FXをする上で避けて通れない経済指標。現在活躍しているプロのトレーダーは全員経済指標を確認しています。そのため、FXで勝っていきたいのであれば、あなたも経済指標をチェックしましょう。その情報をトレードに活かせば、勝率アップが期待できます。
しかし、「経済指標とは何か」と疑問を抱いている人も多いでしょう。この記事では、経済指標とは何か、どこを見ればよいのか、などの疑問を解決します。忙しい人のために、絶対に確認しておきたい経済指標もまとめました。FX初心者の方も覚えておきたい内容になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
経済指標とはなにか?
経済指標とは、さまざまな国の経済活動状況を表すデータのことです。各国の公的機関が定期的に集計し、公表します。経済指標の中でも以下のデータは重要視される傾向があります。
・物価
・インフレ率
・失業率
・小売売上高
・国内総生産
重要視される理由は、金融市場に大きな影響を与えるからです。経済指標が発表されたら、最低限上記5つのデータは確認しましょう。経済指標からは、各国の「景気」が分かります。そのため、経済指標が発表された後は為替相場が大きく動く傾向があります。プロでも読むのが難しい相場になるので、FX初心者は十分注意してください。あまりリスクを負えない人は、経済指標発表時・後だけトレードを控えましょう。
FXにおいて経済指標が重要な理由
経済指標とは、簡単に説明すると「国の経済に関する健康診断」のことです。GDPや雇用のデータなど、さまざまな項目が決まった日時・時間に発表されます。経済指標で発表されたデータの数値がよい場合は「よい状況である、または今後も成長する可能性がある」、悪い場合は「改善の余地がある、または景況が悪化している」と判断しましょう。
株価の場合は、各企業の決算状況を見れば財務体質等が分かります。しかし、為替は各企業ではなく、国全体に関わることです。そのため、定期的に発表される経済指標を確認する必要があります。
経済指標のなにを見ればいい?
「経済指標は重要なデータなので確認しましょう」と説明しました。しかし、何を見ればよいのか分からない人もいるでしょう。独学で適当に経済指標を確認すると、失敗する確率が高まるので注意してください。それを防ぐために、ここではFXの経済指標が発表された際に、見るべきポイントを説明します。
前回の数値と比較する
経済指標は、毎月または四半期ごとに発表されます。そのため、前月や前年同月のデータを比較して見ましょう。これが、経済指標の一般的な見方です。余裕がある人は、以下のこともあわせて確認しましょう。
・前回の数値からの流れは継続しているか
・大きく変動していないか
例えば、消費者物価指数(CPI)を見るのであれば、前年のデータと今回のデータを比較することで、物価は上がったのか下がったのか判断できます。このように、前回の数値を比較すれば、その国の「調子のよさ」が分かるので、中期・長期トレードの戦略を立てるときに役立ちます。
事前予想とのギャップを確認する
経済指標が発表される際、「事前予想」が立てられます。そのため、事前に予想された数値と発表の数値にどれだけの差があるのかも確認しましょう。なぜなら、為替市場は、あらかじめ経済指標の数値を織り込んで動いているからです。
例えば、直近の値動き・経済指標から「雇用統計の数字が悪そうだ」と予想されれば、チャートは下落する傾向があります。もし、実際の数値が予想された数値とさほど変わらなければ、相場はあまり動きません。逆に、実際の数値と予想の数値にかなりの差があれば、相場は大きく動きます。
速報値は特に影響が大きい
経済指標が発表される回数は、1回だけではありません。複数回にわたって発表される場合もあります。同じ経済指標が何回も発表される場合は、初めに発表される「速報値」に注目しましょう。例えば、「国内総生産(GDP)」は、四半期ごとに「速報値・改定値・確定値」の順番で結果が発表されます。
毎月発表される中でも、「4月・7月・10月・1月」の速報値は、為替市場に大きな影響を与える傾向があります。このように、複数回発表される経済指標は、改定値や確定値よりも「速報値」が重要と覚えておいてください。
改定値も見落とさない
例えば、重要度の高い経済指標の結果数値が予想数値よりもよかったとしましょう。通常、この場合は相場がある程度上昇する傾向にありますが、今回はあまり上昇しなかったとします。この場合、前回発表された結果(前回値)と修正された値(改定値)が同じタイミングで発表され、改定値が前回値を上回っている可能性があります。毎回発表されるデータではありませんが、発表される際は必ず改定値も確認しましょう。
アメリカの経済指標だけは絶対に確認を!
