終身雇用への不安や年金問題の不安が募っていく昨今、コロナ渦ということもあり、副業への注目が全世代で高まってきています。中には海外FXを副業にしてみたい、という方もいるのではないでしょうか。とはいっても、海外FXを副業として本当に稼ぐことができるのかどうか、一歩踏み出せないという方もいることでしょう。
また、副業に海外FXを選んでみたいけれど、会社にはバレないのか?、というところも心配だという方もいるかもしれません。そこで今回は、海外FXを副業として本当に選んでも大丈夫なのか、という点にスポットを当てて解説していきましょう。
海外FXは副業になる?
副業に興味はあるけれど、実は副業についての基本的な知識を持っていないという方は、副業をすることに少し抵抗があるかもしれません。また、海外FXを副業として選んでも、稼ぐことができるのかも心配です。まずは、基本的な不安や疑問から解消していきましょう。
そもそも「副業」とはなにか
そもそも副業とは、一体何を指すのでしょうか。副業とは兼業やサイドビジネスなどとも呼ばれ、簡単にいうと、本業以外の仕事などで収入を得ることを指します。雇用形態は様々ですが、アルバイトや在宅ビジネス、内職などに分類することができます。
日本では副業が法律で禁止されていませんので、就業後は基本的には自由に過ごすことが可能です。しかし、勤め先によっては副業を厳禁としていたり、事前に承認を必要とする会社もありますのでしっかり確認をすることが重要です。
海外FXは資産運用のひとつなので副業ではない
それでは海外FXをすることは、副業にあたるのでしょうか。結論からいいますと、海外FXは副業にはあたりません。副業とは「労働への対価」のことを指します。つまり、本業以外のところで労働をし、金銭を得ることが副業の定義です。このような理由から、海外FXは資産運用であり、働いて対価を得ていませんので、副業にはあたりません。海外FXを第二の収入源であると位置づける場合は、副業ではなく「副収入」と呼ぶのが正しいでしょう。
そのため、海外FXを始めたいが、勤めている企業が副業を許しているのかどうかで悩んでいるという方でも、安心して始めることができます。
ただし会社の規定違反になる可能性はある
先述した通り、勤務先によって副業を厳禁としているところもあります。しかし、海外FXは副業ではないので、理屈的には副収入を得ても何の問題もありません。ただし、海外FX取引を昼夜問わず行うことで、業務に支障が出るケースは例外となるでしょう。
そもそも、副業を禁止している企業は、副業をすることで本業がおろそかになってしまうことを懸念しています。例えば明け方まで海外FXの取引をしていて、業務に支障が出た場合などは、服務規律違反、もしくは就業規則違反とみなされることがあるので注意が必要です。
海外FXの副収入を知られたくない場合の対処法
副業ではなくとも、会社には副収入を得ていることを知られたくないという方もいることでしょう。ではどのようにしたら、海外FXの取引を行い副収入を得ていることを周囲に知られないようにできるのでしょうか。こちらではその方法について、具体的に解説しましょう。
1.利益を20万円までに抑える
会社員が副業、並びに副収入を得る場合は、「20万円を超えたら確定申告をしなくてはいけない」という決まりがあります。もちろん、年間20万円を越えなければ、確定申告をする必要はないので周囲に知られることはありません。単純計算してみても、均等に割って毎月1万7千円弱ほどの利益であれば問題ありません。しかし、20万円を超えてしまう場合や、トータルの年収が2,000万円を超える場合は、確定申告が必要になりますので注意しましょう。
2.住民税の納付方法を「普通徴収」にする
先ほどのお話通り、年間の利益が20万円を越さなければ、確定申告不要なので周囲にはバレません。しかし、年間20万円以上の利益が出た場合でも、バレずにすむ方法があります。それは、住民税の納付方法の選択です。
住民税には「特別徴収」と「普通徴収」があります。特別徴収は会社から天引きされて支払う方法で、普通徴収は会社を通さずに個人で納付する方法をいいます。特別徴収は、住んでいる市区町村から特別徴収税額決定の知らせを受け、会社が給料から天引きするシステムです。つまり、給料に変化がないのに徴収額が上がっている場合は、「会社以外で何らかの収入を得ている」と推測されてしまう可能性があります。
3.周囲に口外しないよう注意する
海外FXで副収入を得ているとバレたくない時は、周囲の人に口外しないようにすることが大事です。社内などで仲の良い人だけに話しているつもりが、他の人の耳にも入ってしまい噂が広まってしまうというケースもあります。
会社は狭い世界なので、誰か一人に知られてしまうと、あっという間に広まってしまうということも考えられます。そのためにも、社内ではできるだけ話をしない、周囲に人がいないことを確認してから話すなどの対策をとることが必要でしょう。
4.急に派手なお金の使い方をしない
勤務先のお給料以外に海外FXで利益を出したら、当然ながら旅行や買い物をしたいと思う人もいるでしょう。しかし、突然高価な商品を購入したり、華やかな生活をし始めてしまうと「同じような給料なのに、その収入源はどこから出たのか」と不思議に思われてしまうかもしれません。
いつもよりも利益が出ると嬉しさのあまり、誰かに話したくなったり、今まで欲しかった商品をすぐに購入してしまいたくなるかもしれませんが、万が一利益が出たとしても、できるだけいつもと同じように生活をすることを心がけることが重要です。
海外FXでほんとに稼げるの?
