テクニカル分析とは?メリット・デメリットや上手く使うコツについて徹底解説!

テクニカル分析とは

FXの取引をする際に参考にして欲しいものが、相場分析です。相場分析の方法には、大きく分けて「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ分析」の2つがあります。分析方法といわれても、初心者の方はどんなメリットやデメリットがあり、どのように取引に役立ててよいかわからないという方もいることでしょう。

そこで今回は「テクニカル分析」について、基本知識や上手に使うコツなども含めてご紹介していきます。「分析方法を習得して相場分析に役立てたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

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テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、過去の値動きをグラフ化したチャートを使い、相場を分析したり予測する手法のことです。実績に基づいた相場の予測方法の一つで、FXで取引をする場合は、このような分析方法を用いながら相場の上昇や下落する予測を立てるのが一般的です。相場の動きは勘や運を頼りにするのではなく、分析方法を役立てながら予測するのが重要なポイントとなります。

テクニカル分析を利用することで、サインとなる「パターン」を読めるようになり、「買い時」や「売り時」のタイミングを見計らうことができるようになります。

トレンド系の指標を使ったテクニカル分析

1つ目は、トレンド系の指標を使ったテクニカル分析です。トレンド系のテクニカル指標は現在の相場のトレンドを示すものであり、利益が出る可能性があるトレンドサインを見つけ出すことが得意です。

具体的には、移動平均線やMACDなどを使います。例えば、MACDのゴールデンクロスやデットクロスなどを狙って取引をしていくようなやり方です。トレンド系の指標を使ったテクニカル分析は、順張り手法と相性が良いのが特徴です。

オシレーター系の指標を使ったテクニカル分析

2つ目は、オシレーター系の指標を使ったテクニカル分析です。オシレーター系のテクニカル指標は、「相場が買われすぎ、または売られすぎ」の状況であることを判断する際に活用します。現在のトレンドに逆らって利益を出すことが、主な目的となります。

具体的にはRSIやRCIなどを使います。例えば、RSIを使い30%を下回ったら買い注文を、70%を上回ったら売り注文を入れていくというようなやり方です。オシレーター系の指標を使ったテクニカル分析は、逆張り手法と相性が良いのが特徴です。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析

経済動向を見極める際に、「経済指標」「金融政策」「要人発言」などの要因が相場に影響を与える可能性があるということを覚えておきましょう。主にその3つに重点を置き、相場の予測をしていくのが得策です。そこで活躍するのが、「ファンダメンタルズ分析」という方法です。

ファンダメンタルズ分析とは、各国の経済や政治の動向などから相場を分析する方法です。しかし、ファンダメンタルズ分析は、各国の経済状況や金融政策なども理解しておくことが重要であるため、初心者には難しいのが難点です。

もしも、FX初心者の方が参考にするのであれば、テクニカル分析がおすすめです。テクニカル分析は、基本的な見方さえ覚えてしまうと、あとは自動で複雑な計算なども行ってくれます。

ファンダメンタルズ分析について詳しくはこちらをご参考ください。
>ファンダメンタルズ分析とは?長期投資を行うなら身に付けたい相場分析方法について解説!

最低限覚えておきたいテクニカル分析

先述した通り、テクニカル分析は、「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類に分かれ、中でも初心者にはテクニカル分析がおすすめです。具体的にテクニカル分析にはどのような種類があるのでしょうか。こちらで詳しく説明しましょう。

ローソク足

FX取引の分析をする時に最も使われるチャートが、「ローソク足」です。ローソク足はチャート分析の基本であり、1日や1週間、1ヶ月などの単位期間を定め、始値(OPEN)、高値(HIGH)、安値(LOW)、終値(CLOSE)の4本値の値動きを時系列に沿って表示したものです。名前の通りローソク形になっており、一目で値動きが分かるのが特徴です。

また、その形や複数のローソク足の組み合わせにより、相場のトレンドや転換点などを示すサインを読み取ることができます。

ローソク足

ローソク足には始値より終値の方が高かった場合のローソク足の陽線と、始値より終値の方が安かった場合のローソク足の陰線があります。例えば大陽線が出れば相場の上昇が続いたり、上影陰線が出れば下落へ転換するのを示しているなどともいわれているので覚えておきましょう。

ローソク足について詳しくはこちらをご参考ください。
>ローソク足の基本的な見方からシグナルのポイントまで徹底紹介

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の価格(通常は終値)の平均値の変化をチャート上にグラフで表したものです。移動平均線をチェックすることで、相場のトレンドが一目でわかります。移動平均線が上向きであれば「上昇トレンド」、下向きであれば「下降トレンド」、横ばいなら「もみ合い局面」と見分けられます。また、価格が移動平均線の上側にあれば強い相場、下側にあれば弱い相場と判断します。

