FXのスキャルピングのやり方を覚えて短期トレードに挑戦!デイトレードとの違いも解説

FXのスキャルピングのやり方

海外FXに興味があり調べていくと、「スキャルピング」という用語を目にすることはありませんか。スキャルピングの知識があれば、普段仕事が忙しくてFXに集中することができないという方でも、トレードをしやすくなります。

スキャルピングは短期的なトレード方法ではありますが、デイトレードと一体どのようなところが違うのでしょうか。こちらでは、海外FX初心者の方が知っておくと便利なスキャルピングについて、基本的な知識やメリットやデメリット、他の方法との違いや、さらにどのようにトレードしていくと利益に繋がるのか、などを解説していきます。

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スキャルピングとは

スキャルピングとは、数秒から数分の短期間でトレードを行い、小さな利益を積み重ねる手法のことです。1回あたりの利益は多いとはいえませんが、利益を積み重ねるという目的があります。利幅にして1~10pipsになり、なかには1日100回以上のトレードを行うケースもあります。

スキャルピングは、「頭の皮をうすく剥ぐ」というインディアンの言葉が語源となっており、頭皮を薄く剥ぐように、コツコツと利益を剥ぎ取っていくという意味で使われています。

数分単位のトレードもあれば、数十秒で決済する人もいます。ポジションを長く保有してスワップポイントを受け取る方法ではなく、短期を繰り返すことでリスクの軽減をするのが特徴で、忙しい方におすすめです。ただし、取引回数が少ないと、1回あたりの利益も他のトレード方法に比べて少なくなってしまうので、注意が必要です。

スキャルピングとは

スキャルピングは、パソコンやスマホでFX取引ができるようになったことにより確立してきた手法です。個人のトレーダーが気軽に注文をかけられるようになり、リアルタイムで売買できるようになったからこその方法といえます。

何分以内のトレードをスキャルピングというの?

ポジション保有時間が短いスキャルピングでは、長くても取引時間は10分程度です。平均的に10分以内のトレードであるため、仕事の休憩などの隙間時間を使って取引をすることが可能です。

実はスキャルピングは、投資スタイルとしてはどんな人にも向いているわけではありません。しかし、一日のトレード時間が確保しにくい人や、集中してトレードをしたい人、また、短期間で利益を狙いたいという人には最適なトレード方法といえます。

スキャルピングは集中力がある人、またはトレードに対し機械的な判断ができる人におすすめです。数秒から数分で取引をする短期的なスタイルなので、集中力を必要とします。

スキャルピングと他のトレードの違い?

FXではスキャルピングの他にも、4つのトレード方法がありますので、以下の表で違いをみてみましょう。(表では自動売買システムの「システムトレード」は記載していません。)

スキャルピング デイトレード スイングトレード ポジショントレード
取引期間 超短期(数秒〜数分) 短期(1日以内) 長期(1日~数週間) 超長期(数週間~数年)
取引回数 極めて多い 普通 少ない ほとんどない
利益 為替差益 為替差益 為替差益
スワップポイント
為替差益
スワップポイント

表からもわかるように、4つの取引方法では「トレード期間」「取引回数」「利益」の3つが主な違いになります。スキャルピング、デイトレードは短期間の取引が特徴です。デイトレードは寝ている間に損をする、ということがないのが魅力です。

対して、スイングトレードとポジショントレードの長期的な取引では、スワップポイントでの利益を狙うこともできます。しかし、資金効率の悪さや、相場分析の難易度が他の2つの取引よりも高くなるという可能性があります。

スキャルピングをする5つのメリット

スキャルピングとはどんなものかはわかっても、実際に取引のメリットを知らないという方も多いのではないでしょうか。

スキャルピングの取引を開始する際には、できるだけ具体的なメリットを知っておく必要があります。こちらでは取引を選択する際に役立つ、スキャルピングのメリットを5つご紹介しましょう。

