海外FXで勝つために必要な勝率は?10%でも十分勝てる!

FXで勝つためには、取引を成功させて利益をしっかり確保していく必要があります。しかし、SNSやニュースサイトなどを見ると勝率50〜60%でも負けている人がいます。一体、いくらの勝率が必要なのでしょうか。

今回は、その疑問を解消するためにFXで勝つために必要な勝率について説明します。勝率と同じレベルで意識をしたい損益比率や勝率を上げる方法などについても説明するので、ぜひ参考にしてください。最後に、利益を出すためにするべきことと勝率・利益を上げる最短の方法についても説明をします。

【結論】海外FXで勝つために勝率は関係ない

結論から申し上げますと、海外FXで勝つために勝率は関係ありません。実際、勝率90%でも大負けしているトレーダーはいます。一方で、勝率10%でも数百万円~数千万円を稼いでいるトレーダーもいます。そのため、勝率ばかりを追い求めないように注意しましょう。

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海外FXでは勝率よりも「損益比率」の方が大切?

損益比率とは、取引における利益額と損失額の比率のことです。リスクリワードレシオとも言われます。損益比率を確認すれば、取引全体でどのくらいの利益・損失が出ているのかが分かります。取引の振り返りや資産状況の把握に役立つので、FXトレーダーは有効活用しましょう。次の段落から、計算方法や必要性などについて説明します。

損益比率の計算方法

損益比率は、以下の計算式で求めることができます。

損益比率 = 利益が出た取引の平均利益 ÷ 損失が出た取引の平均損失

例えば、直近の取引成績が「1,000円・−600円・1,800円・−1,400円・300円」だとしましょう。この場合は、以下の計算式が成り立ちます。

利益3,100円 ÷ 損失 − 2,000円 = 1.55

損益比率が1以上であれば、損失よりも利益の方が上回っているという意味です。そのため、今回の例は利益の方が大きいということになります。

勝率を意識しなくていいというわけではない

損益比率が高ければ、たとえ勝率が低くてもしっかり利益を確保できます。この結果から「勝率よりも損益比率の方が大切」と言う人がいますが、決してそうではありません。損益比率が低くても、勝率が高い戦略で取引をすればしっかり利益を確保できるからです。

FXでは、損益比率と勝率の両方を意識しながら、戦略を立てたり取引をしたりすることが大切です。バランスを考慮しつつ、自分の取引スタイルに合わせながらトレード戦略を立てるようにしましょう。

FXで勝率を上げるためにはどうすればいい?

FXの相場は、不規則に動きます。そのため、「こうすれば勝てるようになる」とは言い切れません。しかし、勝率を上げる大まかな考え方・行動はあります。プロのトレーダーや機関投資家も実践していることなので、ある程度信頼できるでしょう。それでは、FXで勝率を上げるためにはどうすればよいのか説明します。

FXの基本「トレンド分析」を追求する

FXで利益を得る基本は「トレンドフォロー」です。トレンドフォローとは、相場の流れに沿ってエントリーをし、利益を得る手段です。この取引手法の成功確率を上げるためには、トレンド(相場の流れ)を見極められるようにならなければいけません。トレンドは、以下のように判断しましょう。

・移動平均線が右肩上がり:上昇トレンドが発生している
・移動平均線が右肩下がり:下落トレンドが発生している
・移動平均線が横ばい:トレンド相場が発生している

とにかくトレードを繰り返し行う

「上達には量と質、どちらがよいのか」と悩む人が多いでしょう。いろいろな考え方がありますが、まずは「量」をこなしてみることをおすすめします。分析→取引→反省を何度も繰り返していると、徐々に相場や通貨ペアの特徴が把握できてくるからです。特徴が把握できれば最適な戦略も感覚的に分かってくるので、勝率の高い立ち回りができるようになってきます。

いきなりお金をかけたくない人は、デモトレードを活用しましょう。実際の取引チャートを見て、相場を分析するだけでもかなり練習になります。自信がついてきたら実際にお金をかけてみてください。

トレード日記(トレードノート)は必ずつける

ある程度、取引の量をこなし、FX自体に慣れてきたら次はトレード日記をつけるようにしましょう。トレード日記には、取引で反省した内容次に活かせそうな部分などを書き出してください。これを繰り返すと、自分のクセが分かってきます。

例えば、「メジャー通貨の18時以降の勝率が悪い」というイメージです。このように課題が生まれたらそれを解決できるように戦略や取引スタイルなどを見直しましょう。

トレードルールの作り方について詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXのトレードルールの作り方!最低限決めておきたいことは?