移動平均線はどの期間を平均としてとるかにより、短期線、中期線、長期線とに分類できます。3本の並びの順序から、トレンドを読み取るのが基本とされています。

移動平均線

短期線が長期線を下から上へ突き抜けたら(ゴールデンクロス)「買いのサイン」、反対に短期線が長期線を上から下へ突き抜けた場合(デッドクロス)は「売りのサイン」です。

移動平均線について詳しくはこちらをご参考ください。
>移動平均線とは?見方や手法を海外FX初心者向けに解説

チャートパターン(種類)

チャートパターンとは、「トレンドの転換や継続を予測する相場分析方法」のことを指します。サポートラインやレジスタンスラインのように、チャート上へ線を引き、いくつかの型を覚え相場分析します。チャートパターンをいくつか覚えておくと、相場分析のスピードや精度を上げることも可能です。利益を出すためにも、ぜひ色々なチャートパターンを頭に入れておきましょう。

チャートパターン名 分析内容
ヘッド&ショルダートップ(三尊天井) ・転換型のチャートパターンで、上昇トレンドの終わりを分析。
・一番高い高値(頭)があり、その両サイドに一番高い高値よりも安い高値(肩)が存在する。
ヘッド&ショルダーボトム(逆三尊) ・転換型のチャートパターンで、下降トレンドの終わりを分析。
・中央に一番安い安値(頭)があり、その両サイドに一番安い安値よりも高い安値(肩)が存在する。
ダブルトップ ・転換型のチャートパターンで、上昇トレンドの終わりを分析。
・2つの高値がほぼ同じ価格で推移。
ダブルボトム ・転換型のチャートパターンで、下降トレンドの終わりを分析。
・2つの安値がほぼ同じ価格で推移。
トリプルトップ ・転換型のチャートパターンで、上昇トレンドの終わりを分析。
・3つの高値がほぼ同じ価格で推移。
トリプルボトム ・転換型のチャートパターンで、下降トレンドの終わりを分析。
・3つの安値がほぼ同じ価格で推移。
ソーサートップ ・転換型のチャートパターンで、上昇トレンドの終わりを分析。
・高値圏である程度上下に行ったり来たりする揉み合いが発生し、その形が受け皿のようになる。
ソーサーボトム ・転換型のチャートパターンで、下降トレンドの終わりを分析。
・安値圏である程度上下に行ったり来たりする揉み合いが発生し、その形が受け皿のようになる。
上昇三角保ち合い ・保ち合い型のチャートパターンで、上昇トレンドの継続を分析。
・高値はほぼ同じ価格で推移し、安値は段々と切り上がっていく。
下降三角保ち合い ・保ち合い型のチャートパターンで、下降トレンドの継続を分析。
・安値はほぼ同じ価格で推移し、高値は段々と切り下がっていく。
上昇ボックス(長方形)型 ・保ち合い型のチャートパターンで、上昇トレンドの継続を分析。
・上値抵抗線と下値支持線を上下に行ったり来たりする。
下降ボックス(長方形)型 ・保ち合い型のチャートパターンで、下降トレンドの継続を分析。
・上値抵抗線と下値支持線を上下に行ったり来たりする。
上昇ペナント型 ・保ち合い型のチャートパターンで、上昇トレンドの継続を分析。
・上値抵抗線が右下がりで、下値支持線が右上がりの形となる。
下降ペナント型 ・保ち合い型のチャートパターンで、下降トレンドの継続を分析。
・上昇ペナント型と同様に、上値抵抗線が右下がりで、下値支持線が右上がりの形となる。
上昇フラッグ型 ・保ち合い型のチャートパターンで、上昇トレンドの継続を分析。
・上値抵抗線と下値支持線が右下がりの斜め平行線となっている。
下降フラッグ型 ・保ち合い型のチャートパターンで、下降トレンドの継続を分析。
・上値抵抗線と下値支持線が右上がりの斜め平行線となっている。
上昇ウェッジ型 ・転換型と保ち合い型の両方のチャートパターンで、上値抵抗線を上抜ければ上昇トレンド、下値支持線を下抜ければトレンド転換と分析。
・上値抵抗線と下値支持線に抑えられながら、段々と値動きが限定的となり先端がとがっていく。
下降ウェッジ型 ・転換型と保ち合い型の両方のチャートパターンで、上値抵抗線を上抜ければトレンド転換、下値支持線を下抜ければトレンド継続と分析。
・上値抵抗線と下値支持線に抑えられながら、段々と値動きが限定的となり先端がとがっていく。

チャートパターン

チャートの種類について詳しくはこちらをご参考ください。
>FXチャートの種類と見方を覚えてトレードの勝率を上げよう!