1.資金効率がよく、すぐに稼ぎやすい

スキャルピングのメリットとして、資金を効果的に使える点も大きいのではないでしょうか。スキャルピングは「小さな価格変動に着目した取引」で、レバレッジをかけ、少額資金で取引をします。

また、長期的にポジションを保有する取引とは違い、「瞬時に売買の判断ができるかどうか」が重要です。そのため、利益の確定から損切りまで、迷わずに決断できるかがカギとなります。1回の取引が短時間で完了するため、資金効率が良いのがメリットの1つといえるでしょう。

スキャルピングのメリット

長期的にポジションを保有する取引では、決済をするまで証拠金を動かすことができません。しかし、スキャルピングではすぐに決済をすることができます。つまり、「これはもう期待できない」と思ったらすぐに見極めをつけて決済をしたり、他のトレードに移行して取引をスタートすることが可能です。

2.レート変動によるリスクが少ない

スキャルピングは1回のトレードの利益が少ないので、ある程度取引の回数を増やさなくては思うような利益は得られません。その反面、損失額が少ないのもスキャルピングのメリットです。

トレーダーが危惧するFXの取引リスクには、「価格変動リスク」があります。ポジション保有が長期化すればするほど、このリスクは高まります。しかし、スキャルピングは短期的な取引なので、リスク回避をしやすいのがポイントです。

FXで相場が急変動する場合には、以下のような状態が考えられます。

・米雇用統計、FOMC声明のような、重要な経済指標発表前後
・東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間の区切りなど、市場参加者が切り替わるタイミング
・市場参加者の少ない翌日の早朝
・土日をまたいだ週明けの早朝

仮に予測していた相場と逆に動いたとしても、利幅や損切りの幅が小さくなるため、相場の環境が変わったときにすぐに損切りを行ってポジションを手放せば、損失を最小限に抑えることができます。

FXの経済指標について詳しくはこちらをご参考ください
>FXトレーダーなら覚えておきたい重要度が高い経済指標一覧!

3.オーバーナイトによるリスクが少ない

スキャルピングのメリットといえば、「オーバーナイト」によるリスクが少ないということがあげられます。オーバーナイトとは、文字通り、日をまたいだ取引のことを指します。

ポジションを保有している状態で夜を越した場合、夜間に相場が急変動している可能性があります。特に海外市場の場合は、日本の夜間時刻に取引をしているため、相場が動きやすいのがリスクです。

しかし、スキャルピングの場合は長くても10分以内に取引が終了するため、寝ている間に急変動するリスクを回避できるのがメリットといえます。ポジション保有をしている状態でオーバーナイトすることが不安だという初心者の方は、「持ち越さない取引」である、スキャルピングでの取引もおすすめです。

4.スキマ時間でも取引できる

スキャルピングのメリットを調べるうえで、「時間と資金を効果的に使える」という点も忘れてはいけません。デイトレードの場合、FXでポジションを持つと数時間以上かけて為替変動を見続け、「ここだ!」と思えるタイミングでトレードを行います。しかし、スキャルピングは長くても数分程度で売買を完了できるので、時間を効率的に使用できます。

短期取引が特徴なので、好きな時間に集中してトレードができます。FXは24時間いつでも取引ができるものもあり効率的ですし、短時間で売買を繰り返すので資金効率も良くなります。

「仕事をしていて中々取引に集中できない」という方に、スキャルピングはスキマ時間でもできる取引として人気があります。ポジションを保有する時間が短いため、初心者の方でも精神的に負担をかけずに取引をすることが可能です。

5.トレード経験が積みやすい

スキャルピングは一日のうちに何度もトレードを繰り返します。他の取引と違い、一日に10回から100回ほど取引ができるため、数をこなして経験を積むことが可能です。実際に取引をする際には、スキマ時間だからと適当なトレードをするのではなく、実績を高めていくことを意識するようにしましょう。

もちろん何度も行うため、成功することもあれば失敗することもありますが、自然とFXトレードの経験値を高めることにも繋がります。長期的にポジションを保有するトレードに比べて、相場観を養うのに向いています。