可能であれば、すべての経済指標を確認してください。そうすれば、世界経済の流れをある程度把握できるからです。しかし、忙しい人が多い現代、それは不可能な人もいるでしょう。そのような人は、最低限「アメリカの経済指標」を確認してください。ここでは、なぜアメリカの経済指標が重要なのか説明します。
米ドルは世界の基軸通貨
2019年に国際決済銀行(BIS)が発表した通貨別取引高データでは、全取引高の約半分を「米ドル」が占めています。アメリカの米ドルが基軸通貨として機能していることが分かります。FX市場でも、米ドル/円やユーロ/ドルなど、ドルが含む通貨ペアは取引量が多いです。これらの通貨ペアは、米ドルが直接絡んでいるため、アメリカの経済指標の影響を強く受けます。
しかし、米ドルが直接絡まない通貨ペアもアメリカの経済指標の影響を受けるので注意しましょう。ユーロ/ドルや米ドル/円などを掛けあわせて作られているからです。米雇用統計やFOMCで政策金利が発表された直後も、米ドルが絡む通貨ペアの相場は活発に動く傾向があるので注意してください。
他国の経済状況にも影響を与えやすい
アメリカは、国内総生産(GDP)が世界第一位の国です。経済大国とも呼ばれ、世界をリードしています。為替市場で米ドルは基軸通貨です。米ドルは他の通貨にも大きな影響を及ぼします。アメリカの経済動向が為替全体を動かすと言っても過言ではありません。
実際、2008年に発生したアメリカ発端の経済危機「リーマンショック」は、アメリカ国内のみならず、全世界に影響を及ぼしました。そのため、プロのトレーダーは米ドルが絡んでいる通貨ペアを保有していない状態でも、常にアメリカの経済動向をチェックしています。
【時間がない方向け】絶対に確認しておきたい7つの経済指標
基本的に重要度の高い経済指標はすべて確認してほしいのですが、家事や仕事などが忙しくて中々時間が取れない人もいるでしょう。そのような人に向けて、必ず確認したい7つの経済指標を紹介します。さまざまな指標の中でも、とくに重要度が高い経済指標なので、これを見逃すと大きなハンデを負います。
米国雇用統計
米国雇用統計とは、アメリカの雇用情勢を調査した統計です。毎月第一金曜日の21:30(冬時間は22:30)に発表されます。米国雇用統計は速報ニュースになるほど重要度が高いと見なされ、マーケットに大きな影響を与えます。アメリカの消費割合の約70%は個人の消費(2021年時点)です。個人消費が上向きか、下向きかで雇用情報に大きな影響を与えます。米国雇用統計が発表された際にチェックしたい項目は以下3つです。
・平均時給:農業部門以外の主要産業の時給とその増減をまとめたデータ
・非農業部門雇用者数:民間企業や政府に雇われている人の数(農業部門は除く)とその増減をまとめたデータ
・失業率:アメリカ国内の失業者数(16歳以上で働く意欲がある人たち)を労働人口で割り、その増減をまとめたデータ
FOMC政策金利発表
FOMC政策金利発表とは、アメリカの金融政策を決める会合のことです。約1ヶ月半に一回のペース(1年間で8回)で開催されます。メンバーはFRBの理事7人、ニューヨーク連邦準備銀行総裁1人、地区連邦準備銀行4行の総裁4人の合計12名です。日本でいう、「日銀金融政策決定会合」にあたります。
FOMCが発表されるときは、「金利の動き」に注目しましょう。FOMCの主な役割は、現在の景気判断材料をもとに、政策金利の引き上げ・引き下げまたは現状維持の方針を決めることだからです。利上げされればドル高、利下げされればドル安になる傾向があります。しかし、為替市場は投機的な動きで相場が乱高下する場合もあります。予想値と結果値が大きく異なる「サプライズ(各種政策等の変更)には、十分注意しましょう。
FOMC議事録公表
FOMC議事録公とは、1年間で8回開催される米連邦公開市場委員会(FOMC政策金利発表)の議事録の要旨です。FRB、ニューヨーク連邦準備銀行、地区連邦準備のメンバーで行われる大事な会合が終了してから、3週間後に議事録が公表されます。