トレンドライン

トレンドラインとは、相場の方向性を分析する際にチャート上へ引く線のことで、線を引くだけでトレンドを分析することができる優れものです。

トレンドライン

相場はもともと、「トレンド相場」「レンジ相場」の2種類しかありません。その中でもトレンド相場は、一般的な為替相場全体の3割ほどとなっています。残りの7割がレンジ相場です。数字だけ見るとトレンド相場の方が少なく感じますが、トレンド相場は一度発生すると長期的な継続が見込めるため大きな利益につながりやすいのが特徴です。

トレンドラインには、「相場が下降トレンドの場合に、価格がこれ以上は上昇しないと分析するレジスタンスライン(上値抵抗線)」と、「相場が上昇トレンドの場合に、価格がこれ以上は下落しないと分析する線サポートライン(下値支持線)」の2種類があります。見方や引き方を知れば初心者の方でも利益を狙いにいけるため、取引前に覚えておくのが良いでしょう。

トレンドラインについて詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXのトレンドラインとは?役割や手法、注意点などを徹底解説!

精度を上げたい方におすすめのテクニカル分析

先述したように、テクニカル分析を知っていると取引に役立てられますが、さらに精度をあげたい方におすすめのものがいくつかあります。初心者の方でも、よりスムーズに取引をしたいという方のために、すでにお伝えしたテクニカル分析のほかに、一体どのようなテクニカル分析があるのかを詳しくご紹介しましょう。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとはテクニカル指標の一つで、米国の投資家である「ジョン・ボリンジャー」が考案したものです。移動平均線を中心とし、その上下2本ずつある標準偏差と呼ばれる合計5本の線で表します。ボリンジャーバンドには、覚えておきたい4つの形状があります。

ボリンジャーバンド

1つ目が「スクイーズ」です。スクイーズとは「もみ合い相場」のことで、バンドの幅が狭くなっている状態を指します。スクイーズ状態ではボラティリティ(価格変動)が低くなってしまうので、大きな利益を期待できる相場状況ではないということが判断できます。

2つ目が「エクスパンション」です。エクスパンションとは、バンドの幅がスクイーズよりも拡大している状態でトレンド発生時に見られます。大きな利益を出せる可能性が高まります。

3つ目は「ポージ」です。ポージはバンドの幅が最も拡大したところで、その後はバンド幅が縮小に向かうことから、トレンド反転の可能性が高まります。

最後は「バンドウォーク」です。バンドウォークはローソク足が±2σのラインに沿って並んでいる状態で、トレンドが継続している時に見られます。これが継続する限りは、トレンドの続伸に期待できます。

ボリンジャーバンドについて詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXのボリンジャーバンドとは?おすすめ分析手法や設定値などについて解説します

一目均衡表

日本初のテクニカル分析法として知られているのが、「一目均衡表」です。時間的な概念に注目し、非常に難解な理論で作られた指標であり、相場のバランスを視覚的に捉えることができます。しかし、一目均衡表は理解をすることが難しいとされ、初心者にはハードルが高いかもしれません。とはいえ、多くのトレーダーが利用し「分析に有効である」と評価しているテクニカル分析の一つであるため、ポイントを抑えて活用するのが理想的です。

一目均衡表には「転換線」「基準線」「先行スパン1」「先行スパン2」「遅行スパン(遅行線)」の5つの線、そして「雲」と呼ばれる帯があるのがポイントです。中でも「転換線」「基準線」「雲」が重要で、この3つの位置関係に注目することで、あらゆるサインが見えるようになります。

一目均衡表

一目均衡表の基本的な使い方で重要なポイントを簡単に説明します。

・日足を使うべきであること。
・転換線と基準線が交差するポイントは相場の転換の目安であること。
・先行スパン1と先行スパン2の位置関係を見ること。
・遅行スパンとローソク足の位置関係を見ること。
・雲とローソク足との位置関係から相場の動向を読み取ること。

移動平均線について詳しくはこちらをご参考ください。
>移動平均線とは?見方や手法を海外FX初心者向けに解説

MACD

MACDは「マックディー」と呼び、移動平均線を発展させたテクニカル分析です。トレンドの方向性を測るのに最適なテクニカル指標の一つであり、「より新しいデータほど価値が高く、データが古くなればなるほど価値が減少する」という考え方に基づいているのが特徴です。

シグナルを下から上へ抜けたら「ゴールデンクロス」と呼び、買いのサインです。反対に、シグナルを上から下へ抜けた場合には「デッドクロス」と呼び、売りのサインとなります。二つのラインが交差する角度も重要であり、交差する角度が浅ければ「弱いサイン」、深ければ「信頼性が高いサイン」と判断することが可能です。

MACD

注意したいのはもち合い相場で、小さなゴールデンクロスやデッドクロスが出現しやすくなりますが、信頼性に欠けるものが多いということです。また、急激な下落や上昇といった相場変動についていけないことがあります。価格の上昇ペースは落ちたが、「じり高」や「じり安」傾向が続き、プラス圏を維持するといった場合には、トレンドに逆らった売買サインを出しやすくなるのも特徴ですので注意しましょう。