FXではデモトレードなどもありますが、実際に資金を動かして取引を行うことで、リアルな相場観を育てられます。資金が少ないトレーダーにとっても、数多くの取引ができるスキャルピングは大きなメリットになります。

スキャルピングの5つのデメリット

スキャルピングは短期的な取引であり、時間がない方にとってはメリットがあります。しかし、スキャルピングにはもちろん、デメリットもあります。初心者の方が取引をするうえで、デメリットもしっかり知るために、こちらではスキャルピングのデメリットを5つご紹介します。

1.スプレッドが増える

FX取引では、「スプレッド」と呼ばれる「取引コスト」がかかってしまいます。つまり簡単にいうと、実質的な取引手数料です。スプレッドとは、「売り値(bid)と買い値(ask)の差額」を指します。FXの取引画面に表示される2つの価格が、この売り値と買い値です。

この差額が狭いほどコストが低くなり、トレーダーにとってはメリットになります。しかし、このスプレッドは毎回必ず発生するため、スキャルピングのように短期的に何度も取引をする方法だと、何度も取引コストを支払うことになります。つまり、トレーダーにとっては負担が大きくなってしまうということです。

FXの取引では利益を狙いにいくのはもちろんですが、「スキャルピングの場合は最小コストで最大の利益を狙いにいく」のがポイントです。スプレッドはFX会社により違うので、確認しながら取引をするのがおすすめです。

スプレッドについて詳しくはこちらをご参考ください
>スプレッドとは?計算方法や種類について徹底解説!

2.口座凍結のリスクがある

FX会社によっても違いがありますが、中には口座を凍結されるリスクがあります。スキャルピングには大きく分けて2通りあります。決済するまでに数分かける「分スキャルピング」と、60秒以内で決済を繰り返す「秒スキャルピング」です。

注意しなくてはいけないのが、「秒スキャルピング」です。大きな利益を生み出しているトレーダーになると、サーバーへの負担が大きくなります。そのため口座が凍結されてしまう恐れがあります。

IS6FXの場合、スキャルピングに制限は設けていません。しかし、トレーダーの取引が膨大になり、執行能力に支障をきたすと判断された場合には、注文することが難しくなってしまう可能性もあります。

例えば、一定期間に1回、または複数回のポジションで10ロット以上の取引を行う場合は、事前にIS6FXへ連絡するというルールが設けられています。

3.通信環境に左右される

スキャルピングを行う場合、通信環境に左右される可能性があることもデメリットです。数秒から数分以内のトレードが一般的であるスキャルピングでは、一瞬のタイムラグでさえ、レートが変動してしまうこともあります。そのタイムラグを防ぐためにも、事前に通信環境をしっかり整えておくことが必要です。

スキャルピングを始める前に気を付けておきたい、具体的な項目を2点あげていきます。

・常に一定以上の速度を保てる安定性の確保
・30Mbps以上の回線速度の確保

データ量の問題はあるものの、大体30Mbps以上を維持できれば、速度のトラブルは回避できるでしょう。動画をスムーズに見られるかどうかが、一つの目安となります。もしも不安な場合は、実際のトレードを開始する前に、デモトレードで通信環境を確認するのがおすすめです。

4.約定力の影響を受けやすい

FX取引をするうえで使われる「約定力」とは、「トレーダーが注文した金額で取引が成立する力」のことを指します。つまり、トレーダーが成立した金額が注文した金額に近ければ近いほど、「約定力が強い」ということになります。

反対に、流動性などの問題が生じ、表示されている価格で約定できない場合は「約定力が弱い」ということになります。

変動が大きい場合は「スリッページ」という、注文した価格と実際に約定された価格差が生じることがあります。スキャルピングでは、この損失が数pipsでもあった場合、トレードの計画が上手くいかなくなってしまう可能性があります。

