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FXのlotとは?計算方法や初心者におすすめのlot数などを解説します

FXでよく耳にする「lot(ロット)」という単語。「1lot」、「10lot」という風に、FX上では当たり前のように使われている重要な単位の一つです。lotの意味を覚えずに取引してしまうと、想定外の損失を負う可能性があるので注意しましょう。

この記事では、lotという単位の解説から、初心者におすすめしたいlot数やlotの計算方法、そしてlotを小さくするメリット・デメリットについて具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

抑えておきたいlotの基礎知識

ここでは、lotの概要について具体的に説明していきます。

lotとは

lotとは、簡単に説明すると「通貨をセットにした単位」のことです。例えば、12個入りである場合は「ダース」という単位が使われますし、一つの袋に複数個の物が入っている場合は「セット」という単位が使われます。それらと似たような意味合いで、FXでは「lot(ロット)」という単位が使われます。

lotが使われる理由

lotが使われる大きな理由としては、FXは基本的にまとめ買い・まとめ売りで取引を行うからです。まとめ買い・まとめ売りが基本であるため、日本円を1通貨だけ購入する、米ドルを387通貨だけ売却するというような細かい取引はできません。必ずlot単位で取引する必要があるため、FXではlot単位の購入資金を用意する必要があります。

1lotの価格はレートによって異なる

実は、「1lot=○○円」というように、lotの価格は固定されているわけではありません。1lotの価格は取引する通貨ペアや取引する時点の為替レートによって異なります。実際に計算してみましょう。1lot=1万通貨と定められているFX会社で、1ドル100円の米ドル/円を1lot分購入するとします。その場合、以下のような計算式が成り立ちます。

100円 × 1万通貨 = 100万円

つまり、上記の条件で取引する場合、1lotの価格は100万円ということが分かります。

レートが変動した場合の損益

購入するlot数によって、レートが変動した場合の損益が変わります。レートが変動した場合の損益を以下の表にまとめましたので、ご覧ください。

1lot 10lot 100lot
1pips変動した場合 100円 1000円 1万円
10pips変動した場合 1000円 1万円 10万円
100pips変動した場合 1万円 10万円 100万円
1000pips変動した場合 10万円 100万円 1000万円

※pips:FX内で使われる通貨の共通単位

lot数を上げれば上げるほど大きな利益が狙えますが、その反面、大きな損失を負ってしまう危険性もあるので注意しましょう。

>>pipsの計算方法や数え方についてはこちら

lotとレバレッジの関係性

lotとレバレッジの関係性

ここでは、lotとレバレッジの関係性について具体的に説明していきます。

lotとレバレッジは密接な関係にある

実は、lotとレバレッジは密接な関係にあります。レバレッジとは、預けている資金を担保に取引額を自己資金以上に引き上げることです。レバレッジを活用することで、数千円~数万円の自己資金で数十万円~数百万円分の取引が可能になります。

つまり、自己資金では1lotしか購入することができなかったとしても、レバレッジを活用することで5lotや10lotなど、本来購入することができなかったlot数を購入することができます。

>>レバレッジの計算方法や制限についてはこちら

実行レバレッジの計算方法

レバレッジを活用すると、本来購入することができなかったlot数を購入できるようになりますが、むやみやたらに高いレバレッジをかけるのは危険な行為です。なぜなら、大きな損失を負ってしまう危険性があるからです。

そのようなリスクを防ぐために、「自分はどのくらいのレバレッジをかけているのか」という実行レバレッジを計算する必要があります。実行レバレッジの計算方法は、以下の通りです。

lot数 ÷ 有効証拠金 = 実行レバレッジ

FX初心者の場合は、lot数を極力低くし、実効レバレッジを下げて始めることをおすすめします。

レバレッジを使用した場合のlot計算方法

レバレッジを使用した場合のlot計算方法

レバレッジをかけると、本来購入することができなかったlot数まで購入することができますが、無限に購入できるという訳ではありません。「自分はいくらまで購入できるのか」を求めたい場合は、以下の式で求めることができます。

現在のレート × 購入通貨数 ÷ レバレッジ数 = A
A × 口座の資金 = 上限lot数

実際に計算してみます。FX口座に100万円の資金を入れて、1ドル100円のときにレバレッジ10倍で米ドル/円を1万通貨分購入したとします。その場合、以下のような式が成り立ちます。