MACDについて詳しくはこちらをご参考ください。
>MACDの使い方!相性が良いテクニカル指標を海外FX初心者向けに紹介

RSI

RSIとは「Relative Strength Index」の略で、相対力指数のことです。オシレーター系の代表的なテクニカル指標であり「現在の相場が上昇と下降のどちらに傾いているのか」を表しています。ある一定期間(一般的には14日間)の変動幅の中で、上昇値幅の合計はどれだけあったのかを0%から100%の数値で示すのが特徴です。

つまり、ある一定期間の中の上昇幅や下落幅をもとにし「買われすぎ」、「売られすぎ」を見分けるのに役立ちます。例えば、ある一定幅の中で相場が上がったり下がったりを繰り返す「もち合い相場」などでは、RSIが有効となります。

RSI

具体的には、70%以上だと「買われすぎ」とされ、30%以下だと「売られすぎ」と判断されます。相場が反転した場合「買われすぎ」なら売りのサイン、「売られ過ぎ」なら「買いのサイン」です。反対に大きなトレンドがある際には、有効ではない場合があるので注意しましょう。

RSIについて詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXのRSIとは?使い方や見方などを徹底解説!

ストキャスティクス

ストキャスティクスもまた、先述したRSIと同様に「買われすぎ、売られすぎ」を見分けることができる指標です。見方も同じように上部70%が「買われすぎ(売りサイン)」、下部30%が「売られすぎ(買いサイン)」となります。現在のレートを過去の一定期間の値動きと比較するのが特徴で、100%に近いほど買われすぎ、0%に近いほど売られすぎと判断します。

ストキャスティクス

このストキャスティクスが有効なのが、ボックス相場です。ボックス相場とは上限と下限の価格が決まった範囲の中で上下している状態の事でボックス相場では、相場反転時に有効なシグナルを発して機能します。しかし、上昇や下降トレンドの場合には、売買サインを読み取りにくいというのが難点です。

また、ストキャスティクスには3つの線があります。一定期間の価格を100とみなした場合、現在の価格はどのあたりに値するのかを示すテクニカル指標で、その値は割合で示されるため3つの線は「%」で表示されます。

・%K(パーセントK)
・%D(パーセントD)
・Slow%D(スローパーセントD)

ストキャスティクスは、2種類あります。1つ目の「%Kと%D」の「ファストストキャスティクス」は、シグナルが多く出ますが、テクニカル分析などで得られた結論が逆に相場が動いてしまう「だまし」に遭遇しやすいので注意が必要です。対して2つ目の、「%Dと%SD」の「スローストキャスティクス」は、シグナルが出る回数は少ないですが、だましに遭遇しにくく実践向きといえます。

ストキャスティクスについて詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXのストキャスティクスとは?逆張りを仕掛けたいトレーダー必見!

RCI

RCIは「Rank Correlation Index(順位相関指数)」の略で、一定期間の日付(時間)と価格、それぞれに順位をつけることで取引に活用します。互いにどれだけの相関関係があるのかを求めることで、相場の勢いを知ることができるようになるのが特徴です。

RCI

RCIはRSIと同じように、価格変動がどれだけ上昇、または下降してきたかを表し「買われすぎ」「売られすぎ」といった相場を示して似た動きをします。しかし、RCIのラインは比較的滑らかなのが特徴で、RSIに比べて値動きの方向性を捉えやすいといわれています。ただし、RCIでは価格の変動幅が考慮されないのが難点で、急騰時や急落時の反応が鈍いというデメリットもあります。

また、オシレーター系(逆張り)とトレンド系(順張り)の両方の性質を併せ持つのもRCIの特徴です。そのため、トレンド発生時に「中期線と長期線でトレンドの方向を見て、短期線でその方向に沿ったトレードをする」というような、いわゆる順張りの使い方もできます。

グランビルの法則

グランビルの法則とは、米国アナリストである「ジョゼフ・E・グランビル」氏が考案した相場理論です。移動平均線の傾き、また価格との位置関係などから売買サインを判断します。つまり、移動平均線からエントリーのタイミングを見極めようとする手法です。「200日移動平均線が最も信頼できる」と考案者も説いており、多くのトレーダーも利用しています。

グランビルの法則では「買いサイン」の4パターン、「売りサイン」の4パターン、合計8パターンから売買のサインを読み取ることができます。

4つの買いパターン 内容
買いパターン1 買いの第1段
買いパターン2 押し目買い
買いパターン3 買い乗せ
買いパターン4 自律反発の買い
4つの売りパターン 内容
売りパターン1 売りの第1段
売りパターン2 戻り売り
売りパターン3 売り乗せ
売りパターン4 自律反落の売り

初心者がこの法則を使う場合は、買いパターン1や売りパターン5を狙ってみるのがおすすめです。シンプルなエントリー方法であるため、初心者の方でもエントリータイミングを見つけやすいのがポイントです。

グランビルの法則

グランビルの法則について詳しくはこちらをご参考ください。
>テクニカル分析の基礎「グランビルの法則」とは?グランビルの法則で勝てるの?