その理由は、スキャルピングは1pips単位でトレードの計画を立てていくことが多いからです。スプレッドの狭さだけではなく、表示価格で取引ができるのかどうかを見ることが重要です。

約定力について詳しくはこちらをご参考ください
>FXの約定力とは?約定との違いや注意点、トレーダーができる対処法などを解説

5.集中力や体力、瞬時の判断力が必要

スキャルピングでは、そのときの瞬時の判断力が重要になります。自分なりのルールで取引をしていたとしても、決済の一瞬の迷いで損失が出てしまうこともあります。「相場の動きに合わせて、すぐに決済を決めていたら利益に繋がったはずだ」と、迷っている間に値動きしてしまって後悔をしている、という状態も少なくありません。

このように、相場の動きの判断に迷って決済できない人には、スキャルピングは向かない可能性があります。為替の分析、判断を行うことにハードルを感じるのはFX初心者にとって当たり前ですが、その中でも、何度も注文、決済を行うスキャルピングが特に難しいと感じるかもしれません。

また、短期的な取引を何度も繰り返すため集中力が必要ですし、取引を行う際に疲労を感じやすくなるため、体力も必要でしょう。

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スキャルピングが向いている人ってどんな人?

スキャルピングのメリットやデメリットを説明してきましたが、スキャルピングが向いている人、向いていない人はどんな人なのでしょうか。

スキャルピングに向いている人

・仕事などで忙しく長時間の取引ができない人
・集中力や体力に自信がある人
・短期間で大きな利益を狙いたい人
・毎日淡々と取引を行える人
・気持ちをすぐに切り替えられる人
・自分のルールを持っている人

スキャルピングに向いていない人

・判断力や決断力に自信のない人
・体力や集中力に自信のない人

スキャルピングに向いている人は、自分のルールを持っていてそれを実行できる力のある人ともいえるでしょう。その場限りの売買を繰り返すトレーダーだと、大きな損失を出してしまう可能性があります。

対して、集中力や判断力がない人にとって、スキャルピングはおすすめできない傾向にあります。

スキャルピングで勝つ5つのコツ

FX取引の中でも短期間に取引が終了するスキャルピングでは、向いている人、向いていない人の特徴があります。しかし、だからといって必ず勝てるわけでも、勝てないわけでもありません。まず勝つためのコツを知っておく必要があります。こちらでは、スキャルピングで勝つ5つのコツをご紹介しましょう。

1.取引量の多い通貨ペアを選ぶ

スキャルピングに勝つコツは、「取引量の多い通貨ペアを選ぶこと」です。その理由は、スプレッドが狭いからです。先述したように、スキャルピングをするには取引コストが毎回かかってしまうため、できるだけスプレッドが狭い方が負担が減ります。

また、取引量が多い通貨ということは、経済大国の通貨ということになります。つまり、メジャー通貨同士のペアである場合、売買の取引が頻繁に行われることで、価格が一方的に変わってしまう可能性が低くなります

短期的に取引をする特性を持つスキャルピングは、急変動すると損切りを余儀なくされます。そのようなことを防ぐためにも、できるだけ安定した通貨ペアでの取引をすることがおすすめです。はじめのうちは、メジャー通貨同士のペアでスキャルピングの練習をするのがポイントです。

2.ロンドン~ニューヨーク時間に取引する

スキャルピングで勝つためには、取引時間も重要です。スキャルピングの取引では、1つの事象で価格が一方向的に変化しにくいという傾向があります。つまり、純粋な分析による価格予想ができるということです。

以下が、一日の主な取引時間帯となります。

オセアニア時間:6~8時
東京・アジア時間:8~16時
ロンドン時間:16~24時
ニューヨーク時間:21~翌5時

オセアニアや東京、アジア時間の取引最終時間帯などはあまり変動はないため、スキャルピングの取引をおすすめできません。あまり変動がない取引場では、価格予想が困難であり、利益が取りにくいからです。