FXの損益比率で利益を出すためにするべきことは?

FXの損益比率で利益を出すためには、資金管理を徹底することが大切です。有効証拠金や証拠金維持率などを確認して、負けないように立ち回りましょう。また、損切りのタイミングを決めたり取引回数を絞ったりするのも大切です。ここでは、そのような損益比率で利益を出すためにやるべきことをいくつか紹介します。

資金管理は徹底する

海外FXで勝つために、最も大切なのはこの資金管理です。なぜなら、資金がなければ投資できないからです。どれだけ凄いテクニックがあっても、どれだけ凄い知識があっても資金がなければそれらを活かせません。初めは資金を増やすよりも資金を守ることに意識を向けましょう。資金を守るためにおすすめの方法は、以下の通りです。

・含み損が投資資産の2%になったら損切りをする
・相場が穏やかなメジャー通貨(ドル円やユーロドルなど)で取引をする
・相場が比較的穏やかな東京時間とロンドン時間で取引をする
・少ない資金から始める

損切りするタイミングを予め決める

海外FXで利益を得たいのであれば、損切りするタイミングを予め決めておくことが大切です。海外FXで負ける人は、大抵損切りができていません。損切りができず、大きな損失を負って投資資金が全てなくなるというパターンが非常に多いです。

資金がなくなれば知識もテクニックも活かせません。損切りを徹底し、損失を最小限に抑えられるようにしましょう。ひとつの例として、損切りの目安を紹介します。

・スキャルピング:10pips以内
・デイトレード:10〜30pipsほど
・スイングトレード:100pipsほど
・ポジショントレード:100〜500pipsほど

損切りについて詳しくはこちらをご参考ください。
>FXの損切りとは?利益確定よりも重要と言われている4つの理由とは

取引回数を絞る

海外FXで利益を得たいのであれば、取引する回数を絞ることが大切です。中には、「エントリーする回数を増やせば勝てる回数も増える」と思い込んでいる人もいるでしょう。これは半分当たっているのですが、半分間違ってもいます。正確には、「勝率が高い場所のエントリーを増やせば勝てる回数が増える」です。

しかし、海外FX初心者が、いきなり勝率が高い場所をたくさん見つけるのはほぼ不可能です。海外FX初心者は、取引する回数を絞って勝率が高い場所を見極めましょう。なお、一般的に「トレンドフォロー」でエントリーをするのが、勝率が高くなりやすいと言われています。

得意なエントリーポイントを1つ見つける

海外FXで利益を得たいのであれば、得意なエントリーポイントを1つ見つけることが大切です。得意なエントリーポイントが1つできるだけで、安心感が違いますし、何より海外FXの成績が安定します。

得意なエントリーポイントを見つけられない場合は、「押し目」を狙いましょう。押し目とは、上昇トレンド中に一瞬チャートが下降するポイントのことです。押し目でエントリーできると、うまくトレンドに乗れる確率が高くなります。もしくは、レジスタンスライン・サポートラインの反発部分をひとつのエントリーポイントとしてみてください。

押し目買い・戻り売りについて詳しくはこちらをご参考ください。
>順張りを味方に付けよう!FXの押し目買い・戻り売りについて解説!

テクニカル分析の手法を絞る

海外FXで利益を得たいのであれば、テクニカル分析の手法を絞ることが大切です。理由は、10個のテクニカル分析を身につけるよりも、得意と言えるテクニカル分析を1つ身につけた方が成績はよくなりやすいからです。

海外FX初心者におすすめのテクニカル分析は、「移動平均線」です。移動平均線とは、一定期間の終値の平均値を一本の線にしたテクニカル指標で、相場の流れやエントリー・決済タイミングを探りたい場合に役立ちます。オールラウンドに活躍するテクニカル指標として非常に人気なので、ぜひ使ってみてください。