具体的な発表時間は、日本の夏時間で午前3時ごろ、冬時間で午前4時ごろです。FOMC議事録公表からは、今後の会合の動向を予測するうえで必要な材料が得られます。FOMCの結果が発表されるときの声明では、全体の見解が示されていますが、FOMC議事録では各委員の具体的な意見が示されているからです。しかし、あくまでも要旨です。すべての審議内容が盛り込まれた記録ではないので、注意しましょう。すべての意見が掲載されている記録は、会合から5年後に公表されます。
フェデラル・ファンド金利(FF金利)
「フェデラル・ファンド金利」も米ドルに影響を及ぼす重要経済指標のひとつです。フェデラル・ファンド金利とは、FOMC会合で決められる誘導目標金利のことでFF金利とも呼ばれています。FXでは通貨ペア間の金利差が為替レートに反映されやすいため、フェデラル・ファンド金利が変更されると、為替レートも大きく動く傾向があります。
アメリカの国内総生産(GDP)
アメリカの国内総生産とは、ひとつの国で生産された財やサービスをはかる指標です。月次・四半期・年次の3つの異なる期間でデータを集計します。米国経済分析局が採用している計算式は以下のとおりです。
・アメリカの国内総生産=消費+投資+政府の支出+(輸出-輸入)
GDPを見るときは、「予想値と発表値の結果」を確認しましょう。GDPの発表値が予想値よりも下回ると、他の通貨に対する自国通貨の「空売り」が起こる傾向にあります。一方で、GDPの予想値が結果値を上回れば、原資産の通貨は他通貨に対して上昇する可能性が高くなります。
予想値と発表値がほぼ同じであれば、相場はこれまでの流れを引き継ぐ可能性が高いでしょう。GDPの速報値は四半期末から4週間後、確定値は四半期末から3ヶ月後に発表されます。時間は、日本時間で午後10時30分です。
ISM製造業景気指数
米ドルに影響を及ぼす重要経済指標は、「ISM製造業景況指数」です。ISM製造業景況指数とは、様々な業界が今後の景気をどのように予想しているかを表した指数です。景気の良し悪しは50ポイントを基準に、50ポイント以上であれば「景気が良い」、50ポイント以下であれば「景気が悪い」と判断されています。ISM製造業景況指数は、先行指標として多くのトレーダーから注目を集めています。
消費者物価指数(CPI)
米ドルに影響を及ぼす重要経済指標は、「消費者物価指数」です。消費者物価指数とは、消費者が購入する物・サービスの価格変動を表す指数です。特に生鮮食品を除いた「コアCPI」という指数は多く投資家から注目を浴びています。
消費者物価指数に関しては、前月比や前年同月比よりも上昇気味なのか、下降気味なのかに注目してみましょう。また、物価の変動を生産者側から測る「生産者物価指数」という指標もあるので、余裕がある場合はそちらも確認してみてください。
円に影響を及ぼす重要な経済指標
円でのトレードを考えているならおさえておきたい重要な経済指標があります。国内FXだけでなく、海外FXをする上でももちろん大切な指標となる部分ですので、覚えておくことをおすすめします。
日銀短観
日銀短観とは、日本銀行が企業の経営者にアンケートを依頼し、その結果をもとに集計される指標です。毎年、4月、7月、10月、12月に発表され、市場では業況判断指数と呼ばれる「DI」が注目されています。DIがプラスであれば「景気が良い」と判断されて通貨の価格が上がり、マイナスであれば「景気が悪い」と判断されて通貨の価格が下がります。
また、今後の値動きを予想するために、「数値は前回と比べてどのように変化したのか」「先行きに対する見通しは合っていたか」も確認しておくと良いでしょう。
景気動向指数
景気動向指数とは、経済の先行きを予測するために作成された指標です。基本的に毎月調査が行われ、2ヶ月後の月末に結果が発表されます。景気動向指数に関しては、「CI一致指数」に注目してみましょう。基準年を100として、CI一致指数が100よりも上昇していれば「景気が良い」と判断され、100よりも下降していれば「景気が悪い」と判断されます。