ダウ理論

ダウ理論とは、米国の証券アナリストである、チャールズ・ダウが考案した「マーケット理論」のことです。6種類の基本法則で構成されているのが特徴です。基本は平均株価で語られる法則ですが、先物や為替などあらゆる市場でも応用することができるとされています。実際に多くのトレーダーがダウ理論を参考にしてトレードをしており、ダウ理論なくして相場は語れないと言われるほど、重要な相場分析方法です。

基本原則1:平均価格は全ての事象を織り込む
市場価格に影響を与えるあらゆる要因は、平均価格に織り込まれる(反映される)という考え方。

基本原則2:トレンドは3種類ある
継続する期間に応じて、トレンドは長期トレンド(プライマリーサークル)、中期トレンドセカンダリーサークル)、短期トレンド(マイナーサークル)の3種類に分類される。

基本原則3:主要トレンドは3段階からなる
主要トレンドは、先行投資家が参入する「先行期」、プロの投資家が参入する「追随期」、一般の投資家が参入する「利食い期」の3段階がある。

基本原則4:平均は相互に確認するべき
ダウ理論が述べている2つの平均(工業株平均や鉄道株平均)の景気は相互関係にあるので、どちらかが不景気のままの場合は、本当のトレンドとは言えないだろうというもの。2つの平均を相互に確認すべきであるという考え方。

基本原則5:トレンドは出来高でも確認が可能
「強いトレンドが発生するときは、出来高も上昇する」という法則がありますが、価格が上昇しても出来高が上昇しないケースもあり、このような場合はトレンド転換を示唆。ただし、この理論はFXではあまり有効ではないとされているので、頭の片隅に入れておく程度でも良い。

基本原則6:明確な転換シグナルが発生しない限りトレンドは継続
「基本的にトレンドは継続する」というのが、ダウ理論の考え方。多少のズレで、トレンドの転換を決めつけてはいけないということが重要。

平均足

平均足とは、トレンドの流れを視覚的に把握しやすいチャートです。上昇基調が強いと陽線が連続し、下落基調が強いと陰線が連続して表示されますが、平均足を表示させておけば、一目でトレンドの流れを把握できます。トレンドの把握ができると、売買判断を下しやすいのがメリットです。

平均足

平均足はローソク足と似ているように見えますが、平均足のほうがトレンドを把握しやすいのがポイントです。平均足チャートでは、上昇局面では上ヒゲのある陽線が続き、上ヒゲの長い陽線が連続した場合には、強い上昇トレンドであると判断することができます。対して、下ヒゲがある陰線の連続は下降トレンドと判断できます。

平均足はトレンドが発生している相場では確かに活躍しますが、レンジ相場では扱いにくいという特性があります。トレンド相場では、「平均足が陽線に転じたら買い、陰線に転じたら売り」ですが、レンジ相場では、このようなサインはだましに終わる可能性があるので注意しましょう。

エリオット波動

エリオット波動とは、米国の株式アナリスト「ラルフ・ネルソン・エリオット氏」が提唱したチャート理論です。わかりやすくいうと、「相場の値動きには5つの上昇波と3つの下降波という周期的なパターンがある」というものです。

もともとは株式市場で参考にされていたものですが、現在はFX取引でも役立つと多くのトレーダーが活用しています。エリオット波動には、5つの上昇波、3つの下降波、それぞれ波の中に、入れ子構造のような形でさらに小さな5つや3つの波があるのが特徴です。

エリオット波動

このエリオット波動を活用して利益を出したいという時は、第3波の波に乗るのがおすすめです。第3波は5つの推進波の中でも特に値幅が大きくなる可能性があるため、利益を狙いやすいからです。

エリオット波動は難しそうですが、実は周期性を掴むことができさえすれば、トレンドを予測しエントリーポイントを検討する際の参考になります。

エリオット波動について詳しくはこちらをご参考ください。
>エリオット波動とは?特徴やチャートパターンについて徹底解説!