「海外FXをしたいけれど、ほんとに稼ぐことができるのか」と、疑問を持つ人もいることでしょう。どうせ海外FXをするのであれば、やはり利益を得たいところです。それでは実際に海外FXでは、稼ぐことができるのでしょうか。今回は海外FXをする際に知っておきたいことをお話します。
海外FXは副収入として人気がある
海外FXをして本当に稼ぐことができるのかと、中々始められないという方もいるはずです。海外FXは副業と違い始めやすいのが魅力です。副業をするとなると、まずは職探し、本業以外の安定した空き時間の確保など、始める前に時間がかかってしまうこともあります。しかし、海外FXはスタート地点でのハードルが低いため、思い立った時に始めることができると人気があります。
また、海外FXはハイレバレッジの取引ができるところがポイントなので、上手に利用すれば短期間で効率よく利益を出すことも可能です。レバレッジとは、「テコの原理」とも呼ばれていて、少ない資金で多くの資金の取引をする手法のことを指します。
思ったように利益がでない可能性はある
先述した様に、気軽に始めることができる海外FXではありますが、もちろん利益がでない可能性もありますので始める際には慎重に取引を開始しましょう。海外FXは経済の動向だけではなく、社会情勢なども関係してきます。そのため、あらゆる角度から分析をする必要があります。
最初からあまり大きい利益を狙わず、取引に慣れていくことに重点を置くことが大切です。小額取引を繰り返し、ある程度取引に慣れてきたら、次は大きな利益を狙いにいくのがおすすめです。
海外FXを副収入として行うメリット
海外FXは副業ではなく「副収入」であるため、始めやすいということは分かりましたが、海外FXを副収入として行うメリットとは、一体どこにあるのでしょうか。海外FXを始めてみたい方にとって重要なのは、始めた際のメリットです。そこで今回は、海外FXの具体的なメリットについて解説していきましょう。
1.誰でも気軽に始められる
FXや投資という言葉を聞くと、内容だけでなく、取引を開始するための準備も大変なイメージがあるかもしれません。そのため、「自分には到底できない」と思っている人も多いでしょう。
しかし、海外FXは本人確認が取れれば基本的に誰でも始められます。近年では、スマホアプリにも対応しているため、スマホひとつあれば手軽に始められます。無料アプリもあるため、口座も手軽に開設できるのも嬉しいところです。気になる人が、すぐにお試し感覚で始めることができます。
2.デモトレードで練習ができる
海外FXには、「デモトレード」というシステムが用意されています。デモトレードとは、本番と同じ取引画面を使ってトレードの練習ができるシステムです。仮想の通貨を使うので、損失を負っても実際のお金での支払い義務は生まれません。
仮想のお金はFX取引所から配布されるため、元手ゼロからデモトレードを始められます。いきなり投資を始めるのは不安だという人は、まずデモトレードから始めてみましょう。
3.少額から始められる
先述したように海外FXには、「レバレッジ」という機能があります。レバレッジとは、自己資金の何倍以上もの金額で取引をすることができるシステムです。例えば、10万円の資金が必要な取引をしたいが、自己資金が少ないといった時には、レバレッジが100倍の取引の場合、1,000円で投資ができるようになります。
10万円を用意するのは難しいという人でも、1,000円であれば用意がしやすくなります。そのため、多額の資金を用意できないという人でも海外FXを気軽に始めることができます。
レバレッジについて詳しくはこちらをご参考ください。
少ない資金で利益拡大!?FXのレバレッジとは?計算方法や制限もご紹介
4.大きな利益を狙える
先ほど説明した「レバレッジ」には、もうひとつの特徴があります。それは利益にもレバレッジがかかることです。
例えば、レバレッジ1倍で500円の利益を得たとします。仮に、この取引がレバレッジ100倍だった場合は500円の100倍=5万円の利益になります。このように、レバレッジをかけることは取引に必要な資金を少なくできて、大きな利益を狙えるため一石二鳥です。
5.24時間取引が可能
海外FXでは、24時間取引が可能です。土日は取引できませんが、平日であれば朝から晩まで取引ができます。そのため、例えば早起きしてトレードをしたり、寝る前に少し取引したりと、自分の生活スタイルに合わせたトレードができます。
通勤、通学時間が長いのであれば、その時間を使って取引しても良いかもしれません。自分の好きな時間に取引ができるのは、海外FXならではの魅力です。