ポンドに影響を及ぼす重要経済指標
ここでは、ポンドに影響を及ぼす重要経済指標を具体的に説明していきます。
BOE政策金利発表
ポンドに影響を及ぼす重要経済指標1つ目は、「BOE政策金利発表」です。BOE政策金利発表とは、英国の中央銀行であるイングランド銀行が政策金利や金融政策を発表する経済指標です。特にMPU(金融政策委員会)の結果発表とその後に行われる総裁会見には、大きな注目が集まります。総裁を含む重要人の考え方や方針によっては、チャートが非常の大きく動くため、ポンドが絡む通貨で取引しているトレーダーは必ず確認したい経済指標です。
CPI-英国消費者物価指数
ポンドに影響を及ぼす重要経済指標2つ目は、「CPI-英国消費者物価指数」です。CPI-英国消費者物価指数とは、消費者が購入した商品やサービスの変化を示す指数です。英国政府のインフレ目標の基準となっており、インフレ動向を測る上で非常に大切な指標であるため、かなり重要度が高い経済指標です。CPI-英国消費者物価指数は、今後の方向性を見極める先行指標として多くのトレーダーから注目されています。
ユーロに影響を及ぼす重要経済指標
ここでは、ユーロに影響を及ぼす重要経済指標を具体的に説明していきます。
ECB政策金利
ユーロに影響を及ぼす重要経済指標1つ目は、「ECB政策金利」です。ECBとは、欧州中央銀行を省略したものであり、大規模な量的金融緩和を実施しているため、市場からは大きな注目を集めています。また、政策決定の後に開催される記者会見の内容によっては、ユーロが絡む通貨のチャートが大きく変動します。ユーロが絡む通貨で取引しているトレーダーは必ず確認したい経済指標です。
IFO景況感指数
ユーロに影響を及ぼす重要経済指標2つ目は、「IFO景況感指数」です。IFO景況感指数とは、ドイツのIFO研究所が毎月発表する指標です。ドイツ国内の企業経営者にアンケートを依頼し、その結果をもとに景況感を調査しています。見方も非常に簡単で、基準値を100とし、それ以上であれば「景気が良い」、それ以下であれば「景気が悪い」となります。IFO景況感指数はドイツの指標なのですが、ユーロ圏全体の景気を測る指標として多くのトレーダーから注目されています。
ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)
ユーロに影響を及ぼす重要経済指標3つ目は、「ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)」です。ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)とは、民間調査会社が集計し、発表する景気指標です。製造業部門の健全性と生産拡大を数値化して表しています。ユーロ圏製造業PMI(購買担当者指数)は、50ポイントを基準値としているため、それ以上であれば「景気拡大」、それ以下であれば「景気後退」を表しています。
ユーロ圏消費者物価指数(CPI)
ユーロに影響を及ぼす重要経済指標4つ目は、「ユーロ圏消費者物価指数(CPI)」です。ユーロ圏消費者物価指数(CPI)とは、商品とサービスの価格変動を測定し、欧州委員会統計局が発表する指数です。ユーロ圏の購買傾向の変動やインフレを測るために必要な指数です。月の中旬に発表されます。
豪ドルに影響を及ぼす重要経済指標
豪ドルに影響を及ぼす重要経済指標は「RBA-豪中銀政策金利」です。RBA-豪中銀政策金利とは、オーストラリア中央銀行が毎月第一火曜日に決定する金融政策です。政策が発表される時間は夏時間で午後12時半、冬時間で午後1時半です。東京市場は9時から15時まで開いているため、東京市場の相場に大きな影響を及ぼす場合もあります。
経済指標だけを狙った取引はNG!?