パラボリック

パラボリックとは、RSIやDMIなどを開発した「J.Wワイルダー氏によって開発されたテクニカル指標」です。多くのトレーダーがSAR(ストップ&リバースポイント)と価格の位置関係から、現在のトレンドを確認するのに活用します。SARがローソク足の下にある場合「上昇トレンド」、上にある場合は「下降トレンド」と分析するのが一般的で、上手に活用できると相場のトレンドや転換点を予測できます。

パラボリックはトレンド発生時には有効活用ができるテクニカル指標ですが、レンジ相場ではだましが多くなるというデメリットがあります。だましの対策としては、パラボリックに他のテクニカル指標を混ぜる2つの方法があります。

パラボリック

1.パラボリック+DMI(ADX)
価格の変動幅から、トレンドの有無や強弱を読み取る指標です。

2.パラボリック+MACD
「MACD」と「シグナル」の二つの移動平均線と棒グラフから、売買サインやトレンドの強弱を読み取る指標です。

上記で紹介したDMI(ADX)とMACDをパラボリックと併用して使用することでだましが発生しても対策を講じることができる可能性が高まります。

ピボット

ピボットは、方向性のない相場で利益を出すことを目的とする「リアクション・トレンド・システム」とも呼ばれているテクニカル指標です。前日の高値・安値・終値から計算される7本のラインにより、当日のサポートラインやレジスタンスラインとなりそうな水準を分析するために活用できます。具体的な7本のラインは以下の通りです。

ピボット

・HBOP(ハイブレイクアウトポイント)
・R2(第2レジスタンスライン)
・R1(第1レジスタンスライン)
・P(PIVOT、ピボットポイント)
・S1(第1サポートライン)
・S2(第2サポートライン)
・LBOP(ローブレイクアウトポイント)

逆張りと順張りの両方の使い方ができるのが、ピボットの特徴でもあります。S1・S2・R1・R2の4本のラインは、基本的に逆張りの目安となります。反対に、価格がHBOPやLBOPに達したら「トレンド相場に入った」と判断でき、順張りトレードを行うのが一般的です。

フィボナッチ・リトレースメント

フィボナッチ・リトレースメントとは、フィボナッチ比率と呼ばれる比率を用いて、反発や反落のポイントを見極めるテクニカル指標のことです。トレンド相場において活用できるのが特徴です。実はトレンド相場であったとしても、価格が直線的に上昇や下降をするわけではありません。

上昇トレンドでの一時的な下落を「押し目」、下降トレンドでの一時的な上昇を「戻り目(戻り)」と呼びます。フィボナッチ・リトレースメントは、「どれくらいの水準が価格の転換点となるか」などを分析するのに有効です。

フィボナッチ・リトレースメント

FXの取引上で、直近の高値と安値を選択すると自動的に0%、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、76.4%、100.0%などのラインが引かれます。これは、フィボナッチ比率に基づいているからです。特に「23.6%、38.2%、61.8%」のラインには注目すべきで、サポートライン(下値支持線)やレジスタンスライン(上値抵抗線)になりやすいといわれているので着目しましょう。

フィボナッチについて詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXのフィボナッチとは?使い方や種類、上手く使うコツを紹介します

DMI

DMIは「Directional Movement Index」の略語であり、日本語で「方向性指数」と呼ばれているテクニカル指標です。RSIを開発した「J.W.ワイルダー」氏が考案した指標であり、トレンド相場で機能しづらい「オシレーター系指標の弱点をカバーするため」に作られました。「+DI」「-DI」「ADX」という3本のラインにより、トレンドの有無や強弱を判断するために活用されます。

DMI

ライン名 判断できる内容
+DI 上昇力の強さを示し、相場が上昇すると上昇。
相場が下落すると下降する傾向があるのが特徴。
-DI 下降力の強さを示し、相場が下落すると-DIは上昇。
相場が上昇すると-DIは下降する傾向があるのが特徴。
ADX トレンドの強さを示す。
上昇相場、下降相場かに関わらず、トレンドの勢いが強くなるほどADXは上昇するのが特徴。

DMIでは、+DIと-DIのクロスから売買サインを読み取ることができるので、初心者の方でも慣れれば取引に役立てることが可能です。

テクニカル分析の7つのメリット

テクニカル分析を知ってさえいれば、初心者の方でも「取引がしやすい」と実感する方も多いはずです。とはいっても、テクニカル分析にはFXの取引上で、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。こちらでは、初心者でもFX取引をスムーズに行うために、7つのメリットについてご紹介します。

データの信頼性が高い

テクニカル分析のメリットは、データの信頼性が高いことです。例えば、「ファンダメンタルズ分析」を行う場合、経済指標や要人発言などの情報が必要になるのですが、それらの情報は人を介して得る必要があるため、どこかで内容やニュアンスが微妙に変わってしまう恐れがあります。

しかし、過去のチャートデータは誰も変えられません。つまり、テクニカル分析は、信頼性が高いデータをもとに未来の値動きを予想していくことができると言えます。

プロとほぼ同じ速度で情報を得られる

テクニカル分析のメリットは、プロとほぼ同じ速度で情報を得られることです。やはりファンドや銀行などと比べると、個人トレーダーに情報が伝達されるまでに多少のラグがあります。