6.景気に左右されずに稼げる
海外FXや投資と聞くと「安く買って高く売るもの」といったイメージを持たれている人もいるかと思います。しかし海外FXには、「高く売って安く買う」という逆のパターンも存在します。
例えば、通貨の価格が100円だとします。このときに、「売り」の注文を入れます。その後、通貨の価格が99円まで下がったタイミングで「買い」の注文を入れます。
実は、この場合でもその差額が利益になります。そのため、世の中が好景気のときは「買い」で利益を狙い、不景気のときは「売り」で利益を狙うという戦略を立てることができます。
7.情報が豊富だから勝ちやすい
昔は海外FXをしているトレーダーの数は、ごく少数でした。それゆえ、海外FXに関する情報が少なく、手探りで攻略していた人も多かったのではないでしょうか。
しかし、今では多くの人が海外FXにチャレンジするようになりました。そのため、取引手法やリスク管理の方法など、現在ではさまざまな情報が無料で出回っています。海外FXは、「利益を出しやすい副収入や副業を探している」という人におすすめできる可能性が高いのではないでしょうか。
8.トレーダーを守るシステムが充実している
海外FXには、「ロスカット」という機能があります。ロスカットとは、損失が一定ラインに達すると強制的に決済され、取引を終了するシステムを指します。例えば、ロスカットのラインが20%だったとします。資金10万円であれば、8万円の損失を負った瞬間に、取引会社が代わりに決済を行ってくれます。このロスカットにより、トレーダーは全財産を失わずに済むという仕組みです。このようなトレーダーの資産を守るシステムがあるため、海外FXは比較的安全に取り組める投資といえます。
ロスカットについて詳しくはこちらをご参考ください。
ロスカットとは?仕組みや計算方法、回避方法について
9.借金を負わない
海外FXにはロスカットのほかに、「ゼロカットシステム」という機能もあります。ロスカットについては先ほど説明しましたが、相場が急変したりシステムエラーが発生したりすると、ロスカットが機能しない場合があります。そうなれば、全財産以上の損失を負う場合もあるでしょう。
国内FXでは、全財産以上の損失を負った場合は「追証(おいしょう)」と言って不足分を支払わなければいけません。例えば、投資資金10万円なのに対して20万円の損失を負った場合、不足分の10万円を取引会社に支払う必要があります。
しかし、海外FXでは不足分の支払い義務が発生しません。トレーダーの損失分は投資資金までで、残りの不足分は取引所が負担してくれます。これがゼロカットシステムです。つまり、海外FXなら基本的には投資で大きな借金を負うことはありません。
ゼロカットシステムについて詳しくはこちらをご参考ください。
海外FXのゼロカットシステムとは?導入理由やロスカットとの違いについて
10.経済や世界の動向に詳しくなる
海外FXの為替レートは、世界の経済情勢等により影響を受けます。この為替レートの変動を見ながら取引をすることになるため、例え少額であったとしても経済情勢等に敏感になり、知らず知らずに取引をしながら経済や世界情勢の動向に詳しくなっていきます。例えば「米国の雇用統計が悪化して相場が大きく動いた」などという話も、自然とできるようになるでしょう。
海外FXを始める4つのステップ
ここまで具体的な海外FXのメリットや、副業ではなく「副収入になる」という話をしてきましたが、実際に海外FXを始めるためにはどのようなことをしたら良いのでしょうか。今回は、海外FXを始めたい初心者の方が知っておきたい4つのステップをご紹介しましょう。
1.FX業者を選ぶ
海外FXを始めたいと思っても、どの会社を選ぶべきかというところで悩んでしまうという方もいることでしょう。国内、海外問わず、FX会社は数多くあるため、特徴を知らないと選ぶことが難しくなってしまいます。まずは自分のスタイルに合ったFX会社を選ぶことが重要です。例としては、スプレッドの狭さや、希望の取引通貨を扱っているか、また取引ツールが扱いやすいかなどをチェックすると良いでしょう。スプレッドとは通貨ペアの買う時の価格と、売る時の価格の違いの差のことを指します。
2.口座開設をする
どのFX会社にするか決まったら、次は口座開設をします。口座開設にはほとんどのFX会社で本人確認書類とマイナンバーカードが必要になるため、スムーズに開設するためにも、手元に用意してから始めると良いでしょう。口座開設の基本的な流れは簡単です。
1.メールアドレスを登録
2.認証番号を受け取ったら画面入力
3.口座開設画面にアクセスできたら、名前、住所などの本人情報を入力