海外FX会社の多くは、「ゼロカットシステム」を導入しています。トレーダーにとってはすごくメリットがあるシステムなのですが、海外FX会社にメリットはほぼありません。海外FX会社は損失が増えるだけだからです。経済指標発表時は相場が大きく動きます。
このタイミングは、大きな利益を狙える反面、大きな損失を負う可能性もあります。そこで多くの人が大きな損失を負ってしまったら、海外FX会社の利益はほとんどなくなるでしょう。そのため、経済指標だけを狙った取引は禁止している海外FX取引所が多いのです。
IS6FXも、経済指標のみを狙ったトレードは禁止しています。相場が急激に変動したタイミングのみを狙ったトレードも禁止しています。
出金停止やアカウント停止になることも!?
FX取引所が定める禁止行為を行うと、「出金拒否」や「アカウント停止」などのペナルティが発生する場合があります。出金拒否とは、口座が凍結され、証拠金を引き出せないペナルティです。基本的に禁止行為で得た利益も出金できません。アカウント停止とは、トレードするために必要なアカウントが使えなくなることです。新規アカウントの作成も拒否されるので、やり直しはできません。
IS6FXで利用規約に反する禁止行為を行うと以下のペナルティが課せられる可能性があります。
・ボーナスの取り消し
・取引のキャンセル
・レバレッジ規制
・口座の解約、または凍結
必ずルールを守って取引しましょう。
参考にするのは問題なし!ファンダメンタルズ分析をしよう!
海外FX取引所が禁止しているのは、経済指標だけを狙ったトレードです。経済指標を参考にするのは問題ありません。そのため、経済指標のデータを見て、さまざまな情報を得ましょう。政治や経済などの経済指標を分析して取引に活かすことを「ファンダメンタルズ分析」と言います。ファンダメンタルズ分析をする場合は、とくに以下の情報を参考にしましょう。
・要人発言:要人の発言で相場がどう動いたか確認する
・各国の経済の状況:米国雇用統計は必ず確認する。発表前・後の相場の動きも確認する
・政治関係:FOMC政策金利の発表は必ず確認する
経済指標が発表された後も、相場は少し荒れる傾向があります。リスク管理・資金管理を怠らないようにしましょう。
ファンダメンタルズ分析について詳しくはこちらをご参考ください。
>ファンダメンタルズ分析とは?長期投資を行うなら身に付けたい相場分析方法について解説!
FX取引をするなら経済指標は必ず確認しよう
今回は、経済指標について説明しました。経済指標とは、さまざまな国の経済活動状況を表すデータです。その国の勢いや将来性などが分かるので、FXをするなら必ずチェックしましょう。とくに確認したいのは、「前回の数値と今回の数値の差」と「事前予想とのギャップ」です。
余裕がある人は、「速報値」と「改定値」も確認しましょう。忙しい人も、アメリカの経済指標だけは必ずチェックしてください。とくに「米国雇用統計」はしっかり見ましょう。米ドルは世界の基軸通貨なので、ここの情報を逃すと一気に不利になります。