FX取引では1秒の狂いが損失に繋がる場合もあるため、情報伝達のラグは大きな障害になります。しかし、チャートはリアルタイムで更新され続けるため、ファンドであっても個人トレーダーであっても、ほぼ同じ速度で情報を得ることができます。

相場の流れを瞬時に把握できる

テクニカル分析のメリットといえば、相場の流れを瞬時に把握できることです。チャートというのは、レートの流れを分かりやすく表したものです。つまり、チャートを見ると、今どのような相場かが瞬時に分かるようになっています。

FX取引ではこの「瞬時に相場を判断する」というのが重要になってきます。先ほども説明したように、1秒の狂いが損失に繋がる場合がありますが、テクニカル分析を使えば、相場の流れを瞬時に把握できるため、そのようなリスクを低くすることができます。

様々な情報を一度に把握できる

テクニカル分析のメリットとして、様々な情報を一度に把握できることもあげられます。例えば、現在アメリカでは何が起きているのか、ヨーロッパの投資家たちはどのような戦略を描いているのかといったことを、全て把握していくのは不可能です。

しかし、チャートにはそれらすべての結果が詰められています。そのため、全世界のニュースや投資家のシナリオを把握できていなかったとしても、チャートを見れば「どのようなことが世界で起こっているのか」、「トレーダーはどのようなシナリオを描いているのか」をある程度は把握することができます。

エントリーから決済ポイントまでを明確にしやすい

テクニカル分析のメリットは、エントリーから決済ポイントまでを明確にしやすいことです。例えば、「将来的に米ドル/円が上昇する」という情報があったとしても、その情報だけではどのタイミングで通貨を購入すれば利益を得られるのか判断できません。

しかし、チャートを見れば、「そろそろ売られ過ぎているから買い注文を入れよう」と具体的なエントリーポイントを見つけることができます。決済ポイントを明確にしたい場合は、エントリーポイントの考え方を持ってくれば良いだけなので非常に簡単です。

短期の値動きを予想しやすい

テクニカル分析のメリットは、短期の値動きを予想しやすいことです。ファンダメンタルズ分析は、経済状況や要人発言などを参考に投資シナリオを立てていくため、短期的な投資シナリオは立てにくいと言えます。

しかし、テクニカル分析は直近のチャートを見て、投資シナリオを立てていくため、短期的な投資シナリオは比較的立てやすいと言えます。

プロと同じ情報を得られる

テクニカル分析のメリットは、プロと同じ情報を得られることです。プロは、経済指標や要人発言とは別に、実際にその国に足を運んだりその国の経営者にインタビューしたりと、個人でやるには難しいような行動で情報を収集していきます。

そのため、どうしてもプロと個人とでは情報に差があるのが現状です。しかし、「プロ用のチャート」と「個人用のチャート」というのは存在しないため、チャートからはプロと同じ情報を得ることができます。

IS6FXが気になったら

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テクニカル分析の7つのデメリット

テクニカル分析には先述した通りメリットもありますが、その反面デメリットもあります。良い面だけ知っていてもスムーズな取引ができないため、デメリットも知っておく必要があります。ここでは初心者の方でもわかりやすいように、テクニカル分析のデメリットをご紹介しましょう。

情報量が多い

テクニカル分析のデメリットは、情報量が多いことです。チャートを見るだけなら一見シンプルな行為ですが、分析となると非常に奥が深いのが相場分析です。例えば、同じチャートがあったとしても、一人一人違う見方をすることも珍しくありません。

そのため、短期トレードなら短い時間軸だけを、長期トレードなら長い時間軸だけを見るというように、初めのうちはなるべく分析する時間軸を少なくしましょう。

外部要因の把握に時間がかかる

テクニカル分析のデメリットは、外部要因の把握に時間がかかることです。例えば、ドル円(USDJPY)のチャートが急騰した場合には必ず理由がありますが、チャートを一生懸命見ていてもなぜ急騰したのかは判断が難しいと思います。

そこで重要になってくるのが経済指標や要人発言なのですが、テクニカル分析をメインにしている場合、「急騰する→理由を探す」というステップを踏むことになります。そのため、どうしてもファンダメンタルズ分析を行っている投資家よりも外部要因の把握に時間がかかってしまうのです。

手法が多い

テクニカル分析のデメリットは、手法が多いことです。嬉しいデメリットと考えることもできますが、現在テクニカル分析の手法は数百通りもあると言われています。

そのため、手法が多いことで、「どの手法を使えば良いのか」と、混乱してしまう可能性があります。そうならないために、海外FX初心者のうちは1つの手法に絞った分析を徹底することをおすすめします。

期待値を含んだ取引ができない

テクニカル分析のデメリットは、期待値を含んだ取引ができないことです。投資の基本概念に、値上がりが期待できるものを購入するという考えがあります。このような買い方は、ファンダメンタルズ分析では可能なのですが、経済成長や将来の見通しを無視して取引を行うテクニカル分析では基本的に不可能です。