4.必要事項の確認
5.本人確認書類を提出して終了
本人確認書類の提出はスマホで完了できるFX会社も多く、一日程度で口座開設ができるため初心者でも簡単にできます。FX会社により違いはありますが、一般的に本人確認書類として使用できるのは主に次の書類です。
運転免許証
各種健康保険証又は共済組合員証
パスポート
各種福祉手帳(顔写真付き)
特別永住者証明書
印鑑登録証明書
住民票の写し又は住民票記載事項証明書
3.口座に証拠金を入金する
口座開設が完了したら取引の前にまずは口座に入金します。会社にもよりますが、主に海外FXの口座への入金方法はいくつかあり、クレジットカード入金、海外送金、銀行振込とクイック入金などがあります。
クイック入金はインターネットバンキングを利用して行う方法で、手数料無料、即時入金が可能です。銀行振込は銀行窓口やATMから入金を行いますが、手数料は自己負担となることが多く、入金の反映にも時間がかかります。FX会社によっては、最低入金額が決められている場合もあるので確認しましょう。
4.トレードを始める
先ほど「海外FXを副収入として行うメリット」のところで先述しましたが、実際に海外FXのトレードを始めるにあたり、デモトレードを行うことをおすすめします。デモトレードは本番さながらのトレード体験をすることができ、初心者でも実戦に出る前に経験を積むことが可能です。取引ツールの使用感や、どのように使ったら良いかなどが分からない初心者の方には、デモトレードはぴったりです。実際に取引をするツールを使うため、本番の取引でも動じずにトレードをすることができるでしょう。
FXの始め方について詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXの始め方とは?取引手順や利益を得るコツを紹介します
ライフスタイルに合うトレード方法を考える
日中は忙しくて中々相場を確認できない人もいれば、時間に融通が利くためある程度相場を確認できる人もいるでしょう。このように、ライフスタイルは人によってさまざまです。トレード方法は、ライフスタイルによって合う・合わないがあります。ここでは、ライフスタイル別におすすめのトレード方法を紹介します。
スキャルピング
スキャルピングとは、数秒から数分単位の小さな取引を繰り返して利益を狙うトレード方法です。低いリスクでトレードができるといったメリットがあります。少ない資金で始められるのもスキャルピングのメリットでしょう。
デメリットは、チャート画面に張り付く必要があることです。いわゆる「ほったらかし投資」ができないので、FXのための時間を確保する必要があります。スキャルピングは、以下のようなライフスタイルの人におすすめです。
・FXをするためのまとまった時間を確保できる人
・9時〜15時までの間にトレードの時間を確保できる人
スキャルピングについて詳しくはこちらをご参考ください。
>FXのスキャルピングのやり方を覚えて短期トレードに挑戦!デイトレードとの違いも解説
デイトレード
デイトレードとは、1日で売買を完結させるトレード方法です。資金効率がよいといったメリットがあります。上手くトレードできれば、素早く資金を増やせるでしょう。相場の暴騰や暴落などに巻き込まれにくいのもデイトレードのメリットです。
デメリットは、テクニカル分析に依存することです。テクニカル分析が使えないとデイトレードで利益を得るのはほぼ不可能なので注意してください。デイトレードは、以下のようなライフスタイルの人におすすめです。
・1日に3〜5回ほど相場を確認する時間を確保できる人
・16時からトレードの時間を確保できる人
デイトレードについて詳しくはこちらをご参考ください。
>FXのデイトレードは初心者にもおすすめ!短期のスキャルピングとの違いとは
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間単位の大きな取引を繰り返して利益を狙うトレード方法です。短期の値動きを気にする必要がないといったメリットがあります。ゆったりとトレードができるので、時間的にも精神的にも余裕を持てるでしょう。
デメリットは、トレードの回数が少なくなることです。数ヶ月に1回しかトレードをしないというケースも珍しくありません。スイングトレードは、以下のようなライフスタイルの人におすすめです。
・忙しくてトレードにあまり時間を割けない人
・ゆったりとした生活を送っている人
スイングトレードについて詳しくはこちらをご参考ください。
>FXのスイングトレードとは?メリットや勝つためのコツも紹介
ポジショントレード