100円 × 1万通貨 ÷ 10(レバレッジ)= 10万
100万円(口座資金)÷ 10万円 = 10

つまり、上記の条件では、最大10lotまで購入できるということが分かります。

FX初心者は何lotで取引するべきなのか

FX初心者は何lotで取引するべきなのか

FX初心者は何lotで取引するべきなのでしょうか。実は、「何lotで取引すれば大丈夫」という明確な答えはありません。なぜなら、FX初心者と言っても取引に使える資金や取引の目的、そして考え方などによって適切なlot数は異なるからです。

「ある程度の基準値を示してほしい」という方は、まず資金の10分の1、または20分の1のlotで取引を始めてみてはいかがでしょうか。

例えば、1lot=10万通貨という設定のFX会社で取引する場合、資金が100万円あるのであれば、1lot~2lot、資金が10万円であれば0.1lot~0.2lotで始めてみることをおすすめします。

>>IS6FXのロット数や口座タイプについてはこちら

それでも心配という初心者の方は、デモ口座を開設してデモトレードをしてみてはいかがでしょうか。デモ口座なら実際の資金の用意が必要なく、仮想通貨を利用してトレード体験ができ、無料ですぐに始められます。

>>IS6FXのデモ口座を開設する場合はこちら

lotを小さくするメリット

先ほど、「FX初心者は資金の10分の1、または20分の1のlotで取引を始めてみよう」と低lotでの取引をおすすめしましたが、ここではlotを小さくするメリットについて具体的に説明していきます。

損失額を比較的小さく抑えることができる

lotを小さくするメリット1つ目は、「損失額を小さく抑えることができる」ことです。基本的に購入するlot数を上げれば上げるほど、大きな利益を狙うことができます。しかし、大きな利益を狙えるということは、同時に大きな損失を負う可能性もあるということになります。

FX初心者がFXを辞めてしまう理由の一つに、「いきなり大きな利益を狙いすぎて、大きな損失を負った」というパターンがあります。FX初心者は、利益を出すことよりもまずはFXに慣れることが先決です。そのため、慣れるまではlot数を小さくして、損失リスクを極限まで下げることをおすすめします。

少額の資金で取引することができる

lotを小さくするメリット2つ目は、「少額の資金で取引することができる」ことです。当然のことながら、FXで取引を行う際は、lotを購入する資金が必要です。そのlotも大きくなればなるほど、多額の購入資金が必要になります。

しかし、小さいlotに関しては、数千円~数万円で購入することができます。そのため、多額の取引資金を用意することができなかったとしても、問題ありません。

冷静に取引することができる

lotを小さくするメリット3つ目は、「冷静に取引することができる」ことです。lotを大きくすると変動する金額が大きいため、ギャンブル的感覚になってしまい、冷静な判断ができなくなってしまうことがあります。

例えば、そろそろレートが下落するというポイントにきているにも関わらず、「まだ上がるはずだ。上がれば利益は〇十万円だ」というように、根拠のない思い込みでトレードを進めてしまうことがあります。このようなトレードをしてしまうと、投資ではなくギャンブル要素が強くなってしまい、FX投資家として上達できない要因となります。

その反面、lotを小さくすると良くも悪くも損益が小さいため、「そろそろ決済するべきポイントだろうか」と冷静な分析でトレードすることができます。後者の方がFX投資家として上達する可能性が高いので、FX初心者はlotを小さくして取引することをおすすめします。

lotを小さくするデメリット

反対にlotを小さくするデメリットとはどういったものがあるでしょうか。

得られる利益が少なくなる

lotを小さくするデメリットには、「得られる利益が少なくなる」ことが上げられます。メリットでもご紹介したように、lotを大きくすると大きな損失を負う可能性がありますが、その分、大きな利益を狙うことができます。

lotを小さくすると、損失リスクが低くなる一方で、得られる利益も少なくなります。しかし、戦略やトレードスタイルによっては小さいlotでも大きな利益を狙うことができます。「lotが小さい=利益を出せない」という訳ではありませんので、lotが小さいからと諦める必要はありません。

FX初心者は小さいロットから始めてみよう

今回は、lotについて、lotとレバレッジの関係性や計算方法、そしてlotを小さくするメリット・デメリットについて解説しました。

lotを高くすると大きな利益を狙うことができます。しかし、大きな損失を負う可能性も高まるので、lotを高くする場合は十分に注意しましょう。FX初心者はFXで利益を得るよりも、FXトレードに慣れていくことが重要です。まずはlotを小さくし、損失リスクを下げてから実際に取引してみることをおすすめします。