そのため、「将来的にドル円(USDJPY)が上がるだろうから、今のうちに通貨を購入しておこう」といった予測は、基本的にできないので注意が必要です。

常に正しいわけではない(常に勝てるわけではない)

テクニカル分析は、常に正しいわけではありません。チャートには「だまし」が発生することがあるからです。実はこのだましという現象は、頻繁におきます。だましとは、チャート分析上では「売買サイン」が出たとして、実際には元のレンジ水準に戻り、売買サインが取り消されてしまうという現象のことを指します。

チャート分析をメインとするトレーダーは、短期売買が中心です。短期売買はゼロサムゲーム(参加者の全員の損益の総額がゼロ)になりがちです。そのため、常に勝てるわけではありません。チャートポイントは分かりやすいのが特徴ですが、機敏な動きをする投資家がチャートポイントを逆手にとることもあります。

臨機応変な対応が難しい

テクニカル分析のデメリットの1つに、臨機応変な対応ができないということがあげられます。テクニカル分析は、過去のデータをもとにして将来を予想していきます。そのため、予測できなかった企業の不祥事などで株価が急落した場合など、過去の動きと異なる変化が起きた場合には、臨機応変な対応ができないのが難点です。

あくまでデータで予測するため、他の方法などで確認をしながらテクニカル分析を活用するのが良いかもしれません。

分析結果が人によって異なることがある

エリオットウェーブ、つまり、「相場にはパターンがあり一定のサイクルを描きながら繰り返すという理論」を活用したチャートなどで分析をする場合は、分析結果が分析者により異なることがあります。これは、分析方法が確立されているわけではないため、それぞれが算出した結果になります。

そのため、分析結果をそのまま信じて鵜呑みにしてしまうと、損失を出してしまう可能性があるので注意しましょう。

テクニカル分析を上手く活用するコツ

テクニカル分析がどんなものかを知っても、上手く活用できないと意味がありません。FX初心者にとって、テクニカル分析はただでさえハードルが高いものです。しかし、コツをつかめばそこまで難しくないのがテクニカル分析でもあります。そこでここでは、テクニカル分析を上手く活用するコツをご紹介します。

100%機能するとは考えない

海外FX初心者は、「使った手法が一度機能しなかっただけで使えないと判断し、別の分析方法に乗り換えよう」とする傾向があります。

チャートはランダム性も含まれているため、相場自体が教科書通りに動くとは限りません。そうなると、もちろん手法も機能しない場合があります。海外FXの手法は簡単に取得できるものでもないので、最初は上手くいかなくても、なるべく使い続けてみることをおすすめします。

1つの手法にこだわらない

1つの分析方法で全ての相場の分析はできません。手法も完ぺきではないため、例えば上昇トレンドでは機能しても、下降トレンドでは全く機能しないという場合も多々あります。

そのため、上昇トレンドで使う手法はA、レンジ相場で使う手法はB、そして指標トレードで使う手法はCといった風に、海外FXで勝っていくためには相場状況に合わせた手法を複数用意しておくことが大事です。

ファンダメンタルズ分析も使う

FXで利益を狙いにいくために必要なのが、国や企業などの経済状態などから先行きを予想する分析方法の「ファンダメンタルズ分析」です。その理由が、テクニカル分析が機能しない理由として、「ファンダメンタルズ」が要因としてあげられることがあるからです。

実は、テクニカル的には買いのサインがでていたとしても、国の経済が下降気味だと、その通貨は長期的には価格を下げることがあります。そうなると、ファンダメンタルズ分析が必要になります。

FX取引をする際には相場変動の理由がどんなものなのかにより、分析方法を変えることがポイントとなるでしょう。

損切りポイントを決めておく

FXでは損切りがとても重要です。しかし、多くのトレーダーがこの損切りをすることができていないのが現状です。損失を出したケースの50%以上は損切りが原因だといわれていますので、ぜひ取引前に損切りポイントを決めておくことをおすすめします。

ポジションを保有したあとでは、「もう少し待てば相場が回復するかも」と待ってしまうことがあり、損切りに踏み切れないことがあるので事前に決めることが重要です。損切りポイントを決めたら、取引内でしっかりと守ることができるかがカギとなります。

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まとめ

今回はFX取引で必要となる「テクニカル分析」について、基本知識やメリット、デメリットなどに注目して解説しました。テクニカル分析は初心者の方にとってはハードルが高いかもしれませんが、慣れてしまえば取引に活用することができるようになります。

利益を狙いにいきたい時には、運や勘に頼ることは得策ではありません。今回の記事内に記載した「活用のコツ」なども参考にしながら、できるだけその取引や相場にあった分析方法を上手に活用し、取引するように心がけてみてください。