NISAやiDeCo、そして副業ブームなどが相まって、最近はFXを副業にしようと考えている人が増えています。非常によいことだと思うので、ぜひ挑戦してみてください。しかし、そこで気になるのが「会社にバレないだろうか」ということだと思います。
今回は、そんな悩みを解決するために、副業FXが会社にバレない方法を紹介します。法律違反に当たるのかも解説するので、気になる人は参考にしてください。
そもそも海外FXは副業に値するほど稼げるのか?
結論から申し上げますと、海外FXは副業にしても問題ないほど稼げる可能性を秘めています。副業の域に留まらず、本業を超える場合もあるでしょう。実際に副業から海外FXを始めて、今は専業トレーダーとして活躍している人もいます。
中には、数十万円の資産を数千万円に増やした人もいますし、1億円以上の利益を得た人もいます。もちろん簡単に稼げる訳ではありません。しかし、夢のある世界なので、チャレンジしてみる価値はあるのではないでしょうか。
副業することは法律違反?
海外FXをしたり副業したりすることは、法律違反ではありません。しかし、会社の規定で副業を禁止されている場合もあるので注意しましょう。このときは、禁止のレベルを確認してください。一切禁止な会社もありますが、業務に支障が出なければ副業をしてもよいと定めている会社もあります。まずは、自分の会社の就業規定を確認しましょう。
副業が会社に100%バレない方法は存在しない
原則、副業が会社にバレない方法は存在しません。後ほど紹介しますが、稼ぐほどいずれ怪しまれる要素が出てくるからです。しかし、副業がバレる頃には本業を超える収入を得ている可能性が高いでしょう。
少しリスクはありますが、副業が会社にバレたらFXを中心に生計を立てていくという選択をするのもひとつの手です。実際にFXで生計を立てている人もいるので、FXを活用して生活していくことは不可能ではないでしょう。
副業が会社にバレる理由
会社に副業でFXをしていることは、住民税の金額でバレることが多いです。年末調整でバレる人やFXをしているところを見られてバレる人も一定数います。ここではそのような、副業が会社にバレる理由をいくつか紹介します。
住民税の額でバレる
1つ目は、「住民税の額」です。収入に対して税金がかかるのは当たり前の話です。当然、副業とはいえ海外FXで一定額以上の利益が出たら税金がかかります。海外FX用の税金はないので、現在と同じように所得税や住民税がかかります。
このとき住民税は、各企業が前年の給与支払報告書を自治体に提出して決まります。自治体はその給与額に合わせて住民税を決め、それを企業側に報告します。企業はその情報を元に給与天引きを行うのですが、本業以外の収入があれば住民税は通常よりも高くなります。
自治体から住民税の報告を受けた時点で、会社は「以前よりも住民税が高くなっている=何か他の仕事もやっているのではないか」と気づくでしょう。このバレ方は王道ルートと言われるほど有名なので、十分注意してください。
年末調整でバレる
2つ目は、「年末調整」です。年末調整のときに、「給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」という書類を提出します。その中にある「給与所得者の基礎控除申告書」には、給与所得の記載欄があります。ここには本業と副業を合算した金額を記入しなければいけません。
このときに、副業をしていれば本業の収入よりも高い金額を記入する必要があるので、ここで副業をしていることがバレます。なお、副業が給与所得以外の場合でも、「給与所得以外の所得の合計額」という欄に収入を記載しなければいけません。
副業しているところを見られてバレる
3つ目は、「副業しているところを見られてバレる」です。海外FXは、よくも悪くも場所を問わずにできます。スマホと通信回線があれば、自宅でも職場でもできます。人によってはふとしたときに会社でチャートを開くこともあるでしょう。
このときに、同僚や上司にその画面を見られてしまい、副業がバレるということがあります。インターネット関係の副業をするにあたって、これはかなり「あるある」として取り上げられるので注意してください。
社内の噂でバレる
4つ目は、「社内の噂」です。やはり副業をすると生活が少し変わる人が多い傾向にあります。例えば、副業の時間を作るために定時で帰ることが多くなったり、飲み会に行く頻度が減ったりする人もいるでしょう。
本を全く読まなかった人が副業をきっかけに、さまざまな本を読むようになるケースもあります。そのような変化は、意外と気づかれます。「前と変わった」と思われれば、副業をしていることを勘づかれる可能性があるので注意しましょう。
副業が会社にバレるとどうなるのか?