ポジショントレードとは、数週間から数ヶ月、場合によっては数年単位で取引を行うトレード方法です。メリットは、一度に得られる利益が最も多いこと。一度の取引で数十万円〜数百万円の利益を得られることもあります。相場の流れに乗るだけと取引戦略がシンプルなのもポジショントレードのメリットでしょう。
デメリットは、失敗した際に負う損失額が大きくなりやすいことです。ポジショントレードは、以下のようなライフスタイルの人におすすめです。
・貯蓄が好きである程度まとまった資金を用意できる人
・経済や世界情勢などのニュースが好きな人
ポジショントレードについて詳しくはこちらをご参考ください。
>ポジショントレードは長期トレード向け!スワップポイントを狙ったやり方もご紹介
副収入として海外FXを始める際の注意点と対策
ここまでの説明でも、海外FXを副収入にすれば、メリットなどが大きいことは分かります。しかし、初心者の方が知りたいのは、海外FXをする上で気を付けるべき注意点やその対策ではないでしょうか。初めての海外FX取引で失敗をしないためにも、まずは海外FXの注意点と対策方法について解説していきましょう。
1.お金が減るリスクが伴う
海外FXはロスカットや、ゼロカットシステムがあることでリスクが低いとはいえ、海外FXも、もちろん損失を出せばお金が減ります。理想はお金を減らさないことですが、現実的にお金を減らさずに投資するのは不可能です。
そのため、大きな利益をねらったり、お金を1円も減らさないように努力するのではなく、大きく減らさないように努力することが大切かもしれません。
2.簡単に始められるが簡単に稼げるわけではない
海外FXは、スマホひとつで簡単に始められます。副収入の中でも簡単に始めやすいと言っても過言ではないかもしれません。しかし、簡単に始められるのと簡単に稼げるのは別の問題です。
お金を稼ぐ以上、基本的な知識やそれなりの努力が必要です。海外FXを始めるのなら、基本的な知識なども知っておくと良いでしょう。何も努力しなくても簡単に稼げるということではありません。
3.短期間で稼ごうとしない
基本的に投資のリスクとリターンは比例します。例えば、1ヶ月で10万円稼ごうとすれば、1ヶ月で10万円失うリスクも付きまといます。リスクを低くしたい方は、なるべく「長期で稼ぐ」という意識でトレードに臨むと良いかもしれません。長期で稼ぐことを目的にすれば大きく失敗する確率が大幅に下げられます。
4.分析方法を勉強せずに取り組んでしまう
海外FXの取引場では、初心者からベテランまで色々な人がトレードをしています。何十年も相場を見ているベテランや、高度なプログラムで売買を繰り返す自動売買が、初心者と同じように取引をします。当然、しっかりした知識や経験がない人が、そのような経験を積んだベテランにかなわないのは当然のことです。ビギナーズラックと言うことも有り得ますが、ビギナーズラックがずっと続くことはないと思っていた方が良いでしょう。
経験だと思い少額投資をするのは良いですが、大きなロットでの取引は相当なレベルに達しない限り避けるべきです。
FXの勉強法について詳しくはこちらをご参考ください。
>FXの勉強方法5選!海外FX初心者が最低限覚えておくべきこととは?
5.損切りラインを徹底していない
海外FXの取引を始める際には、「自分が決めた一定水準まで来たら、含み損を抱えているポジションを決済し、損切りをする」というルールを設けておくのがベストです。一度損失を確定させて仕切り直すのが、大きな損失を出さずに取引を行うポイントでもあります。
トレードをしているうちに迷いが生じ、この損切りができずに含み損のポジションを放置してしまうと、損失が拡大する可能性があります。また、投資資金が拘束されることもあり、新たなトレードチャンスを掴みにくくなります。あらかじめ自分なりに損切りをルール化してから、トレードをするようにしましょう。
損切りについて詳しくはこちらをご参考ください。
>FXの損切りとは?利益確定よりも重要と言われている4つの理由とは
まとめ
今回は海外FXは副業ではなく「副収入」であるため、本業に支障が出なければ問題なく取引をすることができるという話を中心として解説しました。しかしながら取引を始めるうえで、「本当に稼げるのか?」、また「メリットとはどんなことなのか?」などの疑問を少しでも解決できるように、具体的なメリットや、海外FXを始める4つのステップ、さらに注意点と対策までを説明しています。
副収入を目的として海外FXを始めることは、ハードルが低く挑戦しやすいため、デモトレードなどで経験を積みながら自分のトレードスタイルを確立してみてはいかがでしょうか。