サポートラインとレジスタンスラインとは?引き方や分析方法を徹底解説

海外FXで取引をしていくうちに、相場の分析方法について知識をつけたいと思うようになるかと思います。今回は初心者におすすめしたい「サポートライン」「レジスタンスライン」を使った相場分析の方法について解説します。

サポートラインとレジスタンスラインを使った分析方法は「線を引くだけ」と非常に簡単なので、海外FXを始めたての初心者でも問題なく覚えられるかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

IS6FXが気になったら

2024/12/9(月)07:00~2024/12/21(土)07:00

口座開設はこちら IS6FXとは?

サポートラインとレジスタンスラインとは

サポートラインとレジスタンスラインの概要を具体的に説明していきます。

サポートライン

サポートラインとは、下値支持線のことです。例えば、米ドル/円が100円から105円の間で行き来ししており、100円付近で何度も反発していたとします。この場合は、100円付近が米ドル/円のサポートラインとなります。

レジスタンスライン

レジスタンスラインとは、上値支持線のことです。例えば、米ドル/円が100円から105円の間で行き来ししており、105円付近で何度も反発していたとします。この場合は、105円付近が米ドル/円のレジスタンスラインとなります。

サポートラインとレジスタンスラインの違いは、「反発するポイント」です。サポートラインはチャートが下落して反発したポイントで、レジスタンスラインはチャートが上昇して反発したポイントなので、間違わないように注意しましょう。

2つのラインが機能する理由

サポートラインとレジスタンスラインは、多くのFXトレーダーが意識しているポイントです。相場はくじ引きや設定などではなく、人間の心理で動いています。例えば、米ドル/円を購入しようという心理から購入する人が多ければ上昇しますし、反対に売却する人が多ければ下落します。

一般的に、サポートラインとレジスタンスライン付近ではチャートが反発する、またはそのまま突き抜ける」と言われています。2つのライン付近では多くの方が同じような考えをしているため、サポートラインとレジスタンスラインは機能しているのです。

ベテラントレーダーも当たり前に使う相場分析方法

サポートラインとレジスタンスラインは非常にシンプルなチャート分析の方法で、プロのトレーダーも当たり前に使う手法です。シンプルでありながら、非常に重要な相場の分析方法なので、初心者トレーダーは覚えておくことをおすすめします。

サポートラインとレジスタンスラインの役割

サポートラインとレジスタンスラインの役割について説明します。

反発ポイントの目安が分かる

1つ目の役割は、「反発ポイントの目安が分かる」ことです。例えば、米ドル/円が過去に100円付近で何度も反発している場合、今回も反発する可能性が高いと予想できます。

そのため、相場が下落している場合は100円付近で買いを、上昇している場合は100円付近で売りを入れるといった投資シナリオを描くことができます。もちろん、サポートラインとレジスタンスラインは、エントリーポイントだけではなく、決済ポイントの目安にすることも可能です。

トレンドの始まりを確認できる

2つ目の役割は、「トレンドの始まりを確認できる」ことです。チャートは、サポートラインとレジスタンスライン付近で反発する以外に、そのまま突き抜ける場合もあります。

そうなった場合、基本的には突き抜けた方向のトレンドが始まるため、順張りトレードをしている方は、「ラインを突き抜けたらそのトレンドに沿ってエントリーをしよう」といった投資シナリオを描くことができます。

サポートラインとレジスタンスラインの引き方

サポートラインとレジスタンスラインの引き方について説明します。

レンジ相場での引き方

レンジ相場での引き方は、直近の高値と安値に水平線を引くだけです。これは多くのトレーダーが使っている最もシンプルな方法で、FX初心者でも引きやすく、これだけで取引していくことも可能です。

実際、「サポートライン・レジスタンスラインを突き抜けたらエントリーする」といった手法をメインに数百万円の利益を得たトレーダーも存在します。

トレンド相場での引き方

トレンド相場での引き方も非常に簡単で、高値同士または安値同士のどちらかを一直線に結ぶだけです。結んだ線が上向きであれば上昇トレンド、結んだ線が下向きであれば下降トレンドと判断することができます。

基本的に上昇トレンドであれば安値同士を、下降トレンドであれば高値同士を一直線に結ぶのが一般的です。

相場の推移を把握したい場合の引き方

相場の推移を把握したい場合、まずはチャートの高値同士を一直線に結び、次に安値同士を一直線に結びましょう。2つのラインが形成されるかと思いますが、この幅が相場の推移を表しています。

「ヒゲ」は含めるべき?無視しても良い?