副業は法律違反ではありません。会社にバレても逮捕されることはありませんし、前科がつくこともありません。しかし、会社の規定を破った場合は、会社が決めている処分を受けなければいけない場合があります。
例えば、始末書の提出を求められたり、懲戒処分を受けたりする場合があります。もちろん法律違反ではありませんが、就業規則に反して副業をする場合は、処分を受ける恐れがあるというリスクを頭に入れておきましょう。
副業がバレることを防ぐ方法
会社に副業を行っていることをバレたくない場合は、住民税を普通徴収にしましょう。バレる様な情報発信をしない、副業していることを話さないなども徹底してください。ここではそのような、副業がばれることを防ぐ対策方法を紹介します。
住民税を普通徴収にする
納付方法を普通徴収にすると、住民税は自分で納付することになります。当然、住民税の納付書は会社ではなく自宅に届きます。会社には通知がいかないので、この方法を続ければまずバレることはないでしょう。基本的に副業がバレる理由の半分以上を占めるのは、この「住民税」です。そのため、住民税の対策はしっかり行うようにしてください。
バレるような情報発信をしない
副業を始めると、それについて情報を発信する人がいます。もちろん情報発信はメリットがたくさんあるので、できるならやった方がよいでしょう。しかし、情報発信をする際の「アイコン」と「名前」は自分と分からないようにしてください。
今はSNSをやっていない人の方が少ないので、アイコンを自分の顔にしたり本名で登録したりすると、同僚や上司にバレる可能性があります。また、発信の内容にも気を付けてください。明らかにその人と重なるような発信をしていると、会社内で噂される可能性があります。
副業していることを話さない
人によっては、副業をしている優越感から友人や同僚などに副業の話をしたくなるかもしれません。たった1人にでも話をしてしまったら、社内全体に広がると思ってください。隠し通したい人は、その会社を辞めるまで副業の話をしないようにしましょう。
急激に羽振りよくしない
海外FXは非常に夢がある世界です。アルバイトとは違い、収入は青天井なので、ときに本業を超える収入を得ることもあるでしょう。ここで普段と違うアイテムを身に着けたり、普段と違う振る舞いをしたりすると、勘づかれる可能性があります。
例えば、手取り15万円の人が300万円を超える高級腕時計をしていたら怪しまれるでしょう。副業バレをしたくない人は、海外FXで大きく稼げても普段通りの生活を続けるようにしてください。
副業に海外FXが向いている人の特徴
副業に海外FXが向いている人の特徴は、コツコツ頑張ることができる人です。自分で感情をコントロールできる人や他の仕事で収入が安定している人も向いているでしょう。ここではそのような、副業に海外FXが向いている人の特徴を紹介します。
コツコツ頑張ることができる人
海外FXは基本的に誰でもすぐに始められるため、多くの人が「楽をしたい」「楽に稼げそう」という思いを持って参入してきます。当然、多くの人は負けていきます。なぜなら、頑張ることができないからです。
基本的に、コツコツ頑張ることができる人はそれだけでワンランク上の存在になれます。試行錯誤を繰り返して数億円の資産を築いたトレーダーもいるので、勝っていきたい人は恐れずにトライ&エラーを繰り返していきましょう。
自分の感情をコントロールできる人
海外FXで勝っていくためには、テクニックも必要なのですが、「感情のコントロール」もそれと同じくらい必要です。感情的になりやすい人は、ここぞという場面で冷静な判断ができず、遅かれ早かれ負けてしまいます。
逆に勝っている人は、機械と言っても過言ではないほど冷静です。感情的になりやすい人は、しっかり感情をコントロールできるように意識して始めましょう。
海外FXの収入がなくても生活できる人
海外FXで勝つためにはある程度時間がかかります。初月からしっかり利益を出していけるのは、一部の天才だけです。しかし、天才以外が勝てない訳ではありません。時間をかけて知識と経験を積み重ねれば、多くの人が勝てます。そのため、勝てるそのときまで生活できる他の収入が必要になります。
また、他に収入源がある人は冷静な判断をしやすいので、結果的に勝てる確率が高まります。
副業FXを成功に導く方法
副業FXで成功する可能性を高めたい人は、まず少額から始めてみましょう。少しずつ勉強をしたり自分の取引スタイルを明確にしたりするのも大切です。ここではそのような、副業FXで成功する可能性を高める方法を紹介します。
少額から始める
少額から始めれば、失敗したときのダメージを小さくできます。負担が少ないほど何度でも立ち直れるので、短期間でたくさんの経験を積むことができます。
勉強する
学校のテストでもスポーツでも、何でも上達するためには勉強をする必要があります。現在は時代が恵まれているので、無料で勉強することができます。Webサイトや動画配信サイト、そして本などを活用してたくさんの知識を蓄えましょう。
自分の取引スタイルを明確にする
海外FXには、「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」という3つの取引スタイルがあります。これを明確にしないと、どれも中途半端な取引になるので気を付けましょう。初めは仕方ありませんが、できる限り早く取引スタイルを確立することをおすすめします。
まとめ
今回は、「副業(海外FX)がバレない方法」について説明しました。原則、会社に副業が100%バレない方法はありません。しかし、バレる確率をゼロに近づけることはできます。さまざまな方法がありますが、絶対に注意したいのは「住民税を普通徴収にする」ことです。これをするだけで、バレる確率を大きく下げられます。
後は、SNSでバレるような発信をしないように気を付けたり羽振りをよくしないようにしたりと、細かいところに気を付けましょう。