ポイントを基準に、50ポイント以上であれば「景気が良い」、50ポイント以下であれば「景気が悪い」と判断されています。ISM製造業景況指数は、先行指標として多くのトレーダーから注目を集めています。

フェデラル・ファンド金利

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標6つ目は、「フェデラル・ファンド金利」です。フェデラル・ファンド金利とは、FOMC会合で決められる誘導目標金利のことでFF金利とも呼ばれています。FXでは通貨ペア間の金利差が為替レートに反映されやすいため、フェデラル・ファンド金利が変更されると、為替レートも大きく動く傾向があります。

消費者物価指数

米ドルに影響を及ぼす重要経済指標7つ目は、「消費者物価指数」です。消費者物価指数とは、消費者が購入する物・サービスの価格変動を表す指数です。特に生鮮食品を除いた「コアCPI」という指数は多く投資家から注目を浴びています。

消費者物価指数に関しては、前月比や前年同月比よりも上昇気味なのか、下降気味なのかに注目してみましょう。また、物価の変動を生産者側から測る「生産者物価指数」という指標もあるので、余裕がある場合はそちらも確認してみてください。

ポンドに影響を及ぼす重要経済指標

ここでは、ポンドに影響を及ぼす重要経済指標を具体的に説明していきます。

BOE政策金利発表

ポンドに影響を及ぼす重要経済指標1つ目は、「BOE政策金利発表」です。BOE政策金利発表とは、英国の中央銀行であるイングランド銀行が政策金利や金融政策を発表する経済指標です。

特にMPU(金融政策委員会)の結果発表とその後に行われる総裁会見には、大きな注目が集まります。総裁を含む重要人の考え方や方針によっては、チャートが非常の大きく動くため、ポンドが絡む通貨で取引しているトレーダーは必ず確認したい経済指標です。

CPI-英国消費者物価指数

ポンドに影響を及ぼす重要経済指標2つ目は、「CPI-英国消費者物価指数」です。CPI-英国消費者物価指数とは、消費者が購入した商品やサービスの変化を示す指数です。

英国政府のインフレ目標の基準となっており、インフレ動向を測る上で非常に大切な指標であるため、かなり重要度が高い経済指標です。CPI-英国消費者物価指数は、今後の方向性を見極める先行指標として多くのトレーダーから注目されています。

豪ドルに影響を及ぼす重要経済指標

豪ドルに影響を及ぼす重要経済指標

豪ドルに影響を及ぼす重要経済指標は「RBA-豪中銀政策金利」です。RBA-豪中銀政策金利とは、オーストラリア中央銀行が毎月第一火曜日に決定する金融政策です。政策が発表される時間は夏時間で午後12時半、冬時間で午後1時半です。東京市場は9時から15時まで開いているため、東京市場の相場に大きな影響を及ぼす場合もあります。

ユーロに影響を及ぼす重要経済指標

ここでは、ユーロに影響を及ぼす重要経済指標を具体的に説明していきます。

ECB政策金利

ユーロに影響を及ぼす重要経済指標1つ目は、「ECB政策金利」です。ECBとは、欧州中央銀行を省略したものであり、大規模な量的金融緩和を実施しているため、市場からは大きな注目を集めています。

また、政策決定の後に開催される記者会見の内容によっては、ユーロが絡む通貨のチャートが大きく変動します。ユーロが絡む通貨で取引しているトレーダーは必ず確認したい経済指標です。

IFO景況感指数

ユーロに影響を及ぼす重要経済指標2つ目は、「IFO景況感指数」です。IFO景況感指数とは、ドイツのIFO研究所が毎月発表する指標です。ドイツ国内の企業経営者にアンケートを依頼し、その結果をもとに景況感を調査しています。

見方も非常に簡単で、基準値を100とし、それ以上であれば「景気が良い」、それ以下であれば「景気が悪い」となります。IFO景況感指数はドイツの指標なのですが、ユーロ圏全体の景気を測る指標として多くのトレーダーから注目されています。

ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)

ユーロに影響を及ぼす重要経済指標3つ目は、「ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)」です。ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)とは、民間調査会社が集計し、発表する景気指標です。製造業部門の健全性と生産拡大を数値化して表しています。

ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)は、50ポイントを基準値としているため、それ以上であれば「景気拡大」、それ以下であれば「景気後退」を表しています。

ユーロ圏消費者物価指数(CPI)

ユーロに影響を及ぼす重要経済指標4つ目は、「ユーロ圏消費者物価指数(CPI)」です。ユーロ圏消費者物価指数(CPI)とは、商品とサービスの価格変動を測定し、欧州委員会統計局が発表する指数です。ユーロ圏の購買傾向の変動やインフレを測るために必要な指数です。月の中旬に発表されます。

経済指標の発表からどのように相場を判断するべきなのか

経済指標のイメージ

経済指標の内容は難しいかもしれませんが、相場の判断方法は非常にシンプルかつ簡単です。まず、経済指標の結果は事前予想の数値と比べて良かったのか、悪かったのかを確認してみましょう。

基本的に、経済指標の結果が事前予想の数値よりも良かった場合は、通貨が買われる傾向にあり、悪かった場合は売られる傾向にあります。そのため、結果が良かった場合は買い目線で戦略を立て、結果が悪かった場合は売り目線で戦略を立てていきましょう。

トレーダーなら経済指標は必ず確認しよう

この記事では、FX取引を行う上で確認しておきたい重要な経済指標について解説しました。相場は、世の中の景気や経済状況などから形成されています。景気や経済状況が良ければ通貨が買われ、チャートは上昇していきますし、景気や経済状況が悪い場合は通貨が売られ、チャートは下降していきます。

FX取引を行う上で、経済指標は無視できません。経済指標を無視した結果、損失を負ってしまったという状況に陥る可能性もあるので、最低限、今回紹介した経済指標は確認しておきましょう。