最も取引量の多い時間帯は、ニューヨーク市場が開いた21時からロンドン市場がクローズする24時までの3時間ほどです。スキャルピングで勝ちにいきたい人は、16時から24時までに取引するのがおすすめでしょう。

3.利益確定ラインを決める

スキャルピングで勝つためには、利益確定ラインを決めておくのがよいでしょう。利益確定ラインとは、「あらかじめ、この値までいったら決済をする」という、ラインのことです。

スキャルピングは数十秒から数分、遅くても10分以内には取引が終了するタイプの方式です。だからこそ、取引をしているその場で判断をしていると、遅れてしまい、思わぬ損失に繋がってしまう可能性があります。

その事態を防ぐためにも、「利益確定ライン」を決める必要があります。例えば、「必ず5pips利益が出たら確定させる」などと決めておけば、迷ってしまうリスクが減ります。もし決めた値で失敗をしたら、改めて値を設定するのがよいでしょう。

「いつ売ろうか」と悩んでいるうちに、利益が出にくくなることもあるので、スピード感を重視した取引をすることが重要です。

利益確定ライン

4.損切りラインを決める

利益確定ラインとともに決めておきたいのが、「損切りライン」です。スキャルピングはスピード感が重要であることは先ほどもお話しましたが、損切りラインを決めておくと、同じく悩まずに取引ができるのでおすすめです。

もしも、どのくらいの値にすればよいか悩んでしまうという方は、「利益確定ラインと同じ値幅」にするとよいでしょう。

また、スキャルピングに勝つうえでもう一つ大事なことは、「損切りラインを守ること」です。「もう少し頑張れば利益に繋がるかもしれない」と思ってしまう人が多いのもFXの醍醐味ではありますが、ねばっている間に損失が大きくなってしまうこともあります。

損切りラインを守ることで、次の取引への反省点も明確になるので、決めたラインは守る様にしてください。

損切りライン

5.複数の時間足を分析する

スキャルピングに勝つためには、短い時間足を見ることがポイントです。そして1分足や5分足で分析することが重要となります。スキャルピングは短期的な取引タイプであるため、長期的なトレンドを見る必要はありません。

1分、5分先の価格変動を知り、トレンドを把握できるかがカギとなります。初心者の方にとっては、そのトレンドを把握することも難しいかもしれませんが、「移動平均線」・「ボリンジャーバンド」などといった、計測ツールを使ったテクニカル分析をすることで可能となります。

実際にスキャルピングで利益を出しているトレーダーは、1分先だけではなく、複数の時間足を分析していることがわかっています。今の相場がトレンドなのか、それともレンジなのかを判断したり、上位足(1時間足、日足)で注目されているレートなのか、直近の高値、安値なども含めて見ている傾向がありますので、参考にしましょう。

スキャルピングで有効なインジケーター

初心者にとってFXの取引をするためには、どんなインジケーターがあるのかも知っておきたいところでしょう。特にスキャルピングは短い時間で利益を狙いにいく取引タイプなので、しっかりインジケーターを利用するのがおすすめです。こちらでは、スキャルピングに有効なインジケーターについて具体的に説明していきます。

1.サポートラインとレジスタンスライン

FX取引のインジケーターの中で、最もシンプルでわかりやすいものが、「トレンドライン」です。トレンドラインには安値同士を結んだ「サポートライン」、と高値同士を結んだ「レジスタンスライン」の2種類があります。

サポートラインは「下値支持線」とも呼ばれチャートの下部に引かれていて、売買の安値の目安となっています。一方でレジスタンスラインは、「上値抵抗線」と呼ばれ、これ以上相場が上がらないだろうという目安で使われています。

主に上昇傾向時にはサポートラインが、下落傾向の時にはレジスタンスラインがトレンドを示しています。チャート内に2本の直線があり、その中で上下変動を繰り返す場合は、レンジ予測することが可能です。