サポートラインとレジスタンスラインを引く場合、相場のヒゲは基本的には無視して構いません。ただし、ヒゲが伸びた部分までチャートが突き抜ける可能性があることは把握しておきましょう。

相場分析

ラインに当たった場合の値動きパターン

サポートライン・レジスタンスラインにチャートが当たった場合、ある程度規則的な動きをします。そのため、ここではどのような動きをする可能性が高いのか説明します。

パターン①:跳ね返る

1つ目のパターンは、「跳ね返る」です。例えば、100円がサポートラインである場合、そのあたりでチャートの下落が止まり、101円や102円を目指して上昇していくというイメージです。逆張りトレードをしている方は、サポートライン・レジスタンスライン付近での反発を狙ってみましょう。

パターン②:そのまま突き抜ける

2つ目のパターンは、「そのまま突き抜ける」です。例えば、100円がレジスタンスラインである場合、そのあたりで反発するのではなく、そのまま101円や102円を目指してさらにチャートが上昇していくというイメージです。上手くトレンドの波に乗ることができれば、50pipsや100pipsなどの大きな利益を狙えます。

パターン③:突き抜けてから戻ってくる

3つ目のパターンは、「突き抜けてから戻ってくる」です。例えば、100円がレジスタンスラインである場合、一度はそのラインを突き抜けますが、突き抜ける力が弱く上昇が止まってしまい、99円や98円を目指して下落していくというイメージです。

FX界隈では、「ダマシ」と呼ばれています。基本的にダマシの値動きを読むのは難しいため、このパターンを狙った取引をメインにしていくのは避けた方が良いと言えます。

サポートラインとレジスタンスラインの使い方

サポートラインとレジスタンスラインは、シナリオを描きたい場合に使いましょう。例えば、米ドル/円が110円のレジスタンスラインを目指して上昇していると仮定します。この場合、米ドル/円は、基本的にレジスタンスライン付近で反発するか、突き抜けるかのどちらかの動きをします。

次に考えるのは突き抜けた場合どの辺りでエントリーするのか、反対に反発した場合はどの辺りでエントリーするのかです。最後まで説明すると長くなってしまうため省略しますが、このように運任せの投資シナリオではなく、根拠のある投資シナリオを描くことができます。

サポートラインとレジスタンスラインの注意点

サポートラインとレジスタンスラインの注意点を具体的に説明していきます。

正確に引こうとしない

サポートラインとレジスタンスラインは、正確に引こうとしないように注意しましょう。チャートを見てもらえると分かるかと思いますが、一銭の狂いもなく毎回同じ金額で反発しているポイントはありません。

例えば、100円付近がサポートラインだったとしても、前回は100円20銭で、前々回は100円23銭で反発しているというように、反発しているポイントは微妙にずれています。そもそも正確に引くこと自体ができないため、「大体この価格帯」というイメージで引くようにしましょう。

ラインを探し過ぎない

マニアックなサポートライン・レジスタンスラインは探さないように注意しましょう。まず前提として、2つのラインが機能しているのは、多くの人が注目しているからです。そして、そのラインで多くの方が注文を入れるからこそ、ある程度規則的にチャートが動くのです。

そのため、マニアックなラインを一生懸命探すよりも、多くの人が注目しているラインを見つけ、そこでどのような戦略を取っていくのか考えましょう。

100%機能するラインではない

サポートラインとレジスタンスラインは、100%機能するラインではないので注意しましょう。例えば、過去に数回サポートラインでチャートが反発している場合、今回も高確率で反発すると予想できるかもしれませんが、100%反発するという確証はどこにもありません。

サポートラインとレジスタンスラインを過信して取引すると、大きな損失を抱えてしまう恐れがあるため、予想通りに動かない場合もあるということを頭に入れて取引を行いましょう。

IS6FXが気になったら

2024/12/9(月)07:00~2024/12/21(土)07:00

口座開設はこちら IS6FXとは?

サポートラインとレジスタンスラインで戦略的なシナリオを立てよう

今回は、「サポートライン」と「レジスタンスライン」について解説してきました。チャートは、サポートライン・レジスタンスライン付近に近づくと「反発する」か「そのまま突き抜ける」か「一度突き抜けて反発する」のいずれかの動きをします。

そのため、これらのラインを使って「突き抜けたらエントリーする」「反発したらエントリーする」といった戦略的な投資シナリオを立ててみるのも良いかと思います。しかし、100%機能するラインではありません。予想とは違う動きをする場合もあるため、予想が外れた場合のシナリオも立てておくようにしましょう。