移動平均線について詳しくはこちらをご参考ください。
>移動平均線とは?見方や手法を海外FX初心者向けに解説

取引する通貨ペアを絞る

海外FXで利益を得たいのであれば、取引する通貨ペアを1〜3つに絞りましょう。FX初心者におすすめの通貨ペアは、ドル円やユーロドルなどのメジャー通貨です。メジャー通貨は、流動性が高く、相場が比較的落ち着いています。ゆっくりと相場を分析できるので、勝率の高い取引ができるようになるでしょう。

また、スプレッド(2つの通貨の価格差)が狭いといった特徴があります。取られるスプレッドが少ないため、利益を得られる確率が高くなります。マイナー通貨は、メジャー通貨で取引を行い、ある程度FXや相場に慣れたら扱うようにしましょう。

初心者が選ぶべき通貨ペアについて詳しくはこちらをご参考ください。
>初心者が選ぶべき通貨ペアとは?通貨ペアの特徴と選び方を徹底解説!

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【FX初心者向け】勝率や利益を上げる最短の方法

闇雲に練習をしてもFXは上達しません。むしろ、取引の成績が悪くなることがあります。これを防ぐために、勝率・利益を上げる正しい取り組み方を覚えましょう。正しい手順で練習をすれば、最短でFXが上手くなることが期待されます。それでは、FX初心者なら実践したい勝率・利益を上げる最短の方法を紹介します。

ステップ1:海外FX取引所で口座を開設する

まずは、海外FX取引所で口座を開設しましょう。なぜなら、口座がないとFXができないからです。国内FX取引所ではなく海外FX取引所をおすすめする理由は、3つあります。

・損失を無条件で抹消してくれる「ゼロカットシステム」が導入されているため
・1,000倍以上のレバレッジをかけられるため、少額から始められる
・一定ライン以下であれば、税金は海外FXの方が安い

特に「ゼロカットシステム」があるのは海外FX最大の魅力です。ゼロカットシステムが導入されていれば、どれだけ損失を負っても借金を負うことはありません。

ゼロカットシステムについて詳しくはこちらをご参考ください。
>海外FXのゼロカットシステムとは?導入理由やロスカットとの違いについて

ステップ2:5つの基礎知識を覚える

次は、「5つの基礎知識」を覚えましょう。具体的には以下について覚えてください。

・レバレッジ:少ない資金で大きな取引ができるシステムのこと
・スワップポイント:通貨ペアの金利差から発生する利益のこと
・ロスカット:大きな損失を防ぐためにFX取引所が用意している救済措置のこと
・スプレッド:売買するときの手数料のこと
・ロングとショート:ロングは「買い」、ショートは「売り」という意味でどちらもエントリー/決済するときに使う

余裕があれば、「通貨ペアの値動きの特徴」「取引手法」も覚えましょう。

ステップ3:少額から取引の経験を積む

基礎知識を覚えたら、次は口座に入金して少額から取引の経験を積みましょう。まずは、その取引所が定めている「最小ロット数」から取引を始めてください。最小ロット数から始めれば、負う損失は最小限に抑えられます。

例えば、0.1Lot(1,000通貨)から始めれば、100pipsの損失を負っても1,000円のマイナスで済みます。この程度であれば、大きなダメージにはならないでしょう。そして、海外FXに慣れてきたら取引ロット数を徐々に上げていくことをおすすめします。

ステップ4:実践と改善を繰り返す

実際にFXの経験を積めたら、あとは改善を繰り返すだけです。ノートに日々の取引結果を記録し、なぜ今回は上手くいったのか、なぜ前回は失敗したのかなどを分析しましょう。分析したら、必ず改善策も出してください。

改善策が出せたら、その策が合っているかを実際の相場で確かめましょう。これを繰り返すと、自分なりの勝ち筋が見えてきます。勝ち筋が見えたら、あとはそれを機械的に繰り返すだけです。

【応用編】FXに慣れたら実践すべき5つのポイント

ある程度取引をしてFXに慣れてきたら、ファンダメンタルズ分析について勉強しましょう。相場分析の幅が広がるため、掴めるチャンスも多くなります。また、トレンドを読んだり投資特有の考え方を学んだりするのもおすすめです。ここでは、そのようなFXに慣れたら実践すべき5つのポイントを紹介します。

ファンダメンタルズ分析について知る

ファンダメンタルズ分析とは、各国の経済データを活用して値動きを予測する相場分析方法のひとつです。この分析方法を活用して、経済指標が国際的にどのような経済的影響を与えるのか学びましょう。これが分かると、今後訪れる可能性が高いリスクを事前に避けられるようになります。

ファンダメンタルズ分析を学ぶ際は、経済的なニュースも意識的にチェックするようにしましょう。経済のニュースはもちろん、政治や世の中の流れなども相場分析のヒントになるため、気になることはメモしておくことをおすすめします。

ファンダメンタルズ分析について詳しくはこちらをご参考ください。
>ファンダメンタルズ分析とは?長期投資を行うなら身に付けたい相場分析方法について解説!

トレンドを読む

FXでは、「トレンドを読む」ことが非常に重要です。そのため、現在のトレンドを読む能力をさらに磨きましょう。おすすめの方法は、「レジスタンスライン、またはサポートラインを活用する」ことです。チャートがレジスタンスラインを上回ったら上昇トレンドが発生、サポートラインを下回ったら下落トレンドが発生したと判断しましょう。

トレンドには、方向性がない「レンジ相場」と呼ばれるものもあります。このレンジ相場はいずれトレンド相場に変わるため、レンジ相場が形成されている場合は次の動きに注目しましょう。

トレンドの見極め方について詳しくはこちらをご参考ください。
>FXのトレンド転換・トレンド継続の見極め方とは?ポイントと注意点を解説

「頭と尻尾はくれてやる」に従う

「頭と尻尾はくれてやる」とは、「全ての利幅は取らずに、一部だけ取る」という考え方です。例えば、今からトレンドが形成される可能性が高いとしましょう。しかし、本当に形成されるのか分からないため、初動は見逃します。エントリーをするのは、確実にトレンドが形成されたと判断できたタイミングです。

その後は利益を伸ばしていくのですが、どこまでトレンドが継続するかは分かりません。そのため、安全に「トレンドがまだ継続する」というサインが出ている状態で利益確定をします。この立ち回り方が今回の考え方です。ローリターンではありますが、かなり安全なので万人におすすめできます。

FXのプロの手法を学ぶ

単語や取引手法などの知識をある程度つけたら、次は実践で取引をする準備をしましょう。ここで、おすすめなのが「FXのプロの手法を学ぶ」ことです。プロはFXを専業にしているため、勝つための取引にこだわっています。そのため、プロが実践していることをひとつでも多く取り入れれば、自分も勝てる可能性が高まります。

資産の管理方法やエントリーのタイミングなど、気付きはすべてメモしましょう。なお、プロトレーダーのSNSアカウントをチェックして学ぶのもひとつの手です。

専業トレーダーになる方法について詳しくはこちらをご参考ください。
>FXで専業トレーダーになるには?プロには向いていない人の5つの特徴も紹介

注文方法を学ぶ

FXの注文方法は、大きく「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3つに分けられます。

概要
成行注文 売買価格を指定しない注文方法
指値注文 現在よりも有利な価格で出す注文方法
逆指値注文 現在よりも不利な価格で出す注文方法

成行注文は素早く注文を出したいときにおすすめで、指値注文・逆指値注文は成立価格をコントロールしたいときにおすすめです。相場の状況自分の性格などを加味しながら、最適な注文方法を選ぶようにしましょう。

成行注文・指値注文・逆指値注文について詳しくはこちらをご参考ください。
>成行注文・指値注文・逆指値注文とは?特徴や使い方のコツを徹底解説!

まとめ

今回は、海外FXで勝つために必要な勝率について説明しました。結論、必要な勝率は損益比率によって異なります。損益比率が低い場合は高い勝率が必要ですし、損益比率が高ければ勝率は低くても構いません。

勝率10%でもしっかり利益を確保して勝てていけるのがFXです。ただし、現実は高い勝率を維持するのが難しいと言えます。そのため、低い勝率でも勝っていけるように損益比率が高い取引を目指しましょう。損益比率を高めて利益を出していく方法は今回の記事で説明をしているので、忘れたらぜひ見返してください。