サポートラインについて詳しくはこちらをご参考ください
>サポートラインとレジスタンスラインとは?引き方や分析方法を徹底解説

2.移動平均線

一定期間の終値の平均を、チャート上に表したものである「移動平均線」は、テクニカル指標の中でも最もポピュラーだといわれています。ほとんどのトレンドフォロー型トレードシステムの基礎といっても良いでしょう。

一定期間の終値の平均を、チャート上に表したものであり、短期線が長期線を下から上に抜ける、いわゆる「ゴールデンクロス」の場合は上昇サインです。対して、短期線が長期線を上から下に抜ける、いわゆる「デッドクロス」の場合は下落サインとしています。

「移動平均線」は、米国のチャート分析家である「J.E.グランビル」が導き出した、価格と移動平均線の位置関係をもとにした、具体的な売買のシグナルです。売り、買いそれぞれ4つのシグナルであるため、「グランビルの8法則」とも呼ばれています。

移動平均線について詳しくはこちらをご参考ください
>移動平均線とは?見方や手法を海外FX初心者向けに解説

3.ボリンジャーバンド

バンドとチャートの位置から、トレンドの強さを測ることができるのが「ボリンジャーバンド」です。統計学を基にし、FXの相場を分析するテクニカル指標のことです。一定期間ボラティリティを計測することで、今後の価格変動範囲が予測でき、とても便利です。

強力トレンドの発生時には、バンドの幅が広がっています。つまり、幅が広がっている時には、トレンド張りで取引をすることがおすすめです。しかし、バンドの幅が狭まっている時には、次回のトレンドの発生に備えていると考えましょう。スキャルピングの取引をしたい時に、ボリンジャーバンドの幅が狭い時には、できるだけ取り引きを控えるのがおすすめです。

ボリンジャーバンドについて詳しくはこちらをご参考ください
>海外FXのボリンジャーバンドとは?おすすめ分析手法や設定値などについて解説します

4.MACD

MACD(マックディー)とは、移動平均線を活用したテクニカル指標のことです。日本語では「移動平均収束拡散法」といいます。MACDは、「MACDライン」と「シグナル」の2つの線を基準に考え、トレンドを予測していきます。

先ほどもお伝えしましたが、下から上にシグナルが抜けた状態を「ゴールデンクロス」、下にシグナルが抜けた状態を「デッドクロス」と呼びます。ゴールデンクロスが発生している時は上昇のサインであり、デッドクロスが発生している時は下落サインと予測することができます。

MACDは上昇下降がわかりにくい時に役立ち、現在の相場から売買のサインを読み取ることができるため、ポジションを決済するタイミングを計りやすくなります。

MACDについて詳しくはこちらをご参考ください
>MACDの使い方!相性が良いテクニカル指標を海外FX初心者向けに紹介

5.RSI

RSIとは「Relative Strength Index」の略称であり、日本語では「相対力指数」と呼ばれます。テクニカル指標の一つであり、一定期間の幅から、売られすぎと買われすぎを判断することが可能です。

基本的には0~100%の範囲で画面に表示され、70〜80%以上であれば「買われすぎ」20〜30%以下となれば「売られすぎ」だと判断することができます。

これを判断すれば、「逆張り」で利益を狙えるようになります。つまり、相場の「反転」を狙う材料として利用し、買われすぎているのであれば「売り」を、売られすぎている場合であれば「買い」を、次のポジションにすることができるようになります。

RSIについて詳しくはこちらをご参考ください
>海外FXのRSIとは?使い方や見方などを徹底解説!

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まとめ

今回はFX初心者でもわかりやすく、スキャルピングについて解説しました。スキャルピングとは、数十秒から数分、最大でも10分以内に取引を完了する方式です。そのため、仕事などで忙しく時間をかけられないというトレーダーの方でも、集中して何度も取引ができるのが最大のメリットといえます。

しかし、集中力や体力が必要であったり、瞬時に判断する力も必要になるため、向いている人と向いていない人がいることでしょう。こちらで説明したメリットやデメリット、向いている人、向いていない人などを参考にしながら、最適な取引方法を探